昨年、Moontanを弾くと決めてから、もう彼是7~8ヶ月になるでしょうか。。。
その間、6回に渡って、練習のポイントを「Moontanへの道」として記事にしつつ、練習に励んできましたが、いよいよ、発表会を迎えた訳です。
(記事を書くのが遅いので、かなりタイムラグがあります(爆)。すみません。)
逗子文化プラザ・なぎさホール(クリックで拡大)
今年も昨年と同じ、550名収容の大ホール、逗子市の逗子文化プラザ内にある「なぎさホール」が会場でした。
相変わらず、ここのステージにたった一人で立つには、エラい度胸が要る訳でして、緊張しいの私としては今年も震える指との闘いになるのは、火を見るより明らかでした。でも、昨年の発表会で試した緊張緩和策の成功体験?を活かそうと、今年も同様の取り組みを実践して、今日に備えてきたんです。
その緊張緩和策とは、これです。この辺の記事(発表会2015~リターン・マッチ~)で書いていました。
(1)演奏する姿を鏡で見る。
(2)家族の前で演奏する。
(3)出来るだけ毎日弾く。(出張の無い日は朝晩1回は弾く。)
(4)改めてゆっくり弾く練習。(とともに、CDは忘れて、自分が弾けるテンポで弾く決心をした。)
(5)事前に本番と同じ靴で足台の高さと、椅子の高さを合わせて練習。
(6)同様に、リハでも本番と同じ靴で演奏。
(7)汗止め用スポーツバンダナを購入、リハ/本番ともに装着。
→ 一昨年、演奏が止まった際に耐えがたいほどの発汗があり、緊張のスパイラルに陥ったため。
(8)演奏用にメガネを変える。(気分転換)
(9)聴いてもらおう、お贈りしよう、ではなく、「これ、ムーンタンっていい曲でしょう?」と演奏前にイメージしたら、ドキドキが軽減した「気がした」。(笑)
(10)演奏前に、手首を振って血流を指先に。。(手を温めて!)
(11)演奏前にタオルを使って、肩甲骨の運動とストレッチ。(気分転換)
さて、これを実践した結果はどうだったのか、、、果たして集大成になったのか!?
いやぁ、これが・・・ミスタッチが多いのは仕方ないとして、出だしからやり直すわ、おまけに勘違いして余計にリフレインするわ(爆)、結構色々ありました。
でもまあ、それでも、破綻せずにどうにか最後まで弾き切ることはできました。
お恥ずかしい限りですが、演奏動画をアップしてみますので、よろしければどうぞ。。
(2016.6.19 Audio ReMIX)
(2016.6.23 Audio Re-ReMIX:すみません、前回、途中で音が途切れてしまっていたのを修正しました。)
余計にリフレインした場所・・わかりましたか?(笑)
師匠曰く、「そういえば、確かに長かったですねぇ」と。。。(爆)
でも、ライトハンドなんかは、それなりに聞こえるとは思いませんか?こういう曲はイキオイも大事ですね。(^^)
さて、、、
先ほど、昨年と同じ緊張緩和策を実践した、と書いたのですが・・・
実は、ひとつだけ失策があったんです。。。
それは、前述の(4)の「自分が弾けるテンポで弾く決心をした。」というところ。。。
昨年もこれが「一番の成功要因」だったハズなんですが、、、血迷いました。。。。
振り返ってみると・・・・・
いえね、「自分が弾けるテンポで弾く決心」はしていたんですよ。前日までは。。。
ところが、発表会前日の夜、ムクムクっと余計なことを考え始めちゃったんです。。
それは、以前の記事(Moontanへの道~テーマ部の軽快感)でも書いていたことなんですが、「出だし」の難しさ、なんです。
この曲、軽快なノリのテーマが、「出だし」から、いきなりスタートするので、まさに「出だし」が肝心だと。。。
だからこそ、「自分のテンポ」で弾くことが大事と理解し、そして「そう決心した」ハズなのに、、、
前日になって、「この軽快なノリのテーマをゆっくり弾いたら、カッコ悪い・・」と、つい考えちゃったんですね。
で、「ゆっくり弾くぐらいなら、最初から超スローのイントロとしてアレンジしちゃおう」と。。。
つまり、イントロを設けて、超スローで始めて、心を落ち着かせてから、テンポアップしていこうと考えちゃった訳です。前日に!(笑)
更には、「でも待てよ、それはステージで着座した時に指が震えていたら・・・でいいじゃんか。指が震えていなかったら、いつも通りで行けばいいや!」と、考えてしまった。
練習室で出番を待つクラギ1号(クリックで拡大)
つまり、ステージに立ち、弾く瞬間まで、ずーっと迷っていた訳です。
で、この迷いが出だしでいきなりの失敗を誘い、ハッとして(失敗して超スローのイントロの選択肢は無くなり)、「自分が弾けるテンポで」弾き始めたってわけです。
指はやはり震えた、、指が震えたら、震えても弾けるテンポで弾く。。カッコ悪かろうが何だろうが、結局、これしかない、ということ。これはココロの持ち様だ!
