goo blog サービス終了のお知らせ 

DERBY直前 スペシャル!!

2016-05-08 12:16:46 | Derby Della Lanterna

SERIE A 第37節 5/8(日)  15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 

主審:バンティ氏(Livorno出身)=なぜか試合直前にタリアヴェント氏から変更

 サンプドリア  うんこジェノア(前半-) 

  第112回DERBY DELLA LANTERNA

↑↑今朝、我が家にて必勝祈願のお祈り後に撮影

[試合前情報]

 史上2番目に遅い最終節の前の節、しかも通算4回目で5月に行われる今回のジェノヴァ・デルビー。実は最近も5年前の2011年の全く同じ5月8日に行われている。この時は36節だったが1-2でサンプが負け、次節も連敗してそのままセリエB降格となった忌まわしき記憶だ。今回もまだサンプのセリエB降格の可能性が残っているだけに、余談は許されない。実は状況は結構逼迫しており、サンプの最終戦はアウェイでユーヴェ戦。この試合はユーヴェがスクデットを祝うお祭り試合の為に、すでにチケット完売で超満員となっている。勝つのは非常に難しい。万が一、カルピ・パレルモが共に連勝すると(万が一でもない・・・)、サンプは少なくとも勝点1は必要となる。以下が順位表↓↓ 

順位 チーム     勝点/試合/勝/分/負/得/失/得失差

10.   トリノ 45 36   12 9 15 50 51 -1
11.   エンポリ 43 36   11 10 15 37 46 -9
12.   ジェノア 43 36   12 7 17 41 46 -5
13.   ボローニャ 41 36   11 8 17 33 44 -11
14.   アタランタ 41 36   10 11 15 38 45 -7
15.   サンプドリア 40 36   10 10 16 48 53 -5
16.   ウディネーゼ 38 36   10 8 18 33 57 -24
17.   カルピ 35 36   8 11 17 34 53 -19
18.   パレルモ 35 36   9 8 19 35 63 -28 降格
19.   フロジノーネ 31 36   8 7 21 35 71 -36
20.   ヴェローナ 25 36   4 13 19 30 59

-29

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 前回の対戦では、今年新年一発目の試合、ソリアーノの2ゴールとエデルのゴールで素晴らしい勝利だった。最後3-0から2点取られて少し危なかったが・・・→http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/3b3602bdd1846a97e253638e9a9960e7

ただ、その時とはメンツが大分違う。もうエデル、ズカノヴィッチ、レジーニはいない。そしてカルボネーロも怪我でいない。

サンプの予想スタメンは

SAMPDORIA <3-5-1-1> 監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ  

        クアリアレッラ

      アルヴァレス

ドド            デ・シルヴェストリ

  ソリアーノ(Cap) サーラ

         バッレート

    カッサーニ  ディアキテ  

        シルヴェストレ 

        ヴィヴィアーノ

Sampdoria:クルスティチッチが出場停止。フェルナンドが怪我で出場が危ぶまれている。その他でもカルボネーロ、イヴァン、モイサンデルなど怪我人は多く、直前練習では

Andrea Bacigalupo, Lorenzo Dotto, Leonardo Serinelli、Giacomo Vrioni

の4人のプリマヴェーラの選手が数合わせに駆り出された。

そこでサーラとバッレートがスタメンと言う予想。DFではラノッキア対シルヴェストレ、カッサーニ対シュクリニアールのスタメン争いが有る。個人的にはシルヴェストレとカッサーニが勝つと予想する。後はクアリアレッラを支えるトップ下。リッキーがカッサーノとコレアを一歩リードか。個人的にはカッサーノとリッキーを同時に攻撃的に使って、バッレートとソリアーノのダブルボランチと言う形を取って欲しいのだが・・・

一方のGenoa(3-4-3):

GK ラマンナ

DF イッツォ、ブルディッソ、ドゥマイオ

MF アンサルディ、リンコン、リゴーニ、ガブリエル・シルヴァ

FW スソ、パヴォレッティ、ラクザール

Genoa:前節ローマ戦を休ませたアンサルデイ、ドゥマイオ、リゴーニ、ガブリエル・シルヴァが戻ってくる。GKペリンは全治半年の大怪我を負って不在。FWパヴォレッティは前回のDERBYで2得点あげてるので、要注意。ただメンツ的には決して引けを取ってない。あとはハートの問題だ。

データ

・サンプの前半30分までの失点数19はセリエA2位(1位はパレルモの21)

・ジェノア、アウェイでここ7試合で6敗。最後に勝ったのは4月9日サッスオーロ戦。ただ、今回はアウェイとは言えマラッシだからな・・・

・サンプのPK献上数9はアタランタとフロジノーネと並んで1位タイ

・もしカッサーノが出場するとセリエA通算400試合出場を達成

DERBY通算試合数: 111

SAMPDORIA勝利: 39

引き分け: 44

GENOA勝利: 28

-ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして恒例?の選手の嫁さん(彼女)対決。真ん中にいるのはサンプ、ソリアーノの婚約者対ジェノアはスソの婚約者。

 http://www.socialfc.it/derby-samp-genoa-bellezze-wags/5289/

↑↑イタリア語のページだがなかなか面白い。

サンプの選手の奥さんで有名なのはクルスティチッチの奥さん。かなりの露出狂で、SNSへの投稿も半端無い。

Jelena Krsticic

とても2人目の子供を授かってるとは思えない美貌だ

krsticic - jelena2

そして意外だったのが、弱冠21歳のDFMilan Skriniarにもこんな彼女がいた

シュクリニアールはまだイタリア語がしゃべれないが、愛の言葉はもう取得したようだと書かれている

↓↓Barborah

skriniar - barborah

さてこんな風に盛り上がってきたところで・・・・・

とにかくこの試合だけは譲れない。絶対勝つ!!  

