MA社会研究所情報

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途上国の開発政策。政府が起業し民間に移譲。成長には安定と銀行、教育、技術が必要だ。

2011-03-22 13:57:35 | Weblog
放送大学で途上国の開発政策を聴いた。途上国ではまず政府が企業を興して、企業が大きく成長したら民営化していく。構造調整がいる。東アジアの場合は1980年代に日本企業が投資し、1985年のプラザ合意が東アジアの成長の基になった。円高になり、一ドル220円だったが、120円になった。輸入品が安くなった。韓国が民主化し台湾も日米に輸出して成長した。日本企業が韓国に進出した。1987年にタイへの投資が増えた。経済成長の要因は、経済の安定、為替レート、銀行の整備、教育でいい労働力を作る、技術導入、介入回避、政府と企業潤の情報交流だという。資本を蓄積し、貧困の悪循環を断ち、技術進歩し、輸出し、経済を安定化し、教育し人材を作る。BRICSは資源で成長した。競争と協力が必要だ。インドネシアでは機械は日本からもらったが故障すると直せないで放置している。生産ラインも停止する。インドでは盗電で電力が減り困った。南アフリカはレアメタルで成長している。新古典派経済学は市場主義だが途上国では前提が違う、資本があっても生産がない。機械があっても故障して使えない。技術者がいない。電力不足である。正常に作動する期間は短い。労働者は働かない。大学院を出てもコネがないと採用してもらえない。インサイダー取引が普通である。コネで情報がもらえる。政府は中立なレフェリーになって、信頼を得ることが必要だ。農村は共同作業が多く信頼関係が必要だという。
地震で被災した地域の復興にも参考になる話だった。


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