MA社会研究所情報

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世界の中の日本。中国は世界戦略を持っている。日本は対応だけ。復興は地方に権限を。

2011-06-09 00:42:41 | Weblog
アメリカ人の政治学者の講演を聴いた。世界の中の日本の状況の話しで、上海で躍進する中国の戦略を見たという。1980年代に日本がバブル景気になり日本が世界一になると軍事大国にならねばならず、どうするかと日本人は心配していた。しかし、中国はもともと大国で世界一で、ここ200年は欧米の植民地にされておかしかったと思っていて、大国になることを心配してはいない。中国はASEANプラス3(東南アジアと中国、日本、朝鮮)で白人ではないアジア人国が連合しようと考えている。日本の話は地震と津波だけだ。米国の黒船来航以来、日本は戦略を持たず周囲の国の態度に対応するだけだ。
東北の大地震と大津波の被害を受けた地域に行って対話してきた。日本人は我慢強い。秩序だっていて静かに避難所で過ごしている。アメリカ南部のハリケーンの避難民はうるさい音楽を避難所で聴いていた。東北は田舎で共同体で村社会の絆が強い。仮設住宅に抽選で入居させているが地域の隣人関係が切れてよくない。復興計画が中央集権でよくない、地方に権限と金を回して復興する必要がある。被災地の人は絶望している。
永田町の政治家は政治争いに明け暮れている。菅首相と東京電力の仲はよくない。東京電力の労組が裏から菅首相の足を引っ張って辞任させようとしているという。
外人の目で見ると日本が世界でおかれている立場が分かりやすい。核武装して独立をしようとする国粋的な政権になると困る。


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