スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

玉ねぎ入り釜揚げスパゲティ

2010年12月23日 | 料理/グルメ
朝起きて誰もいない。おっと。飼い犬のミニチュアダックスがいるだけ。学校と塾と仕事で娘も妻もお昼は帰ってきません。置き手紙を読んで、一人で昼ご飯を作ることになったことを初めて知り、ごそごそと冷蔵庫を漁っていたら、パルメジャーノ・レッジーノ・チーズを発見し、以前から一度作ってみたかった「玉ねぎ入り釜揚げスパゲティ」作りに挑戦してみました。僕が大好きなイタリア料理の巨匠落合務氏のレシピ本に「パスタの基本」があります。その中に紹介されている料理で、シンプルながら絶対美味しいだろうなと思わせるインパクトがあって脳裏に焼き付いていました。どうせ材料という材料が無いので玉ねぎさえあれば何とかなる簡単なレシピは、こんな場合にはうってつけです。材料は、スパゲティ、玉ねぎ、パルメジャーノ・レッジーノ・チーズ、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルだけです。スパゲティを茹でる時の塩はもちろんです。今まで25Mプールの水を全部使ったほど寸胴鍋でスパゲティで茹でてきました。だからスパゲティを茹でることなんて朝飯前で・・・昼飯前?まあそんなことは抜きにして、きっちり塩茹でのスパゲティをアルデンテに仕上げることなら自信があります。ですが、基本は玉ねぎだけでソースを使わないパスタなんですから緊張はしました。シンプル過ぎて、ほんの少しのミステイクが味のバランスを崩してしまうのではないかと心配です。コツは茹で上がったスパゲティをしっかり湯切りすることです。なるほどね。水っぽくなると美味しくありません。エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを絡めてしなやかな食感を保ちます。スライスした玉ねぎもエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを使って焦げ目が付くまで両面を焼いて旨味と甘味を引き出します。食べる前にブロックから削ったパルメジャーノ・レッジーノ・チーズをかけてフォークでほぐしながらいただかきます。香ばしい玉ねぎの匂いとスパゲティの小麦の香りが混ざってフレーバーになります。玉ねぎの旨味はチーズのコクと塩分でシンプルだけど舌を満足させるには十分な配役でした。玉ねぎとチーズの量は重要ですね。これで味が決まります。素材の味がいっぱいでこれだけでもパスタは美味しいと分かりました。具が多ければいいってもんじゃない。一つ勉強になりました。


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