MA社会研究所情報

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中国軍は拡張しているというが、どれほどか。太平洋西部から米軍を排除しようとしている。

2012-03-31 16:25:23 | Weblog
雑誌の中国軍特集を見た。中国人民解放軍は共産党の軍隊で総兵力200万人で拡張しているという。日本の自衛隊は総兵力23万人で年間予算4兆円だが、中国軍の軍事予算は毎年20%増加し7兆円で、米国に次いで世界第2位になった。発表された数字よりも多くを軍事費に使っているという。
2011年12月に胡国家主席が戦争に備えよという演説を行った。中国海軍は外洋に進出している。日本列島から東シナ海、沖縄、フィリピン、南シナ海までの第一列島線内の海洋を2010年代に支配し、この海域から米海軍を排除しようとしている。2020年代には小笠原、マリアナ、ニューギニアまでの第2列島線から米軍を排除して、台湾、日本、フィリピンを支配する目標を持っている。このために、中国はロシアから輸入した空母を近代化改造し訓練航海をしている。空母を守る対潜水艦用の最新型の駆逐艦やフリゲートも建造して増強している。海南島に潜水艦基地を作り、戦略核ミサイル原潜を装備している。南シナ海や東シナ海の島の領有権を争っているので、上陸戦用の艦船も装備した。対艦ミサイルも開発している。空軍も最新鋭戦闘機を装備している。核ミサイルも装備している。宇宙も戦場と考えて人工衛星を攻撃して破壊する実験も成功している。陸軍は人数が多かったがコンパクト化している。
米軍は中国の拡大に対抗してオーストラリアと合同演習をしたり、アジア、太平洋重視の姿勢を示している。オーストラリア北部に海兵隊を駐留させる。B52戦略爆撃機も常駐する。フィリピンにも米軍が再駐留する計画がある。台湾にも強力なF16戦闘機を輸出する。日本も対中国の最前線になった。日米同盟で中国に対抗している。2011年11月に北海道の自衛隊を九州や沖縄に移動させる演習が行われた。茨城県の百里基地のF15戦闘機を沖縄に移動させ中国機の領空侵犯に対応している。海上自衛隊は対潜水艦能力を向上させるために潜水艦やヘリコプター空母を増強しているという。
経済的には中国は生産工場から消費地になりお客さんになっている。中国の観光客も大事なお客さんで、日本が中国にあまり敵対的にするのは良くないだろう。北朝鮮の背後に中国軍が控えていることを考えて外交しなければならないだろう。

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