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

次節:セリエA第37節 2016年 5/8(日) 対うんこジェノア @ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)

’15-’16 SERIE A

 36試合 10勝10分16敗 勝点40 得点 48 失点 53 得失点差 -5 現在15  

 今日のカッサーノのアフォリズム(格言) 

numero68:

Qualche anno fa,ho deciso di aiutare me stesso.

Adesso provo ad aiutare anche gli altri.

格言68:

何年か前に俺は自分自身を助けようと決めた。

今は、他の奴を助けようと試してみる


2015-16 SERIE A 第18節 GenoB 2-3 SAMPDORIA 第111回 GENOVA DERBYは我らの勝利!!!

2016-01-09 17:06:02 | Derby Della Lanterna

SERIE A 第18節 1/5(火) 20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 32 うんこジェノア(前半2-0)

 主審:ヴァレーリ氏(Roma2出身)

 ジェノヴァの覇権は引き続きサンプの手に!!2016年の初戦を大勝利で飾り、モンテッラサンプ初の連勝。さぁ、いよいよ調子が上がってきた

Marcatori 

  • (前半19分)サンプ ソリアーノ
  • (前半39分)サンプ エデル
  • (後半5分)サンプ ソリアーノ 
  • (後半24分)  ジェノヴァ[1] パヴォレッティ
  • (後半36分) ジェノヴァ[2] パヴォレッティ

[試合前情報]

 さぁ今年もいよいよDERBY。今回で第111回目。ジェノアホーム扱いのゲームは最近相性が良く、昨年もガッビアディーニのゴールで1-0で勝った。その前年もマクシ・ロペスのゴールで1-0。その前は1-1(エデルとマトゥザレム)。過去の対戦はジェノア12勝、サンプ13勝、15引き分け。ただ、15位サンプ勝点20、17位ジェノア勝点16と少し寂しい順位での対戦となった。昨年のDERBYはお互い一桁の順位中盤で争っていたのが、嘘のようだ。

 サンプは昨年最後の試合、パレルモ戦の良い流れを持ち込みたい。そこに怪我していたエデルとシルヴェストレ(起用されなかったが・・・)、出場停止からズカノヴィッチが戻ってくる。フォーメーションはカッサーノをいわゆる偽のセンターフォワードに据える4-3-3。エデルが戻ってきて左ウィングを務める。右は引き続きカルボネーロ。守備時にはその両翼が下がり、4-5-1のフォーメーションとなる感じだ。中盤はバッレート、フェルナンド、そしてキャプテンのソリアーノ。

 ちなみにDERBY直前に正式獲得が決まったリッキー・アルヴァレスはDERBYの選手登録には間に合わず。ちなみに背番号は25。

 一方のジェノアは売出し中のパヴォレッティを中心とした3トップで4-3-3。リンコン&ラゾヴィッチの右サイド、ラクザール&ンチャムの左サイドとサイド攻撃が得意な選手を置いている。ジェノアのキャプテンは、元アルゼンチン代表のブルディッソ。ジェノアには相変わらず長年在籍している選手がおらず、最長でGKペリンの4年目。ブルディッソは3年目。逆に監督ガスペリーニだけが、一度辞めているが足かけ8年目。確かに最近は常にガスペリーニと対決している気がする。いかに選手を大切にしていないクラブかがわかる。毎回、自分がジェノアーノだったら(200%あり得ないが)、チームに愛着を持つのが難しいだろうなぁと思うのだが。

↑↑今回のSUD。 ★新年初戦は、唯一1日前倒しで行われたANTICIPO。火曜日のナイター

”SIAMO L'ARMATA BLUCERCHIATA

E MAI NESSUN CI FERMERA'”

(=俺たちはブルチェルチアティの軍隊だ。そして誰も俺たちを止められない) 

と言う、キックオフ時に必ず歌われる応援歌の歌詞の横断幕。プラス無数のサンプカラーの大旗。

シンプルだが、実に美しい。

SAMPDORIA <4-3ー3> 監督ヴィンチェンツォ・モンテッラ

       カッサーノ(75分ムリエル)

エデル(58分コレア)   カルボネーロ

  バッレート   ソリアーノ(Cap)

       フェルナンド

レジーニ         デ・シルヴェストリ
                (36分カッサーニ) 
   ズカノヴィッチ モイサンデル 
             
      ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ DFコーダ、ペレイラ、シルヴェストレ

MFパロンボ、クリストドゥロプーロス、クルスティチッチ、イヴァン FWロドリゲス 

Genoa (4-3-3): Perin; Izzo, Burdisso, De Maio, Ansaldi; Rincon, Dzemaili (1′ s.t. L. Rigoni), Laxalt; Lazovic (36′ s.t. Gakpé), Pavoletti, Ntcham (1′ s.t. Suso).
A disposizione: Lamanna, A. Donnarumma, Gomes, Marchese, Capel, Pandev, Muñoz, Tatchtsidis.
Allenatore: Gian Piero Gasperini.

