興味津々心理学

アメリカ発の臨床心理学者黒川隆徳によるあなたの日常の心理学。三度の飯よりサイコセラピーが好き。

グループサイコセラピーのお知らせ

2014-08-15 | ┣ コンタクト

 グループサイコセラピーとは、文字通り、サイコセラピー(心理療法)を、グループという形で行うもので、アメリカをはじめとする、臨床心理学先進国では広く行われている集団心理療法です。集団といいましても、人数は多すぎても少なすぎてもいけないもので、みゆきクリニックでは、1時間のセッションにおいて適切な、定員5~7人で行われます。

 グループサイコセラピーには、グループセラピーならではの利点があります。

 まず、グループサイコセラピーは、クライアントとサイコセラピスト一人対一人の一般的な心理療法と異なり、あなたの他にも参加者がいるので、自分と同じような悩みを抱えている人たちのお話に触れる機会があるため、「このようなことで悩んでいるのは自分ひとりではない」と、経験的に知ることになります。これ自体が、とても大切な経験です。というのも、こころの問題は、とても個人的なものであり、人は往々にして孤独感を感じているからです。

 そして、こうしたグループの仲間たちと、お互いに悩みを共有し、互いに支えながら、そのグループの信頼関係を深めていく中で、そこには強い結束が生まれます。この強い心の繋がりが、あなたを癒し、あなたの仲間を癒し、それぞれの抱えている問題の解決や軽減へと繋がっていきます。私は、サイコセラピストとして、参加者一人一人の情緒体験を深めたり、必要に応じてはアドバイスやガイドをしながら、グループのプロセスを促進し、深めてゆきます。

 さらに、私たちが行うグループセラピーは、精神力動的・精神分析的なグループセラピーですので、ここでは自然に、あなたが普段の生活の中で経験している人間関係が、遅かれ早かれそのグループのなかで出てきます。

 たとえば、対人恐怖症に悩む人は、グループのなかでも、自分の発言が他のメンバーにどう思われるか気になったり、また、その発言が他の誰かを不快にさせたり傷つけたりするのではないかと恐れて無口になってしまうことがあります。

 また、低い自尊心に悩む人が、自分の発言など周りはくだらないと思うのではないか、退屈なのではないか、興味がないのではないか、などと気にして引っ込み思案になってしまうこともあります。

 こういうときに、普段の生活の中では、彼らはこういう不安が強すぎるため、なかなか自分を表現することができずに、状況は変わらなかったり、或いは悪化してしまったりします。

 さて、グループセラピーでは、このようなときに、私たちがその人がなんとか自分の話をみんなに共有できるように上手にガイドしながら、また、その人が少しでも話しやすい雰囲気を作ります。そうしたなかで、その人が、自分のことを他人に話して、それをみんなが興味を持って聞いてくれる、という新しい体験をします。この新しい体験は、その人に勇気を与えます。また、自分のことを他者と共有し、また、他者に大切な話を共有してもらう、心の繋がりと体験はとてもポジティブなものなので、この人は次第にグループの外でも自分のことを表現できるようになっていきます。

 まとめますと、精神力動的グループサイコセラピーは、あなたの日常における人間関係の問題を、サイコセラピーのグループという、安全で守られた環境の中で実際に経験し、新しい体験をして乗り越えていく中で、その日常の人間関係の問題が解決、軽減されていくプロセスでもあります。

 みゆきクリニックのグループサイコセラピーは、無料です(実際には、院長の塙美由貴先生の保険診療代1200円~1500円が掛かります)。これから個人のサイコセラピーを受けてみたいとは思っていたけれど高いのでどうしようかと思っていた、という方も、これを機に是非お試しください。

 

  • 毎週土曜日16:00~16:50
  • 定員: 6名
  • 費用: 毎回保険診療費 1200円~1500円
  • ご予約は、みゆきクリニック (03) 5447-1236 までお気軽に。
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