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山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

アイゼン・ピッケルワーク講習(ステップ2/中級技術編)

2023-12-11 11:20:04 | 講習
12月10日は、金毘羅の岩場でアイゼン・ピッケルワークの中級技術編の講習を行いました。
この金毘羅も今シーズン3回目、やはり朝から日没までガッツリの一日でした。


金毘羅に入る前にトイレ休憩に利用させていただく「里の駅 大原」
毎週日曜日開催の大原名物「大原朝市」には大勢の訪問客で大賑わいでした。


大のお気に入りの粕汁でホッコリ温まります。
本当に美味しいので丼ぶり一杯いただきたいくらいです。

ホッコリ気分から入れ替えていつものスケジュールどおり中級技術編の講習開始です。
同じく雪山登山に向けて訓練に来られた山岳会、個人の方、などなどとても大賑わいで混雑の金毘羅でした。


フロントの2本の前爪を使っての登り下りの技術を中心に行う当講習。
先ずは氷雪斜面を想定しての反復練習からスタート。先ずは理論を頭で理解していただいた上で、次に実際に動きを実践することで体に覚え込ませていきます。


約1時間半くらい練習したところで、次は岩場へ移動して岩場での登り方下り方の反復練習です。


高い場所は安全確保を行ってトップロープでやはり登り、下りの反復練習。
ここまで行って前半終了~


後半はやはり実際の雪山登山を想定してザックを背負って行動開始です。


午前中の前半で行った技術を駆使しながら岩場を登っていきます。


雪山なので氷雪斜面を想定して急なルンゼ状の所をひたすら激下り。




途中の小岩壁で登り下りの反復練習を繰り返しながら上をめざして、山頂直下、いよいよ最後の岩場です。非常に急な岩壁ですが、本日の総決算的な登りで越えます。


秋に逆戻りのポカポカの金毘羅でしたが、やはり気候と視覚は連動するのか、眺める大原の里も秋の装いに見えました。




下山もやはりしっかり練習しながら下ります。
先ずは懸垂下降から下山開始。


その後も急な岩場を下ったり、氷雪を想定した急斜面を下ったりしながらの下降です。
途中から今回もやはりヘッデン行動でした~
という訳で今回もガッツリ練習していただきました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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アイゼン・ピッケルワーク講習(ステップ1/入門技術編)

2023-12-11 10:22:34 | 講習
12月9日は、宝塚の蓬莱峡でアイゼン・ピッケルワークの入門技術編の講習を行いました。


今シーズン3回目の蓬莱峡での講習です。
やはり煌びやかな宝塚駅を後に蓬莱峡へ。


12月とは思えないくらいの暖かい一日でした。蓬莱峡でテント泊をして2日間で練習をされる山岳会の大グループもあったりで皆さん雪山に向けて頑張られていました。


いつものスケジュールどおり先ずはフラットフッティング技術を念入りに反復練習です。


段々傾斜の強い場所へ移っていってそれに伴って足運びも変化させていきます。
腰から下、下半身を中心に重心を考えた歩行技術を身に付けるために出来るだけピッケルを使用しないでアイゼンワークだけで練習を繰り返します。


下半身中心の動きがとても良くなってきたのでようやくピッケルを使っての練習に移行していきます。ひたすら反復練習です。


前半に行った技術のお浚いで様々な斜面を歩き、登り、下り回ります。


後半は荷物を背負って実際の雪山登山を想定してのシミュレーション行動です。
前半で行った技術を更に様々な場所場所に応じた行動の仕方を練習して「生きた技術」にしていきます。


蓬莱峡の一番の展望地からの眺め


前半で行った技術を駆使して様々な状況に対応して行動します。


壮大な蓬莱峡、見るだけでも価値のある場所で練習していても楽しさ倍増です。


登りより下りはやはり難しいですね。ロープで安全確保して下っていただきます。


前を向いたり、横を向いたり、後ろ向きになったり「如何に安全に行動するか」、を考えて行動を繰り返していきます。
一日しっかりアイゼンを履きこんでピッケル使いきって充実の一日でしたね。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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