7月21日に日本ハウズイング株式会社の理事長セミナーが京都で開催されました。
その講師の一人を、NPO集改センターの設計監理事業部の上村允郎が努めました。
テーマは「大規模修繕工事に関する合意形成・設計監理方式・責任施工方式の相違等」
講演は、「大規模修繕工事を始める前にパートⅠ」「パートⅡ」と項立てをして、大規模修繕工事の事前準備の説明から始まりました。
パートⅠでは、大規模修繕工事をするための2パターンの管理組合の体制づくり(理事会のみ、修繕委員会+理事会)
パートⅡでは、大規模修繕工事の3つの実施方法(分離方式、1社特命、提案方式)
その後は、大規模修繕工事のフロー図を示し、工事の大まかな流れを説明した後、細かいデータが記載された修繕工事のスケジュール表、調査見積書や写真をふんだんに使った分かりやすい現地調査の方法などの説明がありました。同じ工事でも工事金額の安くなる時期など、管理組合にとってはうれしい裏技情報も満載。
数々の実務をこなしてきた人だけが語れる厚みのある講演内容でした。
最後は
「NPO法人 集合住宅改善センターは、大規模が終わってからが本来のお付き合いと考えております 再会」
という言葉がスクリーンに映し出されました。
アフターフォローまでして、手がけた工事にはきちんと責任を持つ。
まさに、私たち集改センターの活動の真意を伝えた言葉で締めくくられておりました。