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世代の違い。団塊世代は欧米的で民主主義、新人類は私的な楽しさ、バブルは享楽、さとりは消費しない。

2016-01-12 14:07:52 | Weblog
 世代により体験したり吸収してきた情報や、文化、教育、政治経済状態が違うので心理が違ってくるのだろう。世代別の状況を見た。
 1947年から1949年に生まれた団塊世代は人数が多い。ベビーブームの時代に生まれた。人数が多いので競争意識が強く、家父長的な封建制の男尊女卑の一般社会の意識の中で育ち、一方で戦後の民主主義教育で男女平等教育を受けている。封建制と民主主義の意識を持っている。戦前のようにお国のためではなく、戦後の自分の幸福を求める意識を持っていて、アメリカのテレビドラマを見て育った。日本文化ではなく欧米文化が自分の文化になった。ミニスカートをはき、少年マガジンなどのマンが誌を読み、インベーダーゲームで遊んだ。反体制的で大学時代には自由参加の全共闘を結成して古い大学制度やベトナム戦争に抗議し反戦運動を起こした。男女関係も欧米風になり、デートや結婚制度にとらわれない同棲生活が流行った。女性解放のウーマンリブ運動も起きた。女性が消費の中心になった。パソコンも使っている。
 1952年から1960年に生まれたポパイ世代は雑誌ポパイを読み、私生活重視のミーイズムになった。人生はエンジョイするもので、自分は自分、他人は他人という価値観を持つ。ブランド物が人気になり、なんとなくクリスタルという本が流行った。ライフスタイルは音楽とともにあり、ユーミンやサザンの歌が気持だった。かわいいということが最上の価値観になった。おたくやドライブデートが流行った。ハワイに新婚旅行に行くのが普通になった。
 1961年から1965年に生まれた新人類世代は思想的な重しがない、楽しいことが一番大事、上下感覚が希薄、雑誌はハナコ世代。おたく、ウオークマンを使う。
 1966年から1970年に生まれたバブル世代はバブルの好景気の中で享楽の頂点に達した。就職は楽で、苦労しないで正社員になれた。貯蓄より消費重視、ブランド校志向。ジュリアナでボディコン衣類でお立ち台で踊り、トレンディードラマをテレビで見る。40歳前後のアラフォーブーム。女性主導、三高求めて負け犬になる。非婚、バツイチ、見た目重視しお金をかける。
 1971年から1982年に生まれた団塊ジュニアは多様化と格差の時代。就職難で自分探しが好き。フリーター、非正規社員、ワーキングプ―アが発生。ファミコン世代、コンビニ、カラオケ世代。サッカー人気、エバンゲリオン、SMAP,ホリエモン、未婚、草食男子、ケチでバラバラな消費行動をする。
 1983年から1994年に生まれた、さとり世代は私人の連携と同調、消費離れ。少子化で競争が少ない、不景気の中で育った。就職難。ケータイ電話を持ちゆとり教育を受けた。将来の不安が大きく、自殺者が増加しているが、満足している。安定志向、周囲を気遣う、情報過多で見たことばかり、消費意欲低い、ポケモンで遊んだ、学級崩壊、恋人がいない。酒を飲まない。結果をさとり、高望や無理をしない。
 世代別にみると各々の時代が反映されているようだ。
 


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