TIM CUP ベスト16 12/13(水) 
17:30＠アルテミオ・フランキ(フィレンツェ) 主審：アビッソ氏(Palermo出身)
サンプドリア 2 - 3 フィオレンティーナ（前半1-1)
・前半(2分)フィオレンティーナ[1] ババカル
・ (38分)サンプドリア[1] バッレート
・後半(13分)フィオレンティーナ[2] ヴェルトゥー（PK)
・ (32分)サンプドリア[2] ラミレス(PK)
・ (45分)フィオレンティーナ[3] ヴェルトゥー（PK)
↑↑©gettyimageより
一旦は同点に追いつくゴールを決めたラミレス。しかし後半45分に再再度勝ち越され万事休す。コパイタリアはベスト16で散る・・・
［試合前情報］
★水曜日17時半キックオフで行われたミッドウィークの半ナイター。4回戦でペスカーラを退けたサンプのコパイタリア5回戦の相手はフィオレンティーナ。ヴィオラとは今季すでにフィレンツェで第2節に対戦しており、その時はアウェイながら2-1で勝利を収めた。それがこれ
⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/312952cb7dae19debe1cab3054e6f7c4
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。カリアリ戦から中2日のミッドウィークの、しかもカップ戦と言う事で相当のターンオーバーを敷いてくると思われたが、予想よりは意外とレギュラー勢を使ってきた。完璧に休みだったのはGKヴィヴィアーノ、MFリネッティ、FWクアリアレッラだけ。サパタやプラート、バッレート、シルヴェストレはカリアリ戦から連続で先発出場。怪我で休んでいた本来のレギュラー左SBストリニッチもこの試合で先発復帰。さらにラミレスやトレイラも後半から出場してきた。GKは久々プッジョーニ。ヴィヴィアーノはカリアリ戦の痛恨のミスを忘れさせる為にも、1試合のお休みか。DFは右からサーラ、シルヴェストレ、レジーニ、ストリニッチ。MFは古巣相手で燃えるカペッツィがボランチのスタメン。サイドはバッレートとプラート。トップ下はリッキー・アルヴァレスが先発。2トップはカプラーリとサパタ。キャプテンマークは久々にレジーニが巻く。元フィオレンティーナ勢はヴィヴィアーノとクアリアレッラとカペッツィ。ヴィヴィアーノは娘にヴィオラと言う名前を付けた程のヴィオラサポ。カペッツィもユースからずっとフィオレンティーナ育ちで、2人とも思い入れはかなり強いだろう。
SAMPDORIA＜4-3-1-2＞ 監督マルコ・ジャンパオロ
カプラーリ サパタ
アルヴァレス(63分ラミレス)
プラート バッレート
カペッツィ(46分トレイラ)
ストリニッチ(87分ムッルー) サ－ラ
レジーニ(cap)シルヴェストレ
プッジョーニ
ベンチ：GKクラピカス、トッツォ DFアンデルセン、フェラーリ、ベレシンスキ
MFジュリチッチ、ヴェッレ FWゴメス・リッチュッリ、バルデ
一方のフィオレンティーナはピオリ監督の4-2-3-1。GKは控えのドラゴウスキ。DF-４バックは右がガスパール。CBはキャプテンのアストーリの相棒をペッツェッラが務める。左はビラーギ。ダブルボランチはヴェルトゥとサンチェス。1トップはサンプ戦に強いババカル。その下を右からキエーザ息子、サポナーラ、ベナッシが支える。ジル・ディアスは怪我で不在。ごらんの通り、フィオレンティーナはほとんどターンオーバーを敷かずにかなりガチな布陣で来た。元サンプ勢はいないが、サンプのアイドルのキエーザの息子、フェデリコ・キエーザがいる。
Fiorentina(4-2-3-1) 監督：ステファノ・ピオリ
ババカル(66分シメオネ)
ベナッシ サポナーラ キエーザ
(80分エイゼリック)
ヴェルトゥ サンチェス
ビラーギ(72分ヴィトール・ウーゴ) ガスパール
アストーリ(cap) ペッツェッラ
ドラゴウスキ
ベンチ:GKチェロフォリーニ、スポルティエッロ DFロリーニ、ミレンコヴィッチ、
MFバデリ、クリストフォロ、ハジ息子、ロ・ファーソ FWテレオー
＊備考:警告：後半2分バッレート,36分ストリニッチ;観客7.038 (32.103 euro);芝状態良好
＜あらすじ＞
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=Sx_WzYoWF2M
前半2分 ババカルGoal：0-1
→いきなり失点！ベナッシのスルーパスからペナ内に侵入したババカルが強烈なシュートでプッジョーニのニアを抜きいきなり先制・・レジーニのマークが甘い・・・
前半3分 サパタがすぐさま同点のチャンスをフイに