備考:警告:後半3分Izzo,18分L. Rigoni,34分Rincon,48分Burdisso,27分FernandoとAnsaldi,38分Pavoletti;年間チケット保有者(ジェノア)15.346人=サンプより3,768人少ない(1試合平均129.954 euro),有料入場者数 16.424人(438.331 euro);芝状態良好

<あらすじ>

↓↓まずは動画を観て頂いちゃおうか!

https://www.youtube.com/watch?v=w2ezj8pThos

ティフォージの様子はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=LpwtA1x0yU8

 

さあ試合開始!    

前半30秒 ばかジェノアーノが発煙筒をピッチに投げ入れ、いきなり中断!

 I Genoani,Che pubblico di MERDA!!

   8分 右からのラゾヴィッチのCK。イッツォがドンピシャヘッド。GKヴィヴィアーノは見送るしかなかったが、わずかに左に外れる。ふぅ~危ない

  13分 ズカノヴィッチの直接FK。壁の上を巻いて落としてゴールを襲うが、GKペリンがパンチングでCKに逃れる。くそっ、惜しい!

前半19分 ソリアーノGoooooooooooL!! 1-0:

 →フェルナンドがセンターサークル付近で得たFKを、突然リスタート。トップのカッサーノにつけた縦パスを、ファンタントニオはダイレクトで対角線のスルーパス。これはカッサーノにしか出せない素晴らしいパス!DFブルディッソがスライディングでクリアしようとするがしきれず、高く上がったボールをソリアーノがダイレクトボレー。完璧にミートしたボールは、Gkペリンも届かずサイドネットに突き刺さる!先制!!     

  36分 ハムストリングの怪我で、デ・シルヴェストリ交代。代わりはカッサーニ

前半39分 エデルGoooooooooooL!! 2-0:

→カルボネーロが右サイドでボール奪取。すぐカウンターに入り、一旦カッサーノへボールを預ける。カッサーノはカルボネーロへリターンスルーパス。この絶妙なボールでカルボネーロはペナ内に切れ込み、ルックアップして中央にラストパス。詰めてきたバッレートはDFにつぶされるが、そのこぼれ球にまずカッサーノが突っ込み、さらにこぼれた球がエデルの下に。エデルは落ち着いて、右足インサイドでゴール右下に流し込む!!貴重な追加点!!!

ロスタイムなんと6分。その最後のプレー

   51分 あり得ないジェノアの振る舞いパヴォレッティがピッチで倒れたのを見て、カッサーノがプレーを中断した。しかしジェノアのDFドゥマイオは、カッサーノからボールを奪い取りプレーを続行。そして最終的にFKをもぎ取る。その直接FKは壁に当たってコースが変わり、GKヴィヴィアーノは一歩も動けず・・・しかしわずかに右に外れる。当たり前だ、バッキャロー!ずるして獲ったFKなんて、入るわけねぇーだろうが!

前半は2-0。完璧なサンプペースの前半。カッサーノが守備も含めてめちゃくちゃ気合が入っていて、素晴らしい働き。エデルも、ホントにチーム得点王かって言うぐらい、守備も自陣深くまでやりつつも攻撃に絡む。右サイドもカルボネーロとラクサールの戦いは、ほぼカルボネーロの圧勝で右サイドから度々チャンスを作った。そしてそこに絡むソリアーノのダイナミズムとファンタジー、ガットゥーゾばりにリンギオ(かみつく)するバッレート、相手の芽をつぶし、ボールを落ち着かせるフェルナンド。中盤より前は、特に素晴らしい。このペースで最後まで行けるか? 

 後半1分 劣勢のジェノアは、獲得したばかりの2人を投入して挽回を図る。スソとリゴーニがin。ンチャムとジェマイリがout

    2分 エデルを倒したイッツォにこの試合初のイエロー

後半5分 ソリアーノGoooooooooooL!!!! 3-0:

→左サイド、縦パス1本からレジーニが突進。戻ってきたDF2人に囲まれながら粘り、カッサーノへ股抜きパス。このボールをさらにカッサーノが股抜きスルーパス。これがソリアーノへの絶妙なアシストに。走りこんで来たソリアーノは、ダイレクトで左足で豪快にジェノアゴールに突き刺す!3点目!!

↑↑3-0となり、お祭り騒ぎ。これにはフェレーロも思わず、愛人を抱きしめてチュー↑↑

 後半12分 ヴィヴィアーノ!CKのこぼれ球から、ラクザールが左足ボレーを放つ。アウトにかけた良いシュートだったが、ヴィヴィアーノが右手1本でスーパーキャッチ

    13分 エデルお役御免で、コレア投入

    19分 カッサーニを倒してリゴーニにイエロー

 その直後再び、ばかジェノアサポから発煙筒がピッチに投げ込まれて試合中断

後半 24分 パヴォレッティGoal 3-1:

 →左からのラクザールのCK。パヴォレッティがドンピシャでヘッド。ヴィオヴィアーノはノーチャンス

   25分 モイサンデルがプレッシャーを受けて最終ラインでボールを奪われる。そしてGKヴィヴィアーノと即1対1の大ピンチ。しかしヴィヴィアーノの飛び出し方も良く、ラゾヴィッチはこれをゴールわずか左に外してくれる

   26分 フェルナンドとアンサルディ、小競り合いで両者にイエロー

   30分 カッサーノに代わってムリエル投入。カッサーノへはスタンディングオベーション

↑↑抜群の働きを見せた”ファンタントニオ”!

