Sightsong

自縄自縛日記

YOSHIMIO+スージー・イバラ+Phew、勝井祐二+ユザーン@スーパーデラックス

2017-08-11 08:52:14 | アヴァンギャルド・ジャズ

西麻布のスーパーデラックス(2017/8/10)。

■ 勝井祐二+ユザーン
勝井祐二 (vln)
U-Zhaan (tabla)

(略)

■ YOSHIMIO+スージー・イバラ+Phew
YOSHIMIO (ds, vo)
Susie Ibarra (ds)
Phew (electronics)

YOSHIMIOが叫びドラムスでバチンバチンと攻め、Phewはエレクトロニクスに専念。存在感を前面にぐいぐい出すふたりの横で、スージー・イバラは知的で霊的でもあるドラムプレイを見せた。

最初は、肘でタイコの、手でシンバルの音を消しながら入ってゆく。その後のシンバルは、薄い膜のサウンドを細やかにも恐れずに提示するようだった。ひとつひとつのパルスを強く破壊的に出すやり方とは正反対であり、それがスティックによるドラミングにも共通していた。イバラは途中で儀式のように数種類のベルを鳴らすのだが、隣の大きな音にも関わらず、別空間のように静かさのアウラとともに鼓膜に届いた。それゆえにスティックで猛然と攻めるときには息を呑んだ。そして最後は、また起点に戻るように、肘と手でサウンドを制御した。

Fuji X-E2、XF60mmF2.4

●参照
勝井祐二+ユザーン、灰野敬二+石橋英子@スーパーデラックス
(2015年)


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