いきなり前日にアレンジしたことがうまくいく筈ないし、これまで積み上げたことを「自分の弾けるテンポで弾く」しかないことを再認識した次第です。
まあ、でも今回も、兎にも角にも最後まで止まらずに弾けたので、ホッとしました。とりあえず細かいことは気にしない!(笑)
これも成功体験にカウントして、自信に繋がればいいな、と思います。
正直なところを申しますと、このMoontan(ムーンタン)という曲、演奏してみれば、やはり昨年のサンバーストの方が難易度が高い、と感じました。
できることなら、これを弾き続けて忘れないようにして、自分の定番にしていきたい、とも思いますが、無理でしょうねぇ。。。
だって、懲りない私はまた調子に乗って、無謀な難曲を選び始めるので。。
「さて、次回はどんな曲にチャレンジしようか。」と。。(笑)
Toshi
【DATA】
・Guitar :KOHNO GUITAR MODEL NO.10(クラギ1号)
・Strings:SAVAREZ ALLIANCE CANTIGA SET(510AR)
【関連記事】
■テーマ部の軽快感 ~Moontanへの道~(2016-05-14)
■エンディングのラスゲアード ~Moontanへの道~(2016-05-06)
■静⇔動の切替、表現 ~Moontanへの道~(2016-05-03)
■指で速弾き ~Moontanへの道~(2016-05-01)
■ライトハンド奏法 ~Moontanへの道~(2016-04-10)
■ノイズ・・・思いがけない壁 ~Moontanへの道~(2015-12-20)
■譜読みの顛末? ~Moontan~(2015-12-06)
■Moontan (2015-11-1)
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その間、6回に渡って、練習のポイントを「Moontanへの道」として記事にしつつ、練習に励んできましたが、いよいよ、発表会を迎えた訳です。
(記事を書くのが遅いので、かなりタイムラグがあります(爆)。すみません。)
逗子文化プラザ・なぎさホール(クリックで拡大)
今年も昨年と同じ、550名収容の大ホール、逗子市の逗子文化プラザ内にある「なぎさホール」が会場でした。
相変わらず、ここのステージにたった一人で立つには、エラい度胸が要る訳でして、緊張しいの私としては今年も震える指との闘いになるのは、火を見るより明らかでした。でも、昨年の発表会で試した緊張緩和策の成功体験?を活かそうと、今年も同様の取り組みを実践して、今日に備えてきたんです。
その緊張緩和策とは、これです。この辺の記事(発表会2015~リターン・マッチ~)で書いていました。
(1)演奏する姿を鏡で見る。
(2)家族の前で演奏する。
(3)出来るだけ毎日弾く。(出張の無い日は朝晩1回は弾く。)
(4)改めてゆっくり弾く練習。(とともに、CDは忘れて、自分が弾けるテンポで弾く決心をした。)
(5)事前に本番と同じ靴で足台の高さと、椅子の高さを合わせて練習。
(6)同様に、リハでも本番と同じ靴で演奏。
(7)汗止め用スポーツバンダナを購入、リハ/本番ともに装着。
→ 一昨年、演奏が止まった際に耐えがたいほどの発汗があり、緊張のスパイラルに陥ったため。
(8)演奏用にメガネを変える。(気分転換)
(9)聴いてもらおう、お贈りしよう、ではなく、「これ、ムーンタンっていい曲でしょう?」と演奏前にイメージしたら、ドキドキが軽減した「気がした」。(笑)
(10)演奏前に、手首を振って血流を指先に。。(手を温めて!)
(11)演奏前にタオルを使って、肩甲骨の運動とストレッチ。(気分転換)
さて、これを実践した結果はどうだったのか、、、果たして集大成になったのか!?
いやぁ、これが・・・