SERIE A 第3節延期分 1/24(水) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:オルサート氏(Schio出身)
サンプドリア 1 - 1 ローマ(前半1-0)
・前半(47分)サンプドリア[1] クアリアレッラ(PK)
・後半(46分)ローマ[1] ジェコ
↑↑©panorama.itより
クアリアレッラの自身16点目で先制はしたが・・・
前半ロスタイムに先制するが、後半ロスタイムに追いつかれてドロー。勝ちたかったが、内容から見ると妥当な引き分けか
[試合前情報]
開幕直後の第3節が雨で中止となり、このミッドウィークに組み込まれた試合。あろう事かリトルノのローマ戦の直前になってしまったので、5日間にホーム&アウェイで2回ローマと戦う事になる。開幕直後は2連勝スタートで良い流れで来ていたサンプ。それに対してローマはあの時、代表の試合も含めてケガ人や疲れてる選手も多かった。しかもCLの試合をすぐ控えていたのでその試合との起用も考えないといけない。加入したばかりのシックも間に合っていなかった。かなりサンプに有利な条件が重なっていたのに・・・。まぁでもその時やっていても必ず勝っていた保障も無いし、戦うのみ。
昨季のローマとの対決はコパを含めて1勝2敗。マラッシでの試合は3-2で素晴らしい逆転勝ちを収めている。そしてサンプ戦に強かった天敵トッティが引退した。これはサンプにとって大きいだろう。ディフランチェスコ監督は試合前のインタビューで「サンプは強い?でも最下位のベネヴェントに負けたじゃないか」と強気のコメント。勝点7差はついているが、何気に順位的には5位と6位の直接対決となる。
⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/d155e3e82eeef6e588348f21ed1f293c
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。ついにサパタがスタメンに復帰。そしてそれ以外のメンバーは3日前のフィオレンティーナ戦と全く同じスタメン。これが現在のサンプのベストイレブンと言えるだろう。前節ハットトリックを決めながら、最後少し傷んで退いたクアリアレッラも、出場が危ぶまれていたが先発してきた。GKヴィヴィアーノも含めて、完璧なベストメンバーは初めてじゃないのかな?キャプテンはクアリアレッラ。元ローマ勢は控えのドドと、ユース出身のヴェッレ
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ(cap) サパタ
(51分カプラーリ)
ラミレス
リネッティ プラート(80分バッレート)
トレイラ
ストリニッチ(74分ムッルー)ベレシンスキ
フェラーリ シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、ドド、サーラ、レジーニ
MFアルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FWコフナツキ
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一方のローマはディ・フランチェスコ監督の4-3-3。デ・ロッシ、ペロッティ、エル・シャーラウィは怪我で間に合わず。仲良くトッティとトリブーナで観戦していた。また、試合前からチェルシー移籍が決定的と言われていたジェコだが、予想外に普通に先発してきた。FWはそのジェコを中央に右がデフレル、左がトルコのロッベンと呼ばれるチェンギス・ウンデル。中盤はストロートマンをアンカーにナインゴランとペッレグリーニが縦横無尽に駆け巡る。DFはファツィオとマノラスのCBコンビ。左がキャノン砲を持つコラロフ。そして右SBにキャプテンマークを巻くフロレンツィだ。GKはブラジル代表アリソン。怪我人がいても十分強いメンツだ。元サンプは言わずと知れたシック。怪我で出遅れており全く活躍していないが、ベンチには入っている。全く活躍していないのは嬉しい限りだ
ROMA(4-3-3) 監督:エウゼビオ・ディ・フランチェスコ
ジェコ
チェンギス・ウンデル デフレル
(73分アントヌッチ) (63分シック)
ペッレグリーニ ナインゴラン
(80分ジェルソン)
ストロートマン
コラロフ フロレンツィ(cap)
ファツィオ マノラス
アリソン
ベンチ:GKロボント、スコルプスキ DFジュアン・ヘスス、モレノ、B・ペレス、エメルソン、アブドラヒ・ヌーラ
MF- FW-
*備考:警告;前半15分ジェコ,38分リネッティ,後半16分ストロートマン,47分フロレンツィ;年間チケット保有者数16.513(1試合平均166.955euro),有料入場者数2.789(93.540euro);芝状態完璧じゃない
★水曜日20:45キックオフで行われたミッドウィークのゲーム。
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=bn5OKp6xTmg
前半14分 チャンス!ペナ内、タッチライン際で粘ったサパタの落としを走りこんで来たリネッティの強烈ミドル⇒しかしDFのブロックにあう
15分 トレイラ倒したジェコにイエロー。ジェコはその前に何回か倒されており、それへの報復とみなされた■
20分 ジェコの落としからペナ外からペッレグリーニの強烈ミドル⇒GKヴィヴィアーノが正面で弾く
25分 ピンチ!ペナ内右サイドからペッレグリーニの折り返し⇒中央でナインゴランが合わせるも、ヴィヴィアーノが右足一本で反応して止める
38分 デフレル倒したリネッティにイエロー。激しいプレーではあったが、ファールですら無いと思うが・・■
39分 そのFK。ペッレグリーニのクロスをマノラスがドンピシャヘッド⇒わずかに上
42分 右サイドのタッチライン際、ペナすぐ外でストロートマンがフェラーリに進路妨害される。ローマの選手たちはかなり強くファールを主張し、VARまで求めるが主審の判定はノーファール
44分 VARでPK!