  33分 カウンタードリブルに入ろうとしたムリエルを止めたリンコンにイエロー

 後半 36分 パヴォレッティGoal 3-2:

→中盤でボール奪取したリンコン。そのまま持ち上がり、パヴォレッティにスルーパス。パヴォレッティがトラップ一発でズカノヴィッチをかわしてGKと1対1。懸命の飛び出しを見せたヴィヴィアーノだったが、一歩及ばずその上をループで越され2点目を献上・・・

  36分 ラゾヴィッチに代わってFWギャクペ投入

  38分 ヴィヴィアーノのゴールキックを邪魔したパヴォレッティにイエロー

  44,45分 立て続けにピンチ!カッサーニのミスからギャクペのシュート。左サイドのラクザールのクロスからスソのシュート。いずれもヴィヴィアーノがファインセーブ!危ない~

ロスタイム4分

  48分 ムリエルのドリブルをファールで止めるしかなかったブルディッソにイエロー

  49分 バー!!カウンター、3対2の形から中央をドリブルしたソリアーノが右のバッレートへスルーパス。GKと1対1になったバッレートは強烈なシュートを放つが、バーに阻まれる・・・

しかし、そのまま3-2で終了!!!!!

(ポイント)

・最初の60分間は完璧→その後やや反撃を許す→ロスタイムに息を止めるべきシュートがバー→しかしそのまま勝利!

・DERBY通算 サンプ39勝 ジェノア28勝 引き分け44 

・何気に今季アウェイ初勝利 

・そして、やっとアウェイ通算200勝

・MVPは得点してないけどカッサーノかなー?

 DERBYらしい、激しくて削りあいが多い試合では無く、珍しくかなりスペクタクルなゲームだった。3-0のまま終わりたかったが、とにかくDERBYは勝てば良い!DERBYでシーズン自体の流れも変えられる事は多く、これで2連勝となった事はサンプにとって非常に大きい。良い流れで5日後にはホームに逆賊ユーヴェを迎え撃つ。この勢いで倒してしまえーーーーそしてジェノアはセリエBに落ちてしまえーーーーー

   GenoAB 

 

Genova e'solo Blucerchiata!!

  次節:セリエA第19節 2016年 1/10(日) 対ユヴェントス @ジェノヴァ 現地20:45Kick Off(日本時間深夜4:45)

’15-’16 SERIE A18試合 6勝5分7敗 勝点23 得点 27 失点 28 得失点差 -1 現在13

ほぼ週刊SAMP通信 第24節 SAMPDORIA 1-1 Merda 第110回DERBY 勝てた、いや勝ちたかった引き分け

2015-02-24 23:00:00 | Derby Della Lanterna
SERIE A 第24節 2/24(火)  @ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)

 サンプドリア 1-1 うんこジェノア

              (前半1-1)  

         主審:ロッキ氏(Firenza出身)

  延期になったDERBY。DERBYらしい白熱した試合は、両者譲らず勝点1ずつ。DERBYらしくない、結構スペクタクルな試合でもあった。前節ターンオーバーを敷いて敗戦。そして今節では3人がイエローを貰い次節出場停止に。だから余計勝ちたかったが、勝ち切れずに引き分け。最低限の結果か・・・

サンプ 1得点   
+1 決定機オカカ 無人のゴールへ外す
+1 決定機オビアング ペリンとの1対1

ジェノア 1得点
+0.5 完璧な崩しの得点
+0.5 ロンカリア1人のミスからの失点
+0.5 終了間際、セットプレーの混戦、ヴィヴィアーノのスーパーセーブにあう。

こんな感じの総括 ボクシング風の判定で言うと
サンプ 3 対 ジェノア 2.5 で勝ちだったかな

サンプのMVPは、アクアーじゃないか?

Marcatori
(前半17分) ジェノア[1] ファルケ:左から右へ展開して、リンコンがニアングにスルーパス。右サイト抜け出したニアングが、GKも出られないゴール前に絶妙なグラウンダーのクロス。中央は合わせられないが、ボールはファーまで流れ、詰めてきたフリーのファルケが決めて先制許す・・・
 
(前半19分) サンプドリア エデル:左サイド、ジェノアDFのロンカリアがボールの処理を誤る。そのボールをかっさらったエデルが、そのままペナ内に侵入。GKペリンとの1対1を、落ち着いて右隅に流し込み、すぐさま同点
 
★土曜ナイター予定が豪雨で延期になり、平日火曜の18時に行われたデルビー。↑↑GRADINATA SUDのコレオグラフィア
一応ジェノア側
 
SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督シニサ・ミハイロビッチ
 
    エデル    オカカ 
    (84分エトオ)     
       
       ソリアーノ
       (72分ムリエル)
 オビアング      アクアー 
  
      パロンボ(Cap)
       (66分ダンカン)        
 
レジーニ        デ・シルヴェストリ 
 
   ロマニョーリ  シルヴェストレ
             
      ヴィヴィアーノ 
      

ベンチ:GKロメロ

DFメスバー、コーダ

MFコレア、リッツォ、マルキオンニ

FWベルヘッシオ、ジョルジェビッチ、ゾレック
-----------------------------------------
 
Genoa (4-3-3): Perin; Roncaglia, Burdisso, De Maio; Rincón, Bertolacci, Kucka, Edenílson (30' s.t. Bergdich); Iago Falque (43' s.t. Izzo), Perotti, Niang (36' s.t. Borriello).
A disposizione: Lamanna, Sommariva, També, Lestienne, Pavoletti, Mandragora, Laxalt.
Allenatore: Gian Piero Gasperini.

