こういう映画って困るんだよなあ。司法の不正と警察捜査の甘さ。国家権力との癒着。韓国事情のそのひどさに新たに驚くとともに、映画がその事実そのものに導かれ過ぎ、映画本来の魅力をなくしかけていることに少々唖然。
この教授の勉強熱心で、弁護士などいなくても十分裁判をやってのける秀逸さは十分理解出来た。でもその面白さを見る映画でもない。飲んだくれのハチャメチャ(僕はそれほどでもないと思ったが)真正弁護士の . . . 本文を読む
サスペンスなのか、それともただのクライムものなのか、身の毛もよだつ臓器売買の話であります。韓国映画、いよいよここまで来たか、という感じですね。
拉致と臓器解体を通常のフェリーでやろううとする、こんな荒唐無稽なことが、とか思っていると、どうも実話らしく、本当に事実は小説より奇なりであります。とは言ってもねえ、本当に客のいないサウナで解体処理をしたんだろうか、どう考えても無理らしく思えるんだが、とか . . . 本文を読む
それでなくとも狭いウィングフィールドに満員の観客。梅雨明けの大阪。空調は不調気味。出し物は17年前ほどの再演でホンは全く変えていないと言う代物。
人を13人殺害した男の物語である。人と言っても女性ばかり狙う異常者である。どれだけ陰険で醜悪なハナシだろうと思うだろう。ところがそれが演劇に化けると一人の男の哀しい人生を漂わせるのだから、演劇は不思議である。魔法である。
冒頭、新聞売込みの青年が2部 . . . 本文を読む