正直、ミラン、インテル、ナポリとすでに戦った身としては、この日のユーヴェは全然戦えた
立ち上がり5分は特にサンプの入りが良く、
「ナポリとかより全然やりやすい、今日は行けるっしょ!」
と思ったぐらいだ
確かに9連覇時のユーヴェとは違ったが、そこは腐ってもシマウマ
昔からサンプ戦に強いイメージの有るディバラの見事なゴールで先制されると、そこからはサンプのプレスもちぐはぐになり、前半はユーヴェにやられた
さすが”逆賊”を思わせる微妙なPKの判定で追加点を許すと、本来のユーヴェ相手ならもう厳しいか・・・と思いきやここからが違った
そのわずか1分後に”侍”吉田さんの強烈なヘッドで1点返すと、息を吹き返したサンプ。後半は内容もまた互角になる
それだけに、自らのミス(コリーのミスパス)で与えてしまった3点目がもったいなかった。
その後、連戦の疲れでスタメンを外れていたレギュラー3人(ダムス、A・シルヴァ、アウジェッロ)を投入するとサンプは2点差ながらまだまだ諦めない姿勢を見せる
また、ユーヴェがキエッリーニを投入して3バック(実質5バック)にして守りに入ったのが逆にサンプにとって良かった
守勢に回ったユーヴェのプレスが弱まって、サンプが自由にボールを回せるようになったのだ
やはり、どんなスポーツも必要以上の守り固めは良くない
そのかいあって、後半38分にカンドレーヴァのキレイなゴール!その後も攻め立てるが時間が足らず
ロスタイムに、「時計しっかり止めるからこの怪我人はしっかり処置するよ」と言っておきながら、ロスタイム4分きっかりで試合を止めたアイロルディ主審
彼が笛を吹いた試合でサンプは0勝4敗となり、今後ゴルゴ⑬に殺しを依頼しなければいけない1人となっただろう
出場停止は無し
ガッビアディーニ、ヴィエイラ、ヴェッレが怪我で招集外
怪我明けのイハッタレンも結局ベンチから外れた
中2日の試合で少しだけターンオーバー
ある程度は私の予想通りで、ダムスガールをスタメンから外したのだけ外れた
右SBは前節途中で交代して退いたので、ベレが頑張ってスタメン。
逆に左はナポリ戦の出来があまり良くなかったのも有り、アウジェッロではなくムッルーにチャンスが与えられた
ダブルボランチはトルスビーは頑張って出てきて、アドリエン・シルヴァがエクダルと交代
左サイドMFダムスガールが外れて代わりにデパオリが右に入り、カンドレーヴァが左に回った
結果、このデパオリが一番穴だった
そして合計72歳のおじさん2トップは変わらず
元ユーヴェは結構いる。まずユース出身のGKアウデーロ。さらにクアリアレッラ、エクダル
さらにガッビアディーニはユーヴェが保有権を持ってレンタルで転々としていたが、結局ユーヴェでプレーしたことは無い
そしてここに今季借り受けていて、来季返さないといけないイハッタレンとドラグシンが加わった
イエロー:トルスビー、ムッルー、エクダル
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逆賊ユーヴェはアッレグリ監督の4-4-2
アッレグリはこの試合でセリエA通算400試合を達成
去年からそうだが、相手チームの予想フォーメーションは結構当たる。
ユーヴェの事なんて全然知らないし興味無いのに、また全員当たった
ラビオとアルトゥールとカイオ・ジョルジが招集外。一方キエッリーニは帰ってきた
ユーヴェも水曜にスペツィア戦を戦ってから中3日で、さらに来週の水曜にCLのチェルシー戦が控えるので多少ターンオーバー
まずGKは、サンプにとっては憎敵ペリンが出てきた
↓↓ちなみにサンプファンの間では有名な、ペリンを揶揄した”Poverino Perin”=”かわいそうなペリン”と言う歌がある
DFは右SBにクアドラード。他はデリフト、ボヌッチ、アレックス・サンドロ