Note: ammoniti al 17' p.t. Viviano per comportamento non regolamentare, al 26' p.t. Roncaglia, al 40' p.t. Soriano, al 28' s.t. Eder, al 31' s.t. Obiang per gioco scorretto; recupero 0' p.t. e 4' s.t.; abbonati 14.924 (rateo gara 135.903 euro), paganti 15.671 (incasso netto 395.812 euro); terreno di gioco in non perfette condizioni.
 
 もう説明不要のDERBY。6位と言う比較的高い順位、しかも同勝点での対戦とあって試合前から注目度は非常に高かった「ヨーロッパの香りがするDERBY」。ただ3日間延期になった事が、両チームにどう影響するか。この日も雨は少しパラついていて、開催が心配されたが無事開催。しかしマラッシでは今度は強い風が吹いており、選手にとっては厳しいコンディションは変わらなかった。一度土曜日に、スタジアムに足を運んでしまい、用意していたコレオグラフィー等を行ってしまったため、応援合戦はややさみしい内容に。さすがに少し空席も発生した。
 *
 
  ジェノアはガスペリーニ監督の3-4-3。冬のメルカートで、キャプテンのアントネッリやストゥーラロ、チーム内得点王のマトリ等を放出した。しかし代わりにニアングやボリエッロ等が加入している。ニアングはミラン時代は不遇を囲っていたが、ジェノアに来て芽が出そう。前節、自身セリエA初ゴールを含めていきなり2ゴール。そのニアングとペロッティとヤゴ・ファルケの3トップ。ジェノアは選手は大量に変わるが、ガスペリーニ政権は延べ年数で言うと長い。彼は一貫して3-4-3を採用して、どんな選手であろうがそのシステムに当てはめていく。攻撃のメカニズムはかなり徹底されており、そのシステムに合った選手が揃った時は強い。ディフェンスの中心は今やキャプテンでもある、元アルゼンチン代表のブルディッソ。
 
  サンプは4-3-1-2を継続。前節ターンオーバーを敷いたので、今節はレギュラーが戻ってきた。注目のFWはエデルとオカカの2トップ。土曜の時点ではベンチ入りすらしていなかったエトオ(太ももの痛みと言われている・・・)が、ベンチには入った。中盤はダンカンで無く、新加入のアクアーが先発。左SBはメスバーとの争いを制してレジーニが先発。この試合の出場停止選手はおらず、けが人はDFのカッチャトーレとムニョスだけ。ベンチは、いつも2人置いているGKをロメロ1人にして、フィールドプレイヤーにめいいっぱい枠を割いた。なお、この試合で右サイドバックのデ・シルヴェストリが、通算200試合出場を飾った。  

(あらすじ)

  • 前半  2分 いきなり大ピンチ。ニアングのクロスから、ベルトラッチがGK至近距離からヘッド。しかし上に外してくれた
  •      7分 ロマニョーリ!左サイドのFKから、ソリアーノのゴール方向に向かうクロスをどんぴしゃでヘッド。やや距離が遠く、左に外れる

半17分 ファルケGoal 0-1

  •     18分 ジェノアのゴールに抗議したGKヴィヴィアーノにイエローサンプファンの聖地、Gradinata SUDの下で喜ぼうとしたジェノア選手たちを止めようとしてのもの。Emiliano UNO DI NOI!!

半19分 エデルGoooooooooooooooL!! 1-1

 

  •    26分 オビアングに邪悪なスライディングを見舞ったロンカリアにイエロー。ロンカリアは、失点の原因となったミスを取り返そうと必死だが、空回り
  •    27分 オカカ、決定機外す!アクアーが右サイドを縦に突破して、インステップで弾丸クロス。ここしか通らないという絶妙なクロスがオカカの元に。しかしゴールまで1mだったが、オカカがこれをバーの遥か上に宇宙開発
  •    37分 ペロッティのパスからニアングがゴール右からフリーでシュート。しかしヴィヴィアーノのファインセーブ!
  •    40分 エデニルソンへのファールで、ソリアーノにイエロー。次節出場停止
  •    ロスタイム無しで、そのまま終了   

前半は1-1。球際は激しいが、両チーム共にボールを回して、結構良いサッカーをしていた。特に前半はジェノアの方が良かった。ベルトラッチ、ペロッティを中心に細かいパスで左右に展開させ、サイドからチャンスをつくる。サンプは、トップ下のソリアーノへのマークが厳しく、なかなかチャンスを作れない。ただ失点した直後に相手のミスで同点に追いつけたのが、非常に大きかった。これで息を吹き返したサンプは、27分には逆転の決定的なチャンス!オカカ~~頼むよ!しかしエデルもオカカも、物凄い勢いで守備にも走ってた事は確か。ジェノアも良く走っており、後半このペースが最後までは続かないだろう。

