ONKYO製のプリメインアンプ「A-817XD」の調子が良くないことが判明して、アンプの入れ替えを決心しました。前々からセレクターをTONEに合わせると片側のスピーカーから音が出ないためにDIRECTでしか音が聴けませんでしたし、癖のない音作りはわかっていましたが、大人し過ぎる音色にも多少不満はありました。元々仲の良い友人がSANSUI製のアンプを購入したので、被らないようにONKYO製にしたので未練があります。予算の関係で中古の国産を物色し始め、DENON製かMARANTZ製を検討しましたが、SANSUI製「AU-α607i」を30000円で見つけてしまい、運命の再会を祝福するように購入することにしました。僕は本当はこちらが欲しかったのです。当時絶賛されたSANSUIブランドは、現在発売されていません。なので今でも愛好家が中古を売買していて流通はあります。オーディオアンプの進化は20年ほど前に到達点を通過したようで、故障さえなければ現役で活躍できるという考えもあります。メイド・イン・ジャパン伝説です。SANSUIの07シリーズは特に支持されていて、友の会まであります。凄いよね。早速、今日一日いろんなジャンルの音楽を聴いてみました。スピーカーケーブルを太いものにしたとか、スピーカー台のやレイアウトのこともありますが、音のグレードは上がったと感じました。調子の良いアンプだったみたいです。SANSUI 製のアンプは評判通り、力強さと澄み切った透明感が同居していて音の厚みがありました。感動です。高級オーディオには届きませんが、大音量で鳴らすわけではないので、これはこれで満足できます。スロヴァキア・フィルハーモニーのマーラー交響曲第1番「巨人」などは、今までとは全く印象が違いました。スケールが大きくても鳴らしきってくれます。山水電気ですが、もはやメーカーではありませんでした。有価証券報告書を見てみたら、海外資本の傘下に入り、工場は閉鎖。従業員は13名で補修が中心事業です。株価にいたっては8円です!一部上場企業の株価が8円。1000株単位なので一口8000円で購入が可能です。株価低迷時に100円近くに下落した山水電気の株を買った友人がいましたが、あれから10分の1以下になっていました。「100円均一で買ったの?」「下げ止まりだ。」と互いに笑っていましたが、まさかここまでとは。「良いアンプを作るためなら会社が倒産しても良い。」とオーディオファンなら昔から誰でも知っている会社で、経営危機の噂に慣れっこの僕でも驚きました。しかし、古いアンプを正規のメーカーで補修された中古品が新品価格と同額で売買されたりして、根強いファンはいます。当面アフターに心配はないことに加えて、07シリーズの生みの親である大島市朗氏が、地元入間市でアンプのメンテナンスを請け負う「アクア・オーディオ・ラボ」を立ち上げました。今なお熱いSANSUI製のアンプのユーザーになれて僕も嬉しい気持ちです。株も取得しようかな。いや、危ない危ない。
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SANSUI、なんとか立ち直ってほしいですね。
チューナー、アンプ、CD、カセットに分かれているタイプです。でもリモコンの信号を正しく認識しない(リモコンに存在しないCDのトレイ開閉がはじまる)・・・。とか、アンプに2CH・DISCO・LIVEなどなどそれに似た音源(?)になるモードやDEMO、BASS、約20個近くボタンがあるんですがbassを押すとdemoが勝手に始まったりと誤作動をとても起こします。
音はノイズが多いのですが真空管みたいな弾むような低音がイイ感じです。
付属のスピーカーの上にJBLのコントロールシリーズ使用。小型スピーカーです。
これは、ひずみが多く効率のよいC級アンプなるものですかね?
いろいろ参考になりました!!!