MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

諸外国の道徳教育論。西欧は公立校で市民教育。中国は思想教育。日本はマナー教育。

2009-06-27 01:15:35 | Weblog
放送大学の諸外国の道徳教育論を聴いた。
文化とは慣習や人間の行動様式だ。マナーと道徳とは違う。宗教教育を道徳教育とする国としない国がある。他国の道徳を許容できるように文化的相対主義が必要だ。共存のルールを作るのが課題だ。
西洋文明と東洋文明は違う。西欧は一神教でユダヤ教、キリスト教では唯一の神がいて、信仰を持たないのは不道徳なことだとみなされるが、最近はあまり信仰心がなくなっている。
イスラム教も一神教でキリスト教と同じ旧約聖書による兄弟宗教だという。
仏教は絶対神が存在しない。
ドイツでは公立校でキリスト教を教える。イギリスでは市民性の教育になってきた。フランスは宗教と切り離して市民性の教育をしている。スペインでは公立校でも宗教教育をしているが、市民性教育に移っている。
東洋は儒教や仏教の文化で、儒教は生き方の教えで、仏教は釈迦が考えた世界観、人生観である。中国、韓国では「正しい生活」という授業をする。
日本では高校の倫理は思想で道徳ではない。道徳は修身で自分の身を修め、国を治め、天下を治めると考える。
アメリカでは州により教育は違う。進化論を教えない州もある。人格、品格を磨くために家庭や、教会で道徳を教えるのが常識だという。
中国では道徳は筆頭科目で思想教育だという。
国際人としての道徳は寛容、耐えることで、違う考えを受け入れることだという。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