SERIE A 第29節 3/18(日) 12:30@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:タリアヴェント氏(Terni出身)
サンプドリア 0 - 5 インテル(前半0-4)
・前半(27分)インテル[1] ペリシッチ
・ (30分)インテル[2] イカルディ(PK)
・ (32分)インテル[3] イカルディ
・ (44分)インテル[4] イカルディ
・後半(6分)インテル[5] イカルディ
↑↑©tuttosport.comより
今季最悪だった前節のクロトーネ戦。そこからの再出発を誓った試合だったが、まさかのそれよりさらに酷い出来で惨敗・・・・
[試合前情報]
試合開始時には止んでいたものの、雨のせいでグラウンダーのパスは水しぶきが上がるようなピッチコンディション。インテルとの対戦はアンダータでは負けはしたものの、後半は自分達のサッカーが出来た。昨季、ジャンパオロのチームはインテル相手に2戦2勝。なのに・・・
⇒https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/a0e622b3c64a1f30436541474aea2b31
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。プレビューの予想通りの布陣で来た。リネッティが出場停止で変わりはプラートがスタメンに復帰。サーラが怪我で招集外となり、右SBには逆に怪我明けのベレシンスキ。GKヴィヴィアーノも何とか試合には間に合った。前節の結果を踏まえて、サパタが2トップのスタメンに復帰。トップ下はカプラーリとラミレスの争いだったが、起用されたのはラミレス。元インテルはドドがいなくなったが、相変わらず多数。GKヴィヴィアーノ、DFシルヴェストレ、MFリッキー、FWカプラーリ。
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ(cap)カプラーリ
ラミレス(50分カプラーリ)
プラート バッレート(54分レジーニ)
トレイラ
ムッルー ベレシンスキ(33分ヴェッレ)
フェラーリ シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、ストリニッチ
MFアルヴァレス、カペッツィ、テッシオーレ FWコフナツキ
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一方のインテルはスパレッティ監督の4-2-3-1。ラノッキアがケガで招集外。憎敵イカルディもケガをしていたが残念ながら回復した。プレビューからはMF陣が2人外れた。ボルハ・バレロ、ベシーノの元ヴィオラ勢では無く、ブロゾヴィッチとラフィーニャが先発。GKはナポリにも立ちはだかったハンダノヴィッチ。DFは右からカンセロ、シュクリニアール、ミランダ、ダンブロージオ。そしてFWは憎きイカルディ。MFはガリアルディーニのボランチの相棒をブロゾヴィッチ。2列目は左にペリシッチと右にカンドレーヴァは変わらずで、真ん中にはラフィーニャ。前回も触れたが、元サンプ勢はたくさんいる。憎きイカルディ、エデル、ラノッキア、そしてGKの2人ベルニとパデッリ、そしてシュクリニアール。そして監督のスパレッティをすっかり忘れてた。彼は1998-99のサンプB落ちの立役者だ
Inter(4-2-3-1) 監督:ルチアーノ・スパレッティ
イカルディ(66分エデル)
ペリシッチ ラフィーニャ カンドレーヴァ
(80分ボルハ・バレロ)(78分ベシーノ)
ブロゾヴィッチ ガリアルディーニ
ダンブロージオ カンセロ
ミランダ シュクリニアール
ハンダノヴィッチ
ベンチ:GKパデッリ、ベルニ DFリサンドロ・ロペス、サントン、ダウベルト
MF - FWカラモ
*備考:警告:前半37分ラミレス、後半8分カプラーリ、32分ラフィーニャ;年間チケット保有者数16.635人(1試合平均168.477euro),有料入場者数4.701(161.125euro);芝状態不良
★日曜日12:30ランチタイムゲームで行われた試合。インテルの中国資本時間になぜ合わせなければいけないのか・・・まぁ日本の我々にとっては見やすい時間帯ではあるが
<あらすじ>
振り返りたくないが・・・
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=mV3bObR7aaE
前半26分 ペリシッチGoal:0-1
→右からのカンセロのアーリークロス⇒ペナ内中央でペリシッチのヘッド⇒やや前に出ていたGKヴィヴィアーノの頭を越す絶妙なヘッドとなり先制を許す・・・
29分 ペナ内で切り返したラフィーニャをバッレートが倒したとされPKを取られる。ちょっと怪しい判定だったが・・・
前半30分 イカルディ(pk)Goal:0-2
→そのPKを逆賊イカルディが左下にゴロで決める
↑↑©the sunより
前半32分 イカルディGoal:0-3
→トレイラ傷んでピッチに倒れている間もプレーを止めないインテル。ブロゾヴィッチがスルーパスで抜け出して左サイドからグラウンダーの折り返し⇒シルヴェストレがスライディングでカットに行くが、クリアしきれずボールがこぼれる⇒イカルディが飛び出してきたヴィヴィアーノの脇を抜くヒールシュート・・・あー書いてるだけでムカつく
↑↑©gazzetta.itより
33分 怪我明けだったベレシンスキが早くも白旗を上げヴェッレ投入。本職右SBが不在の為、ヴェッレを右MFそしてバッレートを右SBに
38分 この試合唯一のチャンス。左サイドからムッルーのクロスを、サパタが敵のDFに競り勝ってヘッド⇒しかしボールはポスト・・・
前半44分 イカルディGoal:0-4
→ペナ内中央で、今度はラフィーニャが先ほどのイカルディみたいにヒールシュートを見せる。これはヴィヴィアーノが必死の反応を見せるも、詰めてきたイカルディが左足で叩き込み4点目
ロスタイム1分。そのまま終了
前半は0-4。ポゼッションはサンプ10分09秒:インテル13分29秒。もうわけがわからない。失点まではやや押されていたが普通に戦っていた。しかし1点目を取られると、湯水のように続けざまに失点。前半だけでホームで0-4は、そろそろホントに30年に達しようとしている私のサンプ人生でも記憶に無い。ラミレスは軽率なミスを繰り返し、FWにはなかなかボールが収まらない。両SBは脆弱。中盤でトレイラ一人に仕事が集中してしまう状況。ジャンパオロはロッカールームで何を選手達に言い、何を変えてくるのだろう?
