くるたのしき・・・スカイランナーへの道<復活!>

走ることは「苦しいけど、かくも楽しいこと」つまりは『くるたのしいこと・・・』と、高山を走るスカイランナーを目指した手記。

オールジャパンウインドサーフィンチャンピョンシップin沼津が開催

2009-07-25 23:36:58 | ウインドサーフィン

7月25日  午前中は土砂降り雨、午後は晴れて強風!

「オールジャパンウインドサーフィンチャンピョンシップin沼津」が沼津牛臥海岸で開催された。この大会は5年?ほどは前までは大学生連中に混じって出場していた。毎年金曜日の富士登山競走に出場して富士山を走り、翌日・土日がウインド・レースボードクラスの全日本選手権に出るという超過酷な日々を過ごしてきた。しかし寄る年波と日曜日の東部陸上カーニバルの陸上競技の大会とも重なることで、ウインドのレースは土曜の午後に大会のお手伝いとして参加する。

Imgp6214 今日は朝から土砂降り雨。風もなく蒸し暑い陽気だったけど、午後になると一転。南西のカーチバイの風が吹き始めた。会場は10m/sは越えて吹き上がったようだ。昨年ノーレースだったフォーミュラークラスも、今年は完璧なコンディションでレースが出来た。ウインドレーサーとしてはまさに完璧なコンディション。羨ましいほど・・・。

Imgp6227 Imgp6216 真っ黒にこげた日焼けの若い大学生たちを見ると、20年前は自分もこんなだった・・・と思うと、歳をとった?とも思えるしまたレースに出てみたいなんても思ってしまう。陸上が一段落したら、ウインドレース復帰も・・・。なんて考えてしまうほど気持ちのいい風が吹き抜けた一日だった。


第62回富士登山競走に参加した!

2009-07-25 23:17:31 | 山岳マラソン

7月24日金曜日 曇りで雨、時々晴れ間あり・・・

第62回富士登山競走が今年も開催された。Imgp6205 この大会は特殊で、マラソンではないし、トレイルレースでもない。富士吉田市市役所前をスタートとして、富士山頂をゴールに、制限時間4時間30分。毎年完走率が40%強の過酷で苦しく厳しい大会だ。私もランニングを始めた10年チョイ前にこの大会を知って、河口湖畔から富士山を一気に走るバカばかしさに驚き、参加してみたのが最初。真面目に考えれば考えるほど苦しいだけのバカバカしい競技なのに全国各地からこの日の為にトレーニングを重ねた「つわものども」が参加者する。多くの参加選手はこの大会の為にほぼ1年間トレーニングをすることに驚き、実際走ってみれば、スタートからのハイペースのロードに加えて、5合目までの登山道を駆け上がる凄まじさと、7合目過ぎの低酸素と筋肉痛の限界の境地で凄い形相で岩場をよじ登る選手を見てビックリしたもんだ。あれから10年以上も過ぎて、私もあの時見た変わり者選手の1人にすっかりなっていた。さて富士登山競走を愛する昔からの参加選手に昨年から異常事態が発生した。実は日本中の最近のトレイルランニングブームで、富士登山競走の参加申し込みが募集3日間で締め切りとなる狭き門の大会になっていた。通年1ヶ月半ほどの募集期間があるのだけど、今年はなんと3日間。申し込めずスタートラインに立てなかった無念の富士登山競走愛好者にはなんとも残念。

Imgp6176 そんな雑誌ブームに乗って「にわかレイルランナー」となったお気楽ランナーが多数の今年の大会は大会運営自体にも変化があった。過去に死亡例などなかったこの大会も、昨年3合目付近で心配停止で死亡したランナーが出た。数週間前の北海道の登山で集団遭難した山を舐めきったであろう登山者や、22日に富士山富士吉田ルートで行方不明になって未だに発見されていない2名の登山者。どうもここ最近は登山するものへの世間のパッシング多い。(だからだと私は勝手に思ってるのだけど)、今日の雨交じりの天気で、大会運営側はかなり神経を使って、大会を中止とするか実施するか?で朝の受付から悩んでいた様子だった。

Imgp6181例年だったら多分実施したであろう今日のコンディションも結局5合目打ち切りとなった。今日この日の為に1年間練習を重ねてきた選手たちには全く残念な結果となった。

私は足のコンディションが最悪だったのだけど、この日だけはやっぱりスタートラインには並んでみたくて、がっちりテーピング&サポーターをして恐々だったけどスタートラインに立った。昨年も膝靭帯が故障で同じような状況だったことを思えば軽度肉離れぐらい・・・、と覚悟を決めて出場を決心した。そんな私には「山頂コースは五合目打ち切り」の知らせは内心「ホッ!」としたのは事実。

さてレースは、気負いの全くない私には「五合目完走」が今日の目的に変更。なのでスタートも後ろ、足をきずかってのスロースタートだった。途中で肉離れ再発だけは最悪の事態なので、脹脛の筋肉は温存し、負担をかけないようにストライドは小さく、ピッチ走法にして走った。無事に馬返しに着き、登山道に入る。いつもは先に先に押しのけるように走る登山道も今回のゆっくりペースの集団では走る人がいない。皆歩く・・・。これじゃ5合目まで2時間半は絶対無理・・・。結局歩く人をごぼう抜きしてピッチ走法で駆け上がった。

4imgp6192途中、3合目過ぎに右足をかばって走っていた左足が痙攣。カリウム&ナトリウムを補給して回復。なんとか歩き&走って五合目ゴール。

いつもは軽く通過する五合目のゴール。意外なほど感動がなく、充実感もなく、燃えつきないで終ってしまった。見上げれば山頂方面はガスの中。多くのランナーは多分私と同じようなモンモンとした気持ちで、まるで山頂方面に見えるガスのように行き場のない不完全燃焼の気持ちで一杯だっただろう。完走してガッツポーズしたり抱き合ったりして喜ぶ方々を見ると、「こんなのは富士登山競走じゃない!」って叫びたくもなるけど・・・。

Imgp6183 反面、足の怪我の再発もなく無事に走り終えた安堵感はあった。帰りのバスでは、(同席した千葉の方と)来年の山頂完走を誓い合って別れた。