    • 後半 5分 珍しく攻め上がってきたDFのシルヴェストレ。30mのロングシュート。バーのわずかに上で、意外と惜しかった。
    •     6分 右サイドから切り返しで切れ込んだソリアーノ。ラストパスを狙うかと思いきや、左足でミドル。高過ぎ・・・
    •    17分 右サイドからペナ内に侵入したアクアー。クロスを狙いそうだったが、意表をついてペリンのニアを狙ってシュート。しかしペリンが落ち着いてセーブ
    •    21分 キャプテン・パロンボに代わって、ダンカン投入。オビアングがパロンボのポジションに入り、そのままキャプテン
    •    27分 ソリアーノに代わっていよいよFWムリエル投入。4-3-3にシフトチェンジ。勝ちに行く
    •    28分 ジェノアのカウンター、エデニルソンをファールで止めたエデルにイエロー。次節出場停止
    •    31分 またもやエデニルソンにファールを見舞ったオビアングにもイエロー。3人目の次節出場停止
    •    36分 ニアングに代わって、FWボリエッロ投入
    •    39分 疲れの見えたエデルに代わって、エトオ登場。そのまま左FWへ
    •    41分 オビアング、最大の決定機!!中央のごちゃごちゃから、敵のクツカとのワンツーのような形で、抜け出したオビアング。あとはGKペリンとの1対1だったが、思いのほかペリンの飛び出しが早く、オビアングはシュートを上に吹かしてしまう。ちょっとチップキックで浮かすだけでも良かったのに・・・・
    •    42分 イッツォがファルケに代わって投入。ロスタイムは4分
    •    49分 最後にして、最大のピンチ!無駄なファールでFKを与えてしまったサンプ。ゴール前に放り込まれたボールを、まずクツカがヘッドでバーに当てる。その跳ね返りをベルトラッチが押し込もうとするが、すぐ起き上がったGKヴィヴィアーノのミラクルセーブ!!さらにその跳ね返りはDFが懸命に体を張り、クツカのシュートは遥か上・・・ふぅ~

    ************************

(ポイント)

    • 前半、特に序盤はジェノアペース
    • 後半はややサンプペース
    • 試合終了直後、シニサはレジーニに激怒
    • 次節3人出場停止(ソリアーノ、オビアング、エデル)
    • ジェノアとは勝点で並んだまま6位タイ
    • 今後は共にヨーロッパのカップ戦を狙う

------------------------------------------

DERBY記念と言うことで、珍しく選手ごとに評価してみよう。全くの私の独断

PAGELLE(選手個別採点)ガゼッタ式

  • GKヴィヴィアーノ 7 失点に全く責任は無く、終了間際のミラクルセーブでチームを救った。その他も危なげなく、安定感抜群。サンプ愛も感じた!
  • DFデ・シルヴェストリ 5.5 ジェノアの左サイドに手を焼き、いつもほどは攻め上がれず。別に悪くは無かったが、失点の際ややボールウォッチャーになってしまい、追いつくのは難しかっただろうがマークを外してしまう
  • DFシルヴェストレ 6 DFの中では一番安定。後半には意外なミドルも放つ
  • DFロマニョーリ 5.5 普段ほどは守備で輝けず。FKから惜しいヘッドはあったが
  • DFレジーニ 4 失点の際、ニアングのクロスに対してはせめてスライしろよ!終了間際にシニサが激怒した通り、無駄なファールをしてしまう。やや雰囲気に飲まれてしまったか
  • MFパロンボ 5 ややキレが悪く、守備はともかく、攻撃の際にがっかりさせるパスを出す
  • MFダンカン 5.5) パロンボよりは動いていたが、あまりボールに絡めず
  • MFアクアー 7 新発見!この試合のマンオブザマッチだろう。効果的なインターセプトを繰り返すだけでなく、1対1で抜く技術がある事も証明。今後が楽しみだ
  • MFオビアング 5.5 必死に戦っていた。悪くは無かったが、終盤の決定機を外したのがマイナス0.5点
  • MFソリアーノ 5.5 執拗なマークにあい、効果的なパスは出せず。
  • FWムリエル 4.5) まだ本調子には程遠い。ガッビアディーニを懐かしませるプレーに終始
  • FWエデル 6.5 貴重な得点は、ディフェンスも含めて、終始走り回っているエデルならでは。この試合も試合を通し精力的な動きを見せた。そして抜群の決定力。その他で、あまり効果的な攻撃が作れなかったのが残念
  • FWエトオ --) わずか10分。評価不能。最後のFKで壁になっていたのだけ覚えてる
  • FWオカカ 5.5 ポストプレー、そしてディフェンス面と言うあまりFWとしての評価でない部分での貢献は大。しかしあの決定機は、元サンプで言えば「モンテーラ」「パッツィーニ」「キエーザ」なら決めていただろう。他チームなら「インザーギ」「ロマーリオ」は絶対に外さない。その点でマイナス0.5点。ディフェンスとかも頑張るのがオカカの良さでは有るが、FWとして求められるものを磨かないと今後は厳しい。アメフトなら間違い無く、評価が高いプレーをしているが、これはサッカーだ。ただ、他の選手には持ってない身体を持っているのだから、私はオカカを諦めたくはない!
  • 監督ミハイロビッチ 6 エトオ加入以来、その起用法を巡ってティフォージの間でもややシニサに対する評価が分かれ始めている。しかし私は一貫して支持派だ。特にこの試合は、使える持ち駒を考えれば、やれる事は全てやっていたと思う。試合後にレジーニに激怒した姿、まさにシニサらしい。最初何に怒ってるのかわからなかった。審判に抗議に行ったのかと思ったが、全く違った。勝利至上主義であり、こと責任転嫁する監督が多いイタリア。その中で、内容から反省する事を忘れず、規律を重んじて人のせいにしない。やや厳しすぎる面があるかもしれないが、彼のような監督はなかなかいない
  • ジェノアDFロンカリア 8 サンプの得点は間違いなく彼のおかげ!ボボを思い出させてくれる、素晴らしい選手だ。”GRAZIE Facundo!! 