5分 ラミレスに代わってカプラーリ投入
後半6分 イカルディGoal:0-5
→ペナ内でバッレートが思いっきり高くクリアしたボール⇒イカルディがこのボールをダイレクトにボレー⇒ボール絶妙に叩きつけられてヴィヴィアーノも届かないところに・・・どうせ適当に蹴っただけだろ?
9分 バッレートもさっきの思いっきり蹴ったクリアあたりのプレーで、怪我で白旗を上げ交代。代わりはなんとレジーニ。どうせ負けなんだから、若いアンデルセン使え!
ロスタイム0分
そのまま試合終了。0-5・・・・・・
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ20分58秒:インテル31分44秒
・シュート数はサンプ8本(枠内5本):インテル14本(枠内11本)
・いつ8本もシュート打ったんだ?チャンスなんてサパタの1本ぐらいしか記憶に無いが
・7位で、アタランタにも遂に追いつかれる。まだ同勝点だが、直接対決は負けられなくなる
まぁホントに触れたくも無い試合だが・・・私が生で観た試合では、1997-98のホームでのサンプvsラツィオ。マンチョがサンプからラツィオに移籍して初めてマラッシに帰ってきた試合を生で観た。その試合がホームながら0-4で惨敗。バッレーリが前半早々退場になったと言う事も有ったが、あの時の脱力感は今でも忘れない。改めて思ったのは、サッカーは怖いなと言う事。ちょっとした歯車が狂うとわずか10分間の間に恐ろしい結果を招く。そしてその時のマンチョもそうだったが、イカルディしかり、昔のクアリアレッラしかり、活躍して欲しくない元サンプ勢にやたら点を取られると言う事。これはある種運命なのか・・・
さすがにここ2試合の酷い試合で、にわかにジャンパオロへの批判も噴出してきているが、私はそれはナンセンスだと思う。私は一貫してジャンパオロ支持派。ただこの日の試合で一つ注文を付けるとしたら、バッレートが怪我した後に右SBにレジーニを起用したのはわからない。これが0-1ならともかく。さすがに0-5で勝ち目の無い試合で、左利きで本職じゃないレジーニを右SBで使うよりは(実際酷い出来だった)、将来も考えてアンデルセンをこの間の様に試してあげるべきだったと思う。まぁそれぐらいかな。
ここで2週間の代表ウィークで休みに入る。今回ばっかりはラッキーな休みとなるか。こんな試合の後ではあるが、サンプからは現在10人も代表に選ばれている。怪我さえしなければ、代表の試合でサンプの試合を忘れてリフレッシュする良い機会となるだろう。以下が代表選出された選手↓↓
- ポーランド=リネッティ、ベレシンスキ、コフナツキ
- ウルグアイ=ラミレス、トレイラ
- イタリア=フェラーリ
- コロンビア=サパタ
- クロアチア=ストリニッチ
- スロヴェニア=ベレッツ
- デンマーク=アンデルセン
この休みの後、1週間で3試合。キエーヴォ、ミッドウィークでアタランタと直接対決、そしてDERBY。一度選手には死にもの狂いになってもらって、この2試合を取り返して3連勝してやる位の奮起を期待している
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第30節 2017年 3/31(土) 対キエーヴォ@ヴェローナ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)
’17-’18 SERIE A
28試合 13勝5分10敗 勝点44 得点47 失点43 得失点差+4 現在 7位タイ