シャンソンが全編流れる。何かノスタルジア多きバーでの出来事。登場人物が13人と多く、観客としてはそれぞれが消化できない感じもする。エピソードの積み重ね風演劇という設定だが、狙いはいいと思う。
でも90分位これだけの話を入れようとしたら、ちょっと詰め込み過ぎ感がないでもない。ラスト近くになってすべての真実がわかる展開だが、なるほどそうであるなら、ランタイムをもっと長くするか、それか敢えて何人かの話 . . . 本文を読む
2023年映画ベスト10
2023年。映画本数76本。何かあまり見ていない気がする。洋画1位のロウ・イエはとにかく映像の大胆さ、シャープさに目を見張る。
日本映画1位の三浦。この映画、一番いいところは誰にでもこの映画を見て自分に思い当たる部分が少なからずあるということではないでしょうか。吾輩のような老人にさえ、主人公の等身大の描き方がそうさせるのか、随分と考えさせられることが多かった。三浦の策略にはまってしまった感もある。
洋画
①「シャドウプレイ(完全版)」(ロウ・イエ)②イニシェリン島の精霊(マーティン・マクドナー)③「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース)④「ポトフ 美食家と料理人」(トラン・アン・ユン) ⑤「枯葉」(アリ・カウリスマキ)⑥離ればなれになっても(ガブリエレ・ムッチーノ) ⑦「火祭り」(アスガー・ファルハディ) ⑧美しい都市(アスガー・ファルハディ) ⑨「砂塵にさまよう}(アスガー・ファルハディ) ⑩「かもめ」(マイケル・メイヤー)
*****日本映画
①「そして僕は途方に暮れる 」(三浦大輔) ②「正欲」(岸善幸) ③「怪物」(是枝裕和) ④「ケイコ 目を澄ませて」(三宅唱) ⑤「1秒先の彼」(山下敦弘)⑥「かがみの孤城」(原恵一)⑦「PLAN 75」(早川千絵)⑧「せかいのおきく」(阪本順治)⑨「銀河鉄道の父」(成島出)⑩「青の帰り道」(藤井道人)
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