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世界の宗教人口。1位はキリスト教、2位はイスラム教、3位はヒンズー教。考え方は。

2016-05-17 14:02:03 | Weblog
 社会の規範が宗教によって決められていることが多い。世界の社会を構成する世界の宗教を見た。イスラム教は7世紀前半にアラビア半島で始まった宗教で、創始者のムハンマドは商人でした。当時のアラブ人は多神教でしたが、イスラム教は唯一の神アラーを信じる宗教です。人間は神の前では平等だとムハンマドは説いたので富裕層から迫害され、メッカの北方のメディナに移り布教しました。勢力を拡大してメッカに戻り、神殿にあった異教の偶像を壊しメッカをイスラム教の聖地にしました。イスラム教徒の義務は6信5業でアッラ―、天使、経典、預言者、来世、天命を信じ、信仰告白、礼拝、喜捨、断食、巡礼をおこなうことです。イスラム教は豚肉を食べること、女性が家族以外の男性に顔や体を見せること、偶像を拝むこと、利子をとること、飲酒を禁じています。一夫多妻制度で妻を4人まで持てます。この世の終わりの日にはアッラ―が大地震などの天変地異を起こし、人々は最後の審判を受けて天国か地獄に行きます。最後の審判の日に復活するために肉体が必要なので死者は土葬されます。偶像は否定されアニメのキャラクターグッズも禁じられています。
 キリスト教のイエスは神はすべての人々を愛しているとして、人々も神と隣人を愛するようにと説いた。キリスト教には多くの流派があり、ロ-マカトリックとプロテスタントの人数が多い。
 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は兄弟関係で、基盤にへブライズムがあります。ヘブライズムは偶像崇拝を禁じ、神と契約して律法を守る代わりに来世での救済を約束してもらいます。
 仏教は古代インドのルンビニにシャカ族の王子として生まれたシッタルダが老人、病人、死者、生きる苦しみを感じて出家し、悟りを開いてブッダになり布教しました。欲望に従ったり苦行するのはよくないとして、極端を避けて中道をえらぶことで悟りを得られると説きました。仏教は中国、朝鮮を通って6世紀前半に日本に伝わりました。暑さ寒さの厳しい自然のインドと異なり日本は温暖で仏教と合わない気候でしたが、聖徳太子が仏教を取り入れ日本に普及しました。仏教の考えではバラモン教の影響で生き物は生まれ変わり輪廻転生するという。悟りを開いてこの輪から抜け出して解脱すれば極楽浄土で暮らせると教えている。
 日本固有の宗教は神道で、自然の山や、滝や、岩、樹木などの800万の神々を尊ぶ多神教です。神道と仏教が混ざり合い、存在しています。神道は生命力が枯渇した状態を気枯れといい、死や血をけがれとする。禊やお祓いによってけがれを清めることができる。水や、火や、塩を使って清める。神道では死後は黄泉の国に行くので、生き返ることを黄泉がえる、よみがえるという。
 世界の宗教の人口を見ると、キリスト教が31.4%、イスラム教が23.2%、ヒンズー教が15%、仏教が7.1%、無宗教が16.4%だという。宗教が戦争の原因にならないように願いたいものだ。


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