MFはベンタンクールとロカテッリが真ん中でキエーザ息子とベルナルデスキ
FWはキャプテンマークを巻いたディバラとモラタ
元サンプは、強いて言えばキエーザの父ちゃん
Juventus(4-4-2) 監督:マッシミリアーノ・アッレグリ
モラタ ディバラ(cap)
(82分キーン) (21分クルゼフスキ)
ベルナルデスキ(70分ラムジー) キエーザ(70分キエッリーニ)
ロカテッリ ベンタンクール(82分マッケニー)
サンドロ クアドラード
デ・リフト ボヌッチ
ペリン
イエロー:ベンタンクール、ボヌッチ、キーン
あとユーヴェについて詳しくは、親しくさせて頂いている月刊ユヴェントスさんでも見て下さい(笑)↓↓
【ヘッドライン】(Goal Italia)サンプドリア戦 採点 | 月刊ユベントス
2021年9月 9月27日 (Goal Italia)サンプドリア戦 採点 7.5:ディバラ 7.0:ロカテッリ 6.5:キエッリーニ 6....
月刊ユベントス
*備考:有料入場者数15.381人(1.021.838€)、芝状態良好
★日曜12:30キックオフで行われたランチタイムゲーム
↑↑©Portal Fieldより
サンプは赤-赤-赤の3rdユニでこの試合に挑んだ
<あらすじ>
ハイライト動画⇒
- 10分逆賊:0-1 ディバラ、ゴール
- 12分逆賊:デパオリのミスからキエーザ決定的⇒アウデーロセーブ
- 21分逆賊:ディバラ負傷交代⇒クルゼフスキin
- 41分逆賊:ムッルーがハンドでPK謙譲
- 43分逆賊:0-2 ボヌッチ、PKゴール
- 44分サンプ:1-2 吉田さん、ゴール!!すぐさま1点差
ロスタイム2分 前半1-2で終了
後半から雨が降ってくる
- 57分逆賊:1-3 コリーのパスミス⇒ロカテッリ、ゴール
- 59分サンプ:ダムスガール、アウジェッロ、アドリエン・シルヴァ投入(デパオリ、ムッルー、エックダル交代)
- 70分逆賊:キエッリーニ、ラムジー投入(キエーザ、ベルナルデスキ交代)
ユーヴェはMFを下げてDFキエッロを投入。3バック(と言うか実質5バック)にして守りに入る
最終的にユーヴェ(3-5-2)
クルゼフスキ キーン
ラムジー マッケニー
ロカテッリ
サンドロ クアドラード
キエッリーニ デリフト
ボヌッチ
ペリン
- 71分サンプ:トッレグロッサ投入(カプート交代)
サンプは最終的にこの形に変化(4‐4-2)
クアリアレッラ トッレグロッサ
ダムスガール カンドレーヴァ
A・シルヴァ アスキルドセン
アウジェッロ ベレジンスキ
コリー 吉田
アウデーロ
- 83分サンプ:2-3 カンドレーヴァ、ゴール!!
ロスタイム4分
・最終的なポゼッションはサンプ49%:ユーヴェ51%
・最終シュート数はサンプ5本(枠内3):ユーヴェ16本(枠内6)
・本当に、後半特にユーヴェが3バックにしたからはサンプの方が押していた。後半のポゼッションはサンプの方が上だろうし、このシュート数の差は意外
これしか撃ってなかったかな?本当に(笑)
・ハンドってしょうがないと思われるかもしれない、と言うか私も思っていた
スロー観てると、”こんなの避けられない”とか、”これは微妙な判定だからハンドじゃないだろう”とか・・・
でも、よくよく考えると、ハンド献上する奴って結構決まってる気がする。やはりどんな状況の1対1でも、絶対両手を後ろで結んでハンド取られないようにしてるDFもいるし(それでもハンドしてしまったシーンを観た事もあるが)、そもそもクロスやシュートに受け身にならないタイプ、ジャンプの時の手の使い方、などなど要素はいっぱいあるが
誰かセリエAのスタッツで歴代ハンド取られた回数とか調べてくれないなー
なにが言いたいかと言うと、”ムッルーは間違いなくハンドしてる率が高い!”。ちなみに相変わらずスローインの時は”必ず味方を探す時間が長い!”
