MA社会研究所情報

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東ユーラシアの歴史。多くの国や時代が盛衰して現在の中国ができた。巨大化したが、また分解するか。

2017-02-10 12:50:29 | Weblog
 中国は数千年の歴史を持つ巨大な国だと思われているが、実際は多くの国々が戦い占領して国を作り多くの時代があった。中国という言葉ではなく東ユーラシア地域の歴史と考える方がいいという。東ユーラシアの歴史をテレビで見た。
 この地域には多くの国々があったが、紀元前に秦の始皇帝が統一した。春秋戦国時代には多くの国が覇権を争う状態になり、多くの思想家が生まれ国家経営の方法を考えて広めた。孔子の説いた儒教は礼を重んじ、人工的に身分制度を作り男性が優位になる男尊女卑思想だった。墨子は博愛を説き、反戦主義だった。道家は無為にして自然に任せる思想を説いた。
 後漢の時代に現在の中国の範囲が領土になった。このころまでに現代につながる中国文化ができてきたという。いくつもの時代を経て北方の満州族が覇権を握り中国を支配して清王朝ができた。清は英国やフランス、ドイツなどの欧米諸国の植民地のようにされ、日本も侵攻して日清戦争に日本が勝った。日本は満州国を作り、親日政権を置いて統治した。さらに中国内部に侵攻し領土を拡大したが、太平洋戦争を始めて巨大な米国と闘い敗北した。中国は共産党が支配する時代になり、チベットまで占領した。最近は社会主義市場経済政策になって中国が世界の工場になり資本主義のグローバル化の動きに応じて成長繁栄し太平洋に進出してきたが、米国のトランプ新大統領の保護主義政策(アメリカでの国内生産や雇用を第一にする)で成長が抑えられ国内格差も大きく、国が分解するかもしれない。