---------------------------------------------  

 先ほども触れたが、シニサは試合終了のホイッスルを聞くや否やベンチから飛び出してレジーニを叱責し、ユニフォームをつかむことまでした。ミハイロビッチ監督を怒らせたのは、レジーニがアディショナルタイムに犯した軽率なミスだ。サイドラインぎりぎりで相手選手がゴールに背を向けていたのに、レジーニはボールを奪いにいってファウルを犯した。

 このプレーから、サンプはユライ・クツカにクロスバー直撃のシュートを許し、さらにこぼれ球をアンドレア・ベルトラッチに押し込まれそうになり、GKヴィヴィアーノがミラクルセーブを見せなければいけなかった。失点せずに済んだサンプドリアだが、大きなピンチだった。ミハイロビッチはこのきっかけをつくったレジーニを許さなかったのだ。試合後、同監督は『Sky』で次のように話している。

「ダービーだったからじゃない。我々はすでにこういう失点をしてきたんだ。相手選手がゴールに背を向けているときに、こういったファウルをしてはいけない。とても激しいダービーで、両チームが勝利を目指した。そういったダービーを、そんな形で落としていたら、悔しかっただろう」

「我々は(ステファノ・)オカカと(ペドロ・)オビアングにチャンスがあったが、ミスしてしまった。だが、ゴールやパスをミスしたからといって、怒ることはできない。だが、ああいう形では失点するのも当然なんだ。ヴィヴィアーノが素晴らしいセーブをしてくれてよかったよ」

 一方で、ミハイロビッチ監督はチームに拍手も送っている。

「ジェノアは我々よりも調子が良かった。そのジェノアを相手に見せたチームのパフォーマンスには満足している。我々は1カ月前からポテンシャルを発揮できていなかったんだ。だが、今回はそれができたね」

*最近何かと騒がれるエトオとの確執については


「エトーはベンチ入りを拒んでいない。ただ、土曜は試合前の調整中に太ももの痛みを感じたんだ。我々は検査をしたが、深刻なことはなかった。それから彼がドクターにプレーする用意ができていないと言ったんだ。そうであれば、ベンチに入れても仕方がない。それでスタンドに行くことになった。だが、彼はベンチに入ることを拒んだのではない」

  

 

 ↑↑これが24節終わっての順位表。(パルマーウディネーゼは未開催で1試合少ない)。ごらんのとおり3位ナポリとはかなり離されたが、4位ラツィオから11位パレルモまでは勝点7差の中にひしめき合う大混戦。ここ5試合サンプは3分2敗。サンプにとって今シーズン最も厳しい時期を過ごしているのは間違い無い。ガッビアがいなくなって、メルカートで選手がだいぶ動いた。ムリエルとエトオがまだ未知数の状態。

 しかし、この停滞が許されるのはあと2試合。次のアタランタ、そしてカリアリまで。その後はローマ、インテル、フィオレンティーナ、ミランと強豪との4連戦がある。ヨーロッパを狙うに当たって、やはりじわじわ勝点を積んできたミラノの2チーム。ミランとインテル、特にマンチョ率いるインテルは怖い。元々地力(金)はある。何とかその前のこの2試合で勝点を奪いつつ、エトオとムリエルをチームに組み入れる。彼らが戦力となり、そして今日のDERBYでのスピリットを毎試合体現できれば・・・・・直接対決で一気に順位を上げる事も出来る。逆にエトオが不満分子化し、ムリエルが全く見通し立たないで一気にチームが空中分解する可能性も無くは無い。

 幸いアクアーが使えると言う事で、中盤はかなり盤石になった。下手すればパロンボもスタメン落ちの可能性だってある。次のアタランタ戦は3人出場停止。またエトオ、コレア、ムリエル、ダンカン、リッツォあたりにチャンスは巡ってくるだろう。勝点40が目安とされている、残留ラインはもうほぼ間違いないだろう。シニサの開幕前の目標は「順位表の左側」。しかし10位になったから得することは何もないので、やはり最低EL(ヨーロッパリーグ)は目指して欲しい。来シーズンの補強は着々と進んでおり、今のまま行けばヨーロッパリーグとのターンオーバーも十分出来る陣容になるのだ!その為にもゼヒ!!

Fooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaamp

次節:セリエA第25節 2015年 3/1(日) 対アタランタ @ベルガモ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)

   ’14-’15 SERIE A   

勝点36 24試合 8勝12分4敗 得点 30 失点 27 得失点差 +3 6位タイ


再びDERBY直前情報!!今日2月24日(火)18時半キックオフ(日本時間深夜2時半)!!

2015-02-24 13:49:39 | Derby Della Lanterna

まさか再びDERBY直前情報を書くとは思わなかった

私自身も、一度あげたテンションを3日間維持するのは大変。選手達もさぞかし大変であろう。

そして、イタリアらしい政治的な決定で,代替え日は3日おいた今日、2/24(火)の夜18:30開始と比較的早い段階で決定した。

ちなみにこの火曜の現地ジェノヴァの天気予報は、またまた雨そして平日の、しかもこの時間の開催と言う決定は、両ティフォージから共に非難轟々だ。もちろん様々な職種で全然違うが、イタリア人の仕事時間でかなり多いのが以下のパターン。8時9時ぐらいから12時1時ぐらいまで午前の部。そして昼休みをたっぷり2~3時間とって(イタリア版シエスタ)、3,4時から7,8時ぐらいまでと言うパターンが多い。まぁ要は休むか早退しないと無理っていう事だ。

