
あのロバート・ロドリゲスが、あの『プレデター』シリーズの“再構築"による映画化、最新作『プレデターズ』を今製作真っ最中だと言う。
かのアーノルド・シュワルツェネッガー主演の、SF/ヴァイオレンス・アクション映画の最高傑作『プレデター』。
ジャングルを舞台に、シュワちゃん率いる特殊部隊と、重武装した未知のエイリアンとの死闘を描いた本作。
後に沢山の亜種を生み出す程の世界的大ヒットを果たし、そのままの勢いでシリーズ化された。

その「2」では、近未来の真夏の酷暑が襲うロスを舞台に、今度プレデターが警察とマフィアの抗争に乱入。
更に、そこに軍のエイリアン捕獲部隊まで巻き込み、“プレデター”というキャラクターの更なる実態を描き、1作目以上に凄まじい肉弾戦を繰り広げられた。

そして、20世紀フォックスが誇る、大ヒット・ブランドとなり、シリーズの3作目への期待が高まった。
その時、監督・脚本候補に挙がっていたのが、テキサスが生んだギターを抱えた暴れん坊ロバート・ロドリゲスだった。
ロドリゲスは傑作アクション映画『デスペラード』の大ヒットにより、ハリウッドの超新星として勢い付いていた。
だが、脚本も完成し、シュワちゃんの再起用も決定していた筈だが、何故かロドリゲス監督による『プレデター3』はそのまま闇に埋もれてしまう。
この裏には、シュワちゃんのアクション・スターとしての人気の翳りもあったが、フォックス社が抱えるもう一つの看板/大ヒット・シリーズ『エイリアン』と、この「プレデター」の仁義なき戦いを描いた『エイリアンVSプレデター』の映画化に向けて本格的に動き始めた事が大きい。

しかし、『AVP』は原作がコミックであり、複雑に入り組んだ権利関係の問題、そして相応しい脚本が完成しなかった事もあり、映画化には企画から10年も掛かってしまった。
一方ロドリゲスは、多少の浮き沈みを経験しながらも、ハリウッドにてヒット・メイカーとして確固たる地位を確立していた。
時は巡って、アレから15年。
遂にロドリゲス監督の書いた『プレデター3』の脚本、『PREDATORS』が映画化される事になった。

その背景にあるのは、『AVP』シリーズ(個人的には大好きです:笑)の作品としての評価の低さ、そして興行的な失敗が大きい。
更に、最近コレと言って目立ったヒット作(『SW』や『X-MEN』シリーズは純粋には自社ブランドではない)にも恵まれない20世紀フォックスは、他のメジャー映画会社がメガ・ヒットを連発する中、会社としての名声もすっかり落ちぶれてしまった…。
そんな状況を改善する為に、フォックス社のプロデューサーであるアレックス・ヤングは、オクラ入りしていた『PREDATORS』の脚本を見つけ、ロドリゲスに映画化と監督の打診をする。

それを自らの製作会社「トラブルメーカー・スタジオ」が全面的に製作する事、そして自社のスタッフからの強い要望もあって、ロドリゲス監督が了承し、今回の映画化へとつながった。
とは言え、ロドリゲス監督は既に様々なプロジェクトを抱えており、スケジュール的に監督をするのが困難だったのは事実。
そこで、数名の若手監督の名前が候補に挙がった。
その中には先日観た、『ドゥームデイ』のニール・マーシャルも有力候補として名前を連ねていた。
今回、『PREDATORS』の監督に選ばれたのは、新人のニムロッド・アーントル。
聞き慣れない名前だが、既に業界では若き俊英として評価も高い(12月全米公開の『アーマード』と言う作品は傑作と前評判が高い)。
アーントルの演出力をロドリゲスは高く評価した様だが、実際には製作・脚本、そして“共同監督”と言う形で本作に関わるつもりのロドリゲスは、アーントルの“協調性”が決定打となった様だ。
既に全米公開が来年の7月7日と決定している『PREDATORS』、チラホラと作品に関する情報が流れ始めた。
この『PREDATORS』はタイトル通り、プレデターが“複数”で登場し、舞台となるのもプレデターの母星だ。
当初はそこに1作目でプレデターと戦ったシュワちゃんが拉致され、プレデター軍団と決死のバトル・ロイヤルを展開すると言う内容だった。

話が遡るが、そもそも何故、プレデターと言うキャラが、かの「エイリアン」に匹敵する人気の存在になり得たのか?!
それはプレデターと言う宇宙人が、あまりにも「男前」なクリーチャーだからだ。
無差別かつ無慈悲に殺戮と繁殖を繰り広げる、エイリアンと決定的に違う要素がウケて多くのファンを獲得した。
人類を遥かに凌ぐ高度な文明を持ちながら、プレデター達は基本的に“戦闘・狩猟種族”である。

