2023-24 Serie B 第7節 Como 1-0 SAMPDORIA 早くも4敗目・・・

2023-10-01 15:16:02 | ほぼ週刊サンプ通信'23-'24

[Formazione]

※サンプの招集外は

出場停止:無し

怪我DFコンティ、デパオリ、フェラーリ MFパナダ、ベネデッティ FWレミナ

デパオリが前節で傷んで招集外になりました

中2日での試合の為に、前節のパルマ戦からはスタメンを何人か変えてきたピルロサンプ

まず、ついにエスポジトが今季初スタメン

ボリーニペドローラが本来のポジションに戻ってトリデンテを形成

また試合直前にカザミが負傷したために右MFはジレッリが先発

ヴィエイラではなくヴェッレがスタメンに戻りましたが、リッチは戻らず前節同様ジェペスがアンカーに入ります

左SBもバッレーカが連続でスタメンです

というわけでDFラインは前節と同じ面子となりました

元コモはいないと思われます

 SAMPDORIA<4-3‐3> 監督アンドレア・ピルロ

     ⑦エスポジト(91分⑳ラ・グミナ)

⑯ボリーニ         ⑪ペドローラ

 ⑩ヴェッレ(81分⑧リッチ) ㉜ジレッリ(67分⑨デ・ルーカ)

     ㉘ジェペス(67分④ヴィエイラ)

③バッレーカ      ㊵ストヤノヴィッチ

   ㉙ムッルー(c) ⑧⑦ギラルディ

     ①スタンコヴィッチ

ベンチ:GK⑫タンタロッキ、㉒ラヴァーリア;DF:㉑ジョルダーノ、㉝ゴンザレス;MF:⑤アスキルドセン、⑭カザミ、⑰マラグリーダ;FW:⑦⑦デッレ・モナケ

イエロー:ボリーニ、、ストヤノヴィッチ、ムッルー、バッレーカ、ペドローラ 


※一方のコモはロンゴ監督の3‐4‐2-1

サンプの天敵チェッリが怪我でいなかったり、FW陣に故障者が続出しているためにエースのクトローネの1トップ

その下をヴェルディとダ・クーニャのダブルトップ下が支える形

そしてカギは右サイドのイオヴィーネと左サイドのイオアノウのサイド攻撃とガゼッタのコモ番記者が試合前に言ってましたが、まさにその2人によって得点を取られてしまいました

元サンプはいません

Como<3-4-2-1>監督:モレノ・ロンゴ

     クトローネ(85分チャイア)

 ダ・クーニャ   ヴェルディ

(74分アブリガール) (74分ガブリエッローニ)

イオアノウ(66分サーラ)  イオヴィーネ(66分カッサンドロ)

   コネ    ベッレーモ(c)

 バルバ        クルト

      オデンタル

      センペル

ベンチ:Vigorito, Solini, Baselli, Blanco, Kerrigan, Arrigoni, Scaglia.