カウンターからラミレスが左サイドからクロス⇒コラロフが身体を投げ出してクリアしたが、映像でゆっくり見ると明らかにハンドだった。これがこの2つのプレー。コラロフのハンドは明らかなハンド。なのでVARの判定は正しい。フェラーリのファールも確かにファールっぽかった。これを取って貰えなかった事にローマの選手は抗議するが、でもどちらにせよローマのはPKじゃないしね・・・
↑↑©premium sport HDより
前半47分 クアリアレッラ(Pk)GoooooL:1-0
→このPKをクアリアレッラが左隅に決める!自己記録をどんどん更新する16点目で先制!!
↑↑©calcionews24.comより
ロスタイム1分。そのまま終了
前半は1-0。ポゼッションはサンプ13分05秒:ローマ10分30秒。入りはサンプの方が良かったが、その後の15分間位はサンプペース。何本かチャンスを作る。その後ローマも反撃に転じ互角の戦い。お互いチャンスを多く作り、あっという間の45分間だった。面白かったけど0-0か・・・と思いきやドラマは最後の最後に。初めてVARの恩恵に預かった気がする。非常に良い時間に先制出来た。さて後半、ローマも黙っていないだろう
後半2分 チャンス!サパタのポストからプラート突進⇒ラストパスを再びサパタに⇒サパタがこのシュートをふかす
6分 怪我をおして出場していたクアリアレッラが限界で、代わってカプラーリ投入。シルヴェストレがキャプテンに
16分 ラミレス倒したストロートマンにイエロー■
17分 そのFK。ゴール左側からカプラーリが直接狙う。壁を越えて左上隅に良いシュートが行くが、GKパンチング。惜しい!
18分 デフレルに代わって元サンプのシック投入。強烈では無いがやはりサンプファンからはブーイング
19分 ペッレグリーニ、するする持ち上がりそのままミドル⇒わずかに左
28分 チェンギズ・ウンデルに代わって弱冠18歳のアントヌッチ投入
30分 ピンチ!右からのクロスをヘッドでクリアしきれずに、ファーにフリーのボールが上がる⇒アントヌッチ突っ込むが押し込めず
31分 チャンス!右CKのボールがファーまで流れてフリーのカプラーリの元に⇒トラップしてシュートを放つがわずかに上
35分 負傷したプラートに代わってバッレート投入。プラートは1人で歩けず、重傷っぽい・・・
35分 ペッレグリーニに代わってジェルソン投入
42分 決定的!カプラーリとトレイラが細かいワンツーを2度繰り返し、最後カプラーリが左足シュート⇒GKアリソン足一本でセーブ
43分 危ない!左からコラロフのクロス⇒一番ファーでフリーのフロレンツィがダイレクトボレー⇒わずかに左に外れる
45分 同じような展開から再び右サイドでフロレンツィのボレー⇒今度はDFが身体を張ってブロック
↑↑©il secolo XIXより
ロスタイム4分。
後半46分 ジェコGoal:1-1
→右サイドからのクロス、誰も合わせられないがファーまで抜ける⇒左サイドでアントヌッチがダイレクトで折り返し⇒中央でジェコがヘッドで叩き込む・・・右⇒左⇒中央と2度振られたのでついていけなかった。土壇場で同点に追いつかれる・・・
↑↑©daily mirrorより
47分 リネッティがカウンターからドリブルで攻め込むが、ペナ外ぎりぎりでフロレンツィに倒される。フロレンツィにはイエロー■
49分 最後ラミレスのFK。壁を巻いて狙うが、落ち切らずに試合終了。1-1・・・
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ20分31秒:ローマ23分08秒
・シュート数はサンプ9本(枠内4本):ローマ14本(枠内5本)
・後半はローマの怒涛の攻撃にあい、ポゼッションも逆転された
・特に最後の10分間攻められっぱなしで、何とか耐えていたが・・・
・ただ、やられっぱなしでは無かった。31分,42分のカプラーリが2度のチャンスをどちらか決められれば試合は決まっていただろう
・良く戦っていたので残念だが、妥当と言えば妥当の引き分け
・18歳のアントヌッチが決定的な仕事をした
・プラートの怪我は心配過ぎるし、いなくなると痛すぎる
残念な結果だが、一時期の不調は完全に脱している。そして4日後には間髪入れずに、今度はホームとアウェイ入れ替えて再びローマとの試合。向こうは怪我人が帰ってきそうで、こちらはプラート含め何人か失いそうで厳しい戦いではあるが、白黒つけなければいけない。
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第22節 2017年 1/28(日) 対ローマ@ローマ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)
’17-’18 SERIE A
21試合 10勝4分7敗 勝点34 得点40 失点31 得失点差+9 現在 6位
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