スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

スローミュージック SELECTION Vo.1

2005年10月02日 | スローミュージック
BUG MUSIC/DON BYRON

クラリネット奏者ドン・バイロンのリーダーアルバム。彼は、素晴らしい演奏家であると同時に優秀なプロデューサーでもあるようです。バグミュージックだなんてお洒落過ぎません?僕にとっては何度聴いても飽きない愛聴盤のひとつで、くつろぎ音楽として聴いています。ラウンジブームのころのまさしく「掘り出し物音楽」を独自のセンスで現代に甦らせた優秀作です。このアルバムは、デューク・エリントン、ジョン・カービー・オーケストラ、レイモンド・スコット・クインテット、といったスイング時代のバンドジャズナンバーをほぼ原曲通りに演奏している言わば、カバーオムニバス。しかもクオリティが高い音質で録音されながらもハートウォームな仕上がりで聴けます。ジャズを全く知らない方にも子供にも聴きやすい傑作。確かにデュークエリントンのエキゾチックなジャングルサウンドにはクラリネットが不可欠であったはずで、ドン・バイロンの畏敬が感じられます。注目するのは、レイモンド・スコット・クインテットでしょう。レイモンドは、スイングジャズを経て60年代には自動演奏録音を手がけたテクノサウンドの草分け的な存在でした。その中からThe Penguin、Powerhouseなど楽しくなるナンバーを収録。クラリネットは本来、ファニーテイストな音色を持っていて、ペンギンのイメージとどこか類似しています。ジャケットもペンギンいっぱいで可愛いしね。1996年録音。

デューク・エリントン公式サイト

レイモンド・スコット公式サイト

ドン・バイロン公式サイト

Bug Music: Music Of The Raymond Scott Quintette, John Kirby & His Orchestra, And The Duke Ellington Orchestra
コメント
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