イエロー:ダ・クーニャ、クトローネ

*備考:アボナメント3.157人,有料入場者数2.449人;芝状態そこそこ
*ロスタイム前半1分、後半5分

★水曜20:30キックオフで行われたミッドウィークのナイター。サンプは白‐白‐白のアウェイユニで挑みました


<あらすじ>

ハイライト動画

📰ガゼッタ・デッロ・シューポルト式採点

※私はあの、ガゼッタのものすごい比喩表現をちりばめた選手個別採点が好きなので、今季はちょっとやってみようかと

  • Gkスタンコビッチ 6  失点もGKに責任は無く、セービングは終始安定していた。この日の出来で特に問題は無いが、さらに高みを目指すとすればフィードと、さらなる守備範囲の拡大か
  • DFストヤノヴィッチ 5.5 攻守に奮闘はしていたが、失点は彼のマークのずれからによるもの。その責任は大きい
  •  ギラルディ 6 クトローネをよくマークして、なんとか1失点に抑えた
  •  ムッルー 5.5 守備は頑張ってはいたが‥・若いペドローラに対して、キャプテンの威厳として怒ったのだろうが、結果的にはチーム内部の状況が良くない事を印象付けでしまっただけのような気がする
  •  バッレーカ 5.5 イオヴィーネとのサイドの攻防は激しかったが。なかなか攻め上がりが未だに見られない
  • MFジレッリ 5.5 突然のスタメンとなった。豪快な空振りを見せてくれたり技術的な限界は露呈している。その分、運動量とボール奪取でバッレートやリンコンばりにやってくれないと厳しい
  • →67分デ・ルーカ 5.5 途中投入で4トップのCFに。ヘディングのループが1本
  •  ジェペス 5.5 連戦の疲れか、パルマ戦よりは運動量が少なかったように感じる
  • →67分ヴィエイラ 6 低調だったチームに活を入れるべく、チームを鼓舞はしていたが。なかなか結果には結びつかず
  •  ヴェッレ 5 いる意味があるのか?と言う感じ。もともと守備は期待できないMFなのだから、攻撃でもっとチャンスを作ってくれないと厳しい
  • →81分リッチ ND 途中出場でダブルボランチとして10数分プレー。ごくろうさま
  • FWペドローラ 5.5 サンプに来て、初めて良くなかった。終盤にはファールを取ってもらえずにイラついて審判に暴言はいてイエロー。ムッルー主将に怒られる
  •  エスポジト 5.5 待望の初先発となったが、それほどのインパクトは残せず。ラ・グミナよりは期待は抱かせたが結果は残せなかった。やはり彼も生粋のCFタイプでは無いと思うが
  • →ラ・グミナ ND 91分の投入はいくらなんでも遅すぎ。それでも1本だけシュート撃った
  •  ボリーニ 5.5 まぁ彼だけの責任ではなくチーム全体の問題である事は間違いないが、効果的なチャンスは作れず。無理やりのバイシクルが1本あったぐらい
  • 監督 ピルロ 5 選手個別の採点を見てもわかる通り、誰が特別に悪かったわけでも良かったわけでもない。つまりチーム全体の問題。すなわち監督が一番の問題。サイド攻撃に対するマークのずれ。また交代のタイミングもワンテンポ遅い気がする。最後にパワープレーで4‐2-3-1(実質4‐2-4)のような形を見せたが・・・やけくそ感は否めず

後半、4人投入して最後のやけくそパワープレー、最終フォーメーションはこうなりました

[後半36分~ 4‐2‐3-1]

      デ・ルーカ

ボリーニ 46分~ラ・グミナ ペドローラ

   リッチ  ヴィエイラ

バッレーカ     ストヤノヴィッチ

 ムッルー(C)   ギラルディ

    スタンコビッチ


 (ポイント)

・最終的なポゼッションはコモ42%:サンプ58%

・最終シュート数はコモ8本(枠内4):サンプ13本(枠内5)

・中2日の試合のせいか、お互いにつかれば見えてトーンが低い試合でした

・前半はサンプのポゼッションはさらに高く、61%でした。まだ前半の方がサンプはちょっとはマシで、チャンスを作れていましたが・・・

・パスミスも多いが、激しいぶつかり合い、ボール奪取も多い。これがセリエBだなと言うしたね

特に無し

・とにかく結果。7試合ですでに4敗目

エスポジトがスタメンでも、4‐3‐3は機能しないと言う事を逆に証明してしまった

ペドローラが止められると攻め手無し

ムッルーペドローラのケンカに見られるチーム状態の悪さ


周死氏の眼👀】

せっかくのパルマ戦の引き分けを全て台無しにする敗戦となりました

元々、周りが言うよりは物凄い補強をされてるわけでは無いので(何気にレンタル除いて獲得費用は1€も使ってない)、ピルロに全ての責任を押し付けるのはかわいそうだとは思いますが

ただ、ついにエスポジトが先発して不発だった事により、今のチームにピルロの4‐3‐3が合っていないのが証明されてしまったのは事実だと思います。理由としては

  1. 4‐3‐3に合ってる強靭なCFがいない。ペターニャでもいれば別ですがね
  2. MF陣のドゥエルの弱さ。ベネデッティの怪我は痛かったですが
  3. セリエBのピッチコンディション、カンプノウの水がまかれたピッチではありません。サンプの現スカッドのテクニックと、セリエBのプレッシャー、守備戦術の強さ。それを考えると後ろからグラウンダーパスだけでの組み立てだけではやはりきびしいです

また、ここまでの7試合でピッチ上でピルロが怒鳴っているのをほとんど聞いた事がありません。もちろん性格的な物でしょうが、コロナ渦の無観客試合の時、当時のサンプのラニエリ監督の指示の怒号はすさまじかった。これが良いか悪いかはともかくとして、今のサンプは完成された大人の選手が多数いるユーヴェのようなチームではありません。