前半38分 バッレートGoooooL：1-1
→左からリッキーのCK。ファーまでクリアされたボールが流れてきて、そのボールをサーラがダイレクトで低いクロス。そのボールが敵に当たりながらフリーのバッレートの元に⇒バッレートがトラップしてすぐにボレーで叩き込む！同点！！
↑↑©zimbio.comより
ロスタイム0分。そのまま終了
前半は1-1。ポゼッションはフィオレンティーナ13分17秒：サンプ16分40秒。シュート数はフィオ4本(うち枠内2本)：サンプ2本(うち枠内1本)。開始早々のDFのゆるみをつかれ、サンプ戦に強いイメージが有るババカルにいきなり決められる。その後もフィオにチャンスを作られるが、何とか耐えてCKのチャンスを生かして同点に。それにより後半もまだまだ動きそうな展開になった。それにしてもキエーザは親父そっくりの走り方だ。
後半1分 カペッツィに代わってトレイラ投入。完璧なターンオーバーでは無く、この試合も勝ちに行ってるんだと言う意気込みか
2分 ユニを引っ張ったバッレートにイエロー■
12分 レジーニとバッレートがサンドでババカルを倒してフィオにPKが与えられる。微妙な判定だと思うが
後半13分 ヴェルトゥ(PK)Goal：1-2
→ヴェルトゥがこのPKを左隅に決める。再びフィオ勝ち越し
18分 アルヴァレスに代わってラミレス投入。再びレギュラーの投入
21分 ババカルに代わってシメオネ息子投入
23分 バー！カプラーリの右CKからニアでバッレートがヘッドで合わせるが、ボールはクロスバー直撃・・・
26分 ポスト！！カプラーリの直接FK。壁の上を巻いたボールはGK一歩も動けないがポスト直撃・・・
27分 ビラーギに代わってヴィトール・ウーゴ投入
31分 ラミレスがバッレートとワンツーでペナ内に侵入。そこで倒されPK獲得！
後半32分 ラミレス(PK)GoooooL：2-2
→本来のPKキッカーであるクアリアレッラが不在の為、獲得したラミレスが自ら蹴る。落ち着いて右下に決めて同点！！
↑↑©FirenzeiolaSuperSportより
34分 レジーニ、バックパスした後に足が攣る
35分 サポナーラに代わってエイゼリック投入
36分 後ろからキエーザに激しく行ったストリニッチにイエロー■
42分 イエロー貰ったストリニッチに代わってムッルー投入
44分 ロングボールの処理を巡ってムッルーがハンドしたとVARによって判断され、フィオレンティーナに2度目のPKが与えられる。これもさらに微妙な判定
後半45分 ヴェルトゥ(PK)Goal：2-3
→ヴェルトゥがこのPKを左下に決める。再再度フィオ勝ち越し
ロスタイム5分。そのまま試合終了。2-3で敗退
(ポイント
)
・ポゼッションはサンプ31分54秒：フィオレンティーナ25分19秒
・シュート数はサンプ7本(枠内6本)：フィオレンティーナ9本(枠内7本)
・スタッツが示す通り、内容でそんなに負けた試合では無い。PK2つも微妙な判定だったし
・ただ試合通じてサンプもいつもよりミスパスが多すぎ
・終了間際の失点による負けが続いている・・・
・連戦の疲れか、痛んでるのかサパタが良く無かった
・ムッルーはわずかな出場で相手にPKを与えて、ティフォージのやり玉に挙げられる。判定含めてちょっと可哀そうな気もするが
・ラミレスとトレイラはさすがの働き。これを見るとターンオーバーを敷かずに全力でコパイタリアを獲りに行って欲しかったと思う
・ただ、今年のサブはそれほどレギュラー勢と実力の差が無く、ここで使ってあげないといつ起用できるのかと言う問題も有る
残念ながら今年もTIM CUPはベスト16で敗退。格下に勝ち続けて、強豪と当たるこのベスト16でターンオーバーを敷いて挑むが、選手層の差を見せつけられて敗退と言うのをここ数年ずっと繰り返している気がする。まぁ今年はサブもそこそこ充実しているし、リーグ戦もELリーグがかかっているからしょうがないとは思うが。かつてコパイタリア得意だったサンプなのだから、また優勝目指して欲しい気がする。
次はリーグ戦に戻ってホームでサッスオーロ戦。最近やや勝星から遠ざかっているし、主力を休ませた意味を持たせる為にもこの試合は絶対勝たなければならない！
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節：セリエＡ 第17節 2017年 12/17(日) 対サッスオーロ＠ジェノヴァ 現地15:00Ｋｉｃｋ Ｏｆｆ（日本時間23:00)
’17-’18 SERIE A
15試合 8勝3分4敗 勝点27 得点30 失点22 得失点差+8 現在 6位(1試合未消化)
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