基本的には女・子どもには手を出さないが、その者が武器を手に戦う意志があれば話は別。
戦う獲物は厳つい野郎共か凶悪生物を好み、戦い方も正々堂々と基本的には肉弾戦(その割には透明モードを多様する卑怯さも有り:笑)。
戦って獲物が弱ければ、「侮辱」の意味を込めて敵の生皮を剥ぎ、吊るし上げる。
もし、獲物が強ければ、ソイツの頭蓋骨を脊髄ごと引っこ抜いて、キレイにしてコレクションする。
戦いで負傷すれば、その場ですぐに自身で応急処置を施し、次の攻撃に備える。
もし、相手が強くて己で負けを認めれば、潔く“自決”する(と言っても小型核爆弾を使うってのが厄介:笑)。
仲間の死を悼みつつも、戦って勝った獲物には戦利品を与えて、種族を越えて“勇者”として称える。
『プレデター2』、または『AVP』シリーズを観れば明らかだが、プレデター達は個人によって戦い方も装備も全く異なる。

こんなサムライか、ネイティヴ・アメリカンの様なスタイルを貫くプレデター、そんな姿は非常に個性的でありカッコ良い。
本作にも、様々なプレデター達が登場すると言う。
アチラのサイトに挙っている情報では、『AVP』のエルダーを越える存在として、巨大で筋骨隆々な「最強のプレデター」までも登場すると言う。
どんなマスクと装備、戦い方をするプレデターが登場するのか楽しみだ。

一方、何かと手強い獲物が多くて、プレデター達が太古の昔からお気に入りの星である“地球”。
「狩りの獲物」として本作は人間側からも、個性豊かな背景を持つキャラクター達が選出され拉致される様だ。
現時点では、主人公という冷酷な刑事や殺し屋(女スナイパー)、特殊部隊の軍人にヤクザ(日本刀を持っている!)とマフィアの用心棒、更に囚人や連続殺人鬼まで揃っている…らしい。
プレデターの狩りの獲物として選んだ地球人、皆かなりの強者であるのは間違いない(既に“マチューテ”ことダニー・トレホの出演は決定しているらしい!)。

プレデター軍団対地球人の、血で血を洗う凄まじくブルータルでハードコアなSFアクション映画に仕上げるとロドリゲスも宣言している。
しかし、今から撮影して、来年7月の公開に本当に間に合うのか?!
ロドリゲスとアーントルの手腕に期待したい。
「“ソレ”は…熱い夏にやって来る。」
かのアーノルド・シュワルツェネッガー主演の、SF/ヴァイオレンス・アクション映画の最高傑作『プレデター』。
ジャングルを舞台に、シュワちゃん率いる特殊部隊と、重武装した未知のエイリアンとの死闘を描いた本作。
後に沢山の亜種を生み出す程の世界的大ヒットを果たし、そのままの勢いでシリーズ化された。

その「2」では、近未来の真夏の酷暑が襲うロスを舞台に、今度プレデターが警察とマフィアの抗争に乱入。
更に、そこに軍のエイリアン捕獲部隊まで巻き込み、“プレデター”というキャラクターの更なる実態を描き、1作目以上に凄まじい肉弾戦を繰り広げられた。

そして、20世紀フォックスが誇る、大ヒット・ブランドとなり、シリーズの3作目への期待が高まった。
その時、監督・脚本候補に挙がっていたのが、テキサスが生んだギターを抱えた暴れん坊ロバート・ロドリゲスだった。
ロドリゲスは傑作アクション映画『デスペラード』の大ヒットにより、ハリウッドの超新星として勢い付いていた。
だが、脚本も完成し、シュワちゃんの再起用も決定していた筈だが、何故かロドリゲス監督による『プレデター3』はそのまま闇に埋もれてしまう。
この裏には、シュワちゃんのアクション・スターとしての人気の翳りもあったが、フォックス社が抱えるもう一つの看板/大ヒット・シリーズ『エイリアン』と、この「プレデター」の仁義なき戦いを描いた『エイリアンVSプレデター』の映画化に向けて本格的に動き始めた事が大きい。

しかし、『AVP』は原作がコミックであり、複雑に入り組んだ権利関係の問題、そして相応しい脚本が完成しなかった事もあり、映画化には企画から10年も掛かってしまった。
一方ロドリゲスは、多少の浮き沈みを経験しながらも、ハリウッドにてヒット・メイカーとして確固たる地位を確立していた。
時は巡って、アレから15年。
遂にロドリゲス監督の書いた『プレデター3』の脚本、『PREDATORS』が映画化される事になった。