 それでもこの日にしなければならなかったのには、当然様々な理由がある。まず、晴れていた翌日の日曜開催は、ハナから候補に無かった。これはジェノヴァ市の行事・警備等の問題。まぁこれは元から今回のDERBYが、日曜では無く土曜開催であった事から考えてもしょうがない。そして3/4,11と言う候補が当初予想されたが、ここにきてセリエAではパルマの問題も出てきてしまった。完璧な破たんで、DERBYとは全く違う理由で今節の試合が延期になっているパルマ。この問題はかなり長引きそうで、LEGA CALCIOはあまり先の延期試合を作りたくなかったと想像する。

 そこで、本来次節(25節)のアタランターサンプは、2/28の土曜の18時開始予定だった。この試合を3/1(日)15時開始に一日後倒し(DERBYを火曜にやると、日程が詰まってしまう為)してまで、DERBYをここにもってきた。しかし同じ火曜日には、20時45分からユーヴェ対ドルトムントのチャンピオンズリーグがある。イタリア版スカパーである”SKY”の放映権の問題から、このCLの試合と同時刻に開催できないため、DERBYは無理矢理18:30にもってこられた。こんなところだ

まぁ、延期になった土曜日、なぜビニールシートでピッチを覆わなかったという議論には、ジェノヴァ市側も様々な言い訳をしていた。

  • ジェノア・サンプ両チームが、日ごろからルイジ・フェラリスのレンタル料を滞納している
  • 天気予報では試合開始時刻には止んでるはずだった
  • 本格的に雨が降り始めたのが遅く、ビニールシート撤去に3時間(ホントかよ!?)かかる為、すでに手遅れだった
  • ちなみにルイジ・フェラリスの芝の張替えには、70万ユーロ(約9,450万円)かかると言っている

などなど。

まぁピッチ外のどたばたも、誠にイタリアらしくて面白い。もうそんな事はどうでもいいや。延期ばかり話題になってるが、そろそろちゃんと試合に集中しないと負けてしまう

ティフォージの中には、この延期決定や代替えの日程の不手際に抗議して、スタジアムに行かないなんて言うグループも出てきている。しかしそんな事している場合ではない。ジェノアに勝つためには、ティフォージの力は絶対必要で、今こそ再び力を合わせてサンプを支えなければ

昔のサンプ国歌(Noi dei Sampdoria Club)にもあったフレーズ。

Sempre e Ovunque saremo insieme a VOI

(いつも、どこででも、我々はお前たちと一緒!!)と言うことだ

------------------------------------------------------------

↓↓これが土曜日に一旦発表されたスタメン。おそらくここから変更は無いだろう。もう少し先に延びれば、エトオムリエルのコンディションが復活して、サンプにとって恵みの雨になるところだったが・・・エトオは土曜日の時点ではベンチ入りすら出来なかった。再びシニサとの確執も、メディアの間では噂になっているが、現実は軽いケガをしている可能性が高い。前日の練習も、全体練習の参加は早々に切り上げてジムに向かった。少なくともスタメンは難しいだろう。

移籍トッピクス
 
そんなDERBY週の真っ最中にも来季への補強は進んでおり、アヤックスのセンターバック・しかもキャプテン・フィンランド代表「ニクラス・モイサンデル」の来季からの獲得がほぼ決定した。本来はDERBY後の月曜日(つまり昨日)にボリアスコに来て、契約サインまでいく予定だったが、DERBY延期によりこちらも延期。これは嬉しいニュースで、早く100%決定させてほしい!
Niklas Moisander
 
※フィンランド・トゥルク出身の同国代表のサッカー選手。双子のヘンリク・モイサンデルもフィンランド代表でプレーしている。

------------------------------------------

さあ、あらためてジェノアへの憎しみを増幅させなければやっぱり、結局、キープレーヤーはオカカだと私は思う。後はこの3日間でムリエルのコンディションが上がれば、切り札になる可能性も有る。さぁ 

サンプに歌え~ 

OH Genoano

   Sei Figlio di TROIA

   Pezzo di MERDA sei TU

   Sei ROSSOBLU Sei ROSSOBLU!!!!

  GENOVA E’ SOLO BLUCERHIATA!!

  Fooooooooooooooooorza Saaaaaaaaaaaaaaaaaamp


DERBY延期😱強雨により、長年課題になってるピッチは田んぼ……

2015-02-22 06:40:08 | Derby Della Lanterna

と言うわけで、DERBYは悪天候により延期になりました。2000年、2010年に続いて3度目だそうで…思い起こせば、2000年の時は現地で観戦してました。その時は8時45分開始の試合で、5時ぐらいには中止が決定していたのでまだマシだったのかなと……でも、当時私はイタリアに住んでいたので良かったですが、この試合の為にわざわざ日本から来ていた先輩は泣く泣く帰るしかなく、非常に申し訳ない思いをしました。サンプは人生を変える力も持ってますね。今となってはお互い良いお思い出(なはず)です。

今回みたいに3万人近くスタジアムに集まって、試合開始時刻後に中止が決定するのはさすがに可哀想。しかしちょっと冷静に考えると、エトオも怪我でベンチ入りすらできず、チームも4試合勝ちなしの現在の状況。延期試合が先に延びれば、チーム的には良かったとポジティブに捉える事にしましょう。ちなみに発表されていたこの試合のスタメンは、両チーム共に昨日のblog通りでした。さぁこれが、代替え試合となるとどうなるか

注目の延期日は、2月24日(火)18時半キックオフ(日本時間深夜2時半)そしてその次のアタランターサンプが土曜2月28日ナイターから、日曜3月1日デイゲーム(15時KICK OFF)にシフトされる模様です。まだblogでアップします。

Sempre e Ovunque saremo insieme a VOI