何を言いたいのか分かるような気もするが、全体に稚拙と言ったら失礼ですが、深みが感じられなかった。捉え方がとても軽く思えた。何故だろうか、、。
ある家族、やたら権力行使する父親、やたら神を敬愛する母親、そんな下で生きていく兄弟3人たちの家族史である。これだけの話を、哲学っぽい映像でこねくり回し何か高みの芸術へと導こうとでも思えるような示唆的な映像の羅列に僕は唖然とする。
冒頭にヨブ記を持ってくる . . . 本文を読む
アヘン戦争後の混乱の状況下の上海を描くことに西洋は関心があるのだろうか、日本人にとっては厳しい占領政策がそのまま娯楽映画の材料にされているようなイメージが残るのは致し方ないところか。
まず【ジョン・キューザック】。ちょっと太目は落としたが、主役の割には性格設定が不足気味。まず彼が友人のスパイの死因を探索する動機づけが弱いのだ。列強に支配されようとしている上海でスパイが殺害されるのは当たり前のこと . . . 本文を読む