その背景にあるのは、『AVP』シリーズ(個人的には大好きです:笑)の作品としての評価の低さ、そして興行的な失敗が大きい。
更に、最近コレと言って目立ったヒット作(『SW』や『X-MEN』シリーズは純粋には自社ブランドではない)にも恵まれない20世紀フォックスは、他のメジャー映画会社がメガ・ヒットを連発する中、会社としての名声もすっかり落ちぶれてしまった…。
そんな状況を改善する為に、フォックス社のプロデューサーであるアレックス・ヤングは、オクラ入りしていた『PREDATORS』の脚本を見つけ、ロドリゲスに映画化と監督の打診をする。

それを自らの製作会社「トラブルメーカー・スタジオ」が全面的に製作する事、そして自社のスタッフからの強い要望もあって、ロドリゲス監督が了承し、今回の映画化へとつながった。
とは言え、ロドリゲス監督は既に様々なプロジェクトを抱えており、スケジュール的に監督をするのが困難だったのは事実。
そこで、数名の若手監督の名前が候補に挙がった。
その中には先日観た、『ドゥームデイ』のニール・マーシャルも有力候補として名前を連ねていた。
今回、『PREDATORS』の監督に選ばれたのは、新人のニムロッド・アーントル。
聞き慣れない名前だが、既に業界では若き俊英として評価も高い(12月全米公開の『アーマード』と言う作品は傑作と前評判が高い)。
アーントルの演出力をロドリゲスは高く評価した様だが、実際には製作・脚本、そして“共同監督”と言う形で本作に関わるつもりのロドリゲスは、アーントルの“協調性”が決定打となった様だ。
既に全米公開が来年の7月7日と決定している『PREDATORS』、チラホラと作品に関する情報が流れ始めた。
この『PREDATORS』はタイトル通り、プレデターが“複数”で登場し、舞台となるのもプレデターの母星だ。
当初はそこに1作目でプレデターと戦ったシュワちゃんが拉致され、プレデター軍団と決死のバトル・ロイヤルを展開すると言う内容だった。

話が遡るが、そもそも何故、プレデターと言うキャラが、かの「エイリアン」に匹敵する人気の存在になり得たのか?!
それはプレデターと言う宇宙人が、あまりにも「男前」なクリーチャーだからだ。
無差別かつ無慈悲に殺戮と繁殖を繰り広げる、エイリアンと決定的に違う要素がウケて多くのファンを獲得した。
人類を遥かに凌ぐ高度な文明を持ちながら、プレデター達は基本的に“戦闘・狩猟種族”である。

基本的には女・子どもには手を出さないが、その者が武器を手に戦う意志があれば話は別。
戦う獲物は厳つい野郎共か凶悪生物を好み、戦い方も正々堂々と基本的には肉弾戦(その割には透明モードを多様する卑怯さも有り:笑)。
戦って獲物が弱ければ、「侮辱」の意味を込めて敵の生皮を剥ぎ、吊るし上げる。
もし、獲物が強ければ、ソイツの頭蓋骨を脊髄ごと引っこ抜いて、キレイにしてコレクションする。
戦いで負傷すれば、その場ですぐに自身で応急処置を施し、次の攻撃に備える。
もし、相手が強くて己で負けを認めれば、潔く“自決”する(と言っても小型核爆弾を使うってのが厄介:笑)。
仲間の死を悼みつつも、戦って勝った獲物には戦利品を与えて、種族を越えて“勇者”として称える。
『プレデター2』、または『AVP』シリーズを観れば明らかだが、プレデター達は個人によって戦い方も装備も全く異なる。

こんなサムライか、ネイティヴ・アメリカンの様なスタイルを貫くプレデター、そんな姿は非常に個性的でありカッコ良い。
本作にも、様々なプレデター達が登場すると言う。
アチラのサイトに挙っている情報では、『AVP』のエルダーを越える存在として、巨大で筋骨隆々な「最強のプレデター」までも登場すると言う。
どんなマスクと装備、戦い方をするプレデターが登場するのか楽しみだ。

一方、何かと手強い獲物が多くて、プレデター達が太古の昔からお気に入りの星である“地球”。
「狩りの獲物」として本作は人間側からも、個性豊かな背景を持つキャラクター達が選出され拉致される様だ。
現時点では、主人公という冷酷な刑事や殺し屋(女スナイパー)、特殊部隊の軍人にヤクザ(日本刀を持っている!)とマフィアの用心棒、更に囚人や連続殺人鬼まで揃っている…らしい。
プレデターの狩りの獲物として選んだ地球人、皆かなりの強者であるのは間違いない(既に“マチューテ”ことダニー・トレホの出演は決定しているらしい!)。

プレデター軍団対地球人の、血で血を洗う凄まじくブルータルでハードコアなSFアクション映画に仕上げるとロドリゲスも宣言している。
しかし、今から撮影して、来年7月の公開に本当に間に合うのか?!
ロドリゲスとアーントルの手腕に期待したい。
「“ソレ”は…熱い夏にやって来る。」
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