ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
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さよなら、ケビン・ダブロウ

2007-11-28 21:16:05 | 音楽
昨日、あのQUIET RIOTのヴォーカリストであるケビン・ダブロウが急死したと聞き驚いた。

死因は現時点では不明、まだ52歳だったと言う…。

52歳と言うとそれなりの年齢かと思われるかもしれないが、何分現在のHM/HRの世界は“不老長寿”と言うか、今も現役バリバリで活躍しているミュージシャンが多い事を考えれば、ケビンの急死はやはり「まだ若い」と言う印象が拭えない。

QUIET RIOT…今思えば80年代のLAメタル・ブームのキッカケを作ったバンド。
VAN HALENやモトリーにRATTと言ったスター・バンドが続々と誕生したが、QUIET RIOTは逆にブームに反して失速した。

その原因は他でもなくケビンと言う人物にもあった。

QUIET RIOTはそもそも最初にデビューを果たしたのは、他でもなくここ日本であった。
その当時には、かの故ランディ・ローズが在籍していた。
日本デビューを果たしても鳴かず飛ばずで、その後ランディはオジー・オズボーンとの合流により一大センセーションを呼ぶ。

その後、メタル・バンドとして希であった『Metal Healh』で全米第1位に輝いた。
これによりバンドの創始者であるケビンが、後にケビンがLAメタル・シーン最大の“嫌われ者” として名を轟かす事になる。

ランディを発掘したのは自分だと言い張り、ロスの人気のある若手バンドを次々と悪口でこき下ろし、仲間である筈の他のロスのバンドから次第に敵視される様になる。

その後すっかり人気を失い、バンド内の人間関係の悪化、自分のバンドである筈のQUIET RIOTから追い出されたり、メンバー同士で訴訟合戦になったり、解散と再結成を繰り返していた。

最近の80年代の再評価により、QUIET RIOTへの再評価も高まっていた矢先に、リーダーであるケビンが死んでしまった。

人間としてケビンと言う人物がどうであったか、今となってはどうとは言えない、だがヴォーカリストとしてのケビンは超一流であったのは確かだ。
日本人には絶対に真似できない、太くて圧倒的な声量による素晴らしい歌は唯一無二の個性だった。
正にアメリカン・ハード・ロックを唄うに最適なモノであった。
そのエゴイスティックなビッグ・マウスぶりだけが印象的であり、ヴォーカリストとして決して高い評価を受けていた訳ではなかった。

とは言え、LAメタル直撃の世代にとっては、ケビンとQUIET RIOTと言うバンドは特別な存在である事には変わりない。
今にも“Come on feeI noise!”と言うシャウトが聴こえてきそうだ…。

来年にははからずも新作がリリースされると言う、正にケビンへの追悼盤になる。

ケビンの冥福を心からお祈りします。

http://www.youtube.com/watch?v=KW2J_UZ8lQU
cum on feel the noize


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