確かに開幕戦の勝利と、ゴール後にピルロを中心にみんなで喜んでいたシーン。あの印象に少し騙されてしまった感は有ります。若手を「名前だけで黙ってついてこさせる事が出来る」ぐらい”アンドレア・ピルロ”のネームバリューは有りますが。しかしさすがに結果も出て来なく、本人もあまり感情を前面に出してこないと限界があるでしょう

8節のカタンザーロと9節のアスコリ戦。この2試合の後、2週間のお休みがあります。この2試合で結果が最悪な物だと、すでにピルロの解任は現実的な物となるでしょう。

ピルロが4‐3‐3を捨てられるか。捨てなくても、サッカーの内容を変えて結果を出せるか。それが無理なら早々に見限った方が良いかと思います

前も言いましたが、現状のサンプの陣容を鑑みて私なら4‐4‐2か4‐3-1‐2を試してみたいです。

もちろんピルロは絶対やらないと思いますが

4‐3-1‐2だとペドローラをトップ下にするのですが、ウィングタイプが全員行き場を失ってしまうので、とりあえず4‐4‐2で考えてみます

賛成も反対も有るでしょうが、本気で勝点にこだわるフォーメーション

SAMPDORIA 2023-24<4‐4‐2> 仮想監督Shussissi ※2023・9・30現在

     ⑯ボリーニ ⑦エスポジト

    (⑨デ・ルーカ) (⑳ラ・グミナ)

ペドローラ(⑦⑦デッレモナケ)  ㉓デパオリ(⑩ヴェッレ)(⑭カザミ)

(⑨②レミナ)          (⑰マラグリーダ)

 ④ヴィエイラ(⑧リッチ) ㉘ジェペス(⑧⓪ベネデッティ🏥)

  (⑤アスキルドセン)   (⑥パナダ)(㉜ジレッリ)

㉑ジョルダーノ(③バッレーカ)   ㊵ストヤノヴィッチ(㉓デパオリ)(⑬コンティ🏥)

   ㉙ムッルー(c)(㉝ゴンザレス) ⑧⑦ギラルディ(㉕フェラーリ🏥)(⑮ロティオネン)

        ①スタンコビッチ

       (㉒ラヴァーリア)(⑫タンタロッキ)

MFはベネデッティが帰ってきたら変わると思いますが、まずはディフェンスも出来るMFと言う事で、ヴィエイラとデパオリを選びました。やはり守備が上手なMFが全然いないと言う事で、なんとかダブルボランチを守備重視の2人にしてフィルターをかけ、サイドMFはスピード生かして縦突破。負けてる時はヴェッレやデッレモナケを投入できます

ただ、ピルロ解任後の新監督として名前が挙がってるのが

ピッポ・インザーギ

ファビオ・リヴェラーニ

の2人です

2人とも4‐3‐3なんですよね・・・

あまり変わらないような・・・

そして、毎回名前が挙がってくる”モチベーションおじさん”のイアキーニ。そして金払わなくてよくなるジャンパオロ

うーん

なんかパッとしないですな

まぁもうパロンボで良いんじゃないですかね!?


昇格組(ダントツで)のカタンザーロはテルナーナ、スペツィア、レッコといきなり3連勝したり、今季の台風の目となっているチームです

パルマに0-5と大敗してちょっとトーンダウンしましたが、決して侮れないチームです

ただ、攻撃力は有りますが、DFはそれほど強くないので撃ち合いが予想されます

逆にこの相手にサンプがいくら「プレッシャーがかかるホームの大声援」の中でプレーしなければならないとしても、この相手に得点を取れないようだと、もう本当にピルロは見限った方が良いでしょう

ちなみに、私はピルロが嫌いなわけではありません。むしろ少なくとも現役時代は敵ながら”あっ晴れ”と思ってました

彼が変わってチームが立ち直れば何の文句もありません

昨日の記者会見見た感じだと、ピルロも瘦せこけた気がします・・・

そりゃートルコとはプレッシャーが違いますよね

そう、一つ言える事は、今日の試合は

「背水の陣」

です

Foooooooorza Saaaaaaamp!!

次節:セリエA 第8節 2023年 10/1(日) 対カタンザーロ@ジェノヴァ 現地16:15Kick Off(日本時間深夜23:15)

’23-’24 SERIE B 

7試合 1勝2分4敗 勝点3(-2点ペナルティ) 得点6 失点10 得失点差 -4 暫定16位



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