と言うわけで、それでもどうしても嫌いになれないムッルー講座でした
・結局クアリアレッラにゴールは生まれず。サンプでの成績、開幕から6試合ゴール無しは過去最悪
<ダヴェルサ監督 試合後会見>
試合後の感想は?
「例えいくつものポジティブな要素があったとしても、敗北と言う結果に満足する事はあり得ない。セリエAにおいて2得点決めて勝点を持ち帰れないと言う事は、間違いなく何か問題があったと言う事を示している。我々はいくつかのミスを犯し、切り替え時に相手に自由を許し過ぎた。このような不注意が連発で有ると、勝点を持ち帰るのは難しい。前半1‐2で折り返せたのはラッキーだったと言わざるを得ない。ビッグクラブ相手では良いプレーを見せるだけでは結果に結びつかない」
ダムスガール?
「ダムスガールは全ての試合に出続けていたし、彼が怪我するのを避けたかった。また彼は試合の流れを変える事の出来る選手だから、この試合では彼を途中から出場させようと思っていた」
クルゼフスキ?
「サンプでの仕事が忙しいから全然彼のプレーは見てないよ。でもパルマでは彼は物凄く重要な選手だった。ユーヴェでがたくさんいる良い選手の内の一人になってるが、彼はまだ若いしそれは当たり前の事だろう。彼はより自由に、ピッチの色々なところでプレーする必要がある。彼はまだ十分な信頼を勝ち得てないね。これから継続性を身に付け、成功していく事を祈るよ」
サンプニュース
(1)Serie A Femminile 第4節
男子のユーヴェ戦と同日にホーム・ボリアスコの”リッカルド・ガッローネスタジアム”で行われたPomigliano戦は前半31分に豪雨の為にサスペンデッドゲームとなった
↑↑©U.C.Sampdoria Official Pageより
ここまでサンプWomenは、ここまで1勝2敗。負けた2試合も接戦だし、セリエA初挑戦でなかなか頑張っている。
上の3つが開幕3試合のフォーメーション
特に注目は攻撃陣
コロンビア代表で10番のリンコン、女子版クアリアレッラで背番号27かつキャプテンのタレンツィ、そして開幕戦でゴールを挙げたマルティネスを中心に中々の布陣
MFはイタリア代表を虎視眈々と狙う、名字が1文字な”レ”さんを中心に
DFはフィンランド代表のベテラン、オーヴィネンと若手のピザーニのCBコンビに、サイドには前号で紹介したノヴェッリーノ姪などがいる
Gk守護神はオランダ人のバッブ
このメンツで、とりあえず今季はセリエAの中から上位を目指す!
ちなみに女子サンプの監督は男子の”ちんこッタ”
さて、ここまでの開幕6試合は日程的にもきつかったし、内容は良かったのである程度しょうがない
しかし相手がどこであろうが、善戦したけど惜敗って結局意味はない
ここからは結果が問われる
ここから3試合、ウディネーゼ、カリアリ、スペツィア
ここで勝点7は欲しい。そうしないと、良い試合は見せていても降格争いじゃん
結局ラニエリお爺ちゃんの手堅いサッカーの方が、セリエAではやっぱり良いね
って言う事になってしまうから・・・
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
次節:セリエA 第7節 2021年 10/3(日) 対ウディネーゼ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)
’21-’22 SERIE A
6試合 1勝2分3敗 勝点5 得点7 失点10 得失点差 -3 15位
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