日本のマスメディア。戦前は世界のニュースが入らず。電報通信社を作った。新聞用紙配給せず統制した。

放送大学で日本のマスメディアのことを話していた。戦前は世界のニュースが入らず、電報通信社（現在の電通）を作った。世界のニュースはイギリスのロイター、ドイツのウオルフなど３社で排他的に抑えられていた。極東はロイターの縄張りで、日本は数日遅れのロイタージャパンメイルで世界の状況を知るだけだった。
中国の満州に日本が進出し、１９３２年に満州通信社ができた。軍国主義化が進み、出版、新聞、放送、映画が統制され、新聞用紙の配給を止めて、反政府の論陣を抑えた。戦争でメディアが規制され、アメリカと交渉する道がなくなったが、短波放送による交渉は細々と行われたという。