"That you may retain your self-respect, it is better to displease the people by doing what you know is right, than to temporarily please them by doing what you know is wrong. "
William J. H. Boetcker
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これは去年の今ぐらいに書き留めておいた引用で、今日たまたまそのメモを見つけたのだけれど、それを自分がどこで見つけたのかは思い出せないし、そのときの心境も思い出せない。ただ、一年経った今でも、これは良い言葉だと思うし、このようでありたいと思う人生哲学だ。
正しいと分かっていることをして誰かを不快にしたり、反感を買うほうが、間違っていると分かっていることをして、「一時的に」その人たちを喜ばせたり、気に入られたりするよりもずっと良い。それはときに勇気のいることだけれど、そのようにして、セルフリスペクトは守られ、強くなっていく。それから、間違ったことをして誰かを喜ばせられたとしても、それは結局その場だけのもので、それは誰のためにもならない。正しいことをすることは、そういう意味で、セルフリスペクトであって、その他者をリスペクトすることでもある。その人間関係のリスペクトだ。本物の人間関係。
ただ、何が本当の意味で正しいのか、それを見極める力、それはまた別の問題かもしれない。それでもその難しさを追求していく過程そのものが大切だと思う。