日本の古墳時代は3世紀後半に始まり、7世紀初めに終わったという。大和盆地に王権ができ、各地の有力部族と連合政権を作った。豪族たちは巨大な古墳を築いて権勢を示した。5世紀なかばに河内平野に築かれた最大の古墳は長さ840m、幅486mで、仁徳天皇陵といわれていたが現在では大仙陵古墳と呼んでいる。建設費用は古代工法で796億円、工期は15年8か月かかるという。ヤマト政権の成立過程は謎である。古事記や日本書紀は神話と歴史が混合していて実際のことがわかりにくい。実際の最初の天皇は10代の崇神天皇だろうという。ヤマト王権は拡大していった。中国が戦乱の時代になり、倭国も朝鮮に進出し、高句麗と戦争した。5世紀には中国を統合した宋に倭の5王が貢物を贈り朝貢した。5世紀の後半には九州から関東までヤマト王権の支配地域になったという。
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