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母の兄の妻が亡くなった。94才だった。親がハイカラ革新派だったので子供も革新派だが、葬式は仏教風。

2009-06-18 21:17:15 | Weblog
母の兄の妻が亡くなった。94才だった。貴族の娘で戦前では珍しい恋愛結婚をして大名の子孫の夫の妻となり、革新的な人生を送ってきた。ハイカラで乗馬や囲碁が好きで、子供の教育も非儒教的で自由に育てた。家もアメリカの家のような50帖ぐらいの白い大ホールのある板の間のリビングを作り、壁一面に天井まで書架を作り、毎日多くの人が集まり談論しホームパーティーをするのが好きだった。60年代に外車のフォルクススワーゲンを乗り回していた。こちらの家は伝統的な和洋折衷の日本家屋だったので外国にいるような気がした。
私の母はカソリックの聖心女子大出で、実家をまねて生きていて、おばを見習っていた。子育ても長男を重視せず、和風の家の台所と食堂をハイカラリビング風に改造してしまった。伝統的、日本的なことを嫌い馬鹿にしていて、長男を曉星小学校に入れてカソリック教育を受けさせ、日本人でも外国人でもない子供が育った。
おばの子供も革新的になり長男は60年安保で国会に突入したりしたが、研究所に入って研究員になった。娘もアメリカの女性のように強くなり、スポーツ好きの娘になった。IBMの社員と結婚したがアメリカ風に離婚した。孫娘も親に習って離婚した。次男は子供のころは西部劇の拳銃の早撃ちにこっていた。いじめられていたが電機会社に入って部長になった。
通夜、告別式はお坊さんがお経を読み、親戚のみで行われた。革新的だったので無宗教だったが、簡略な仏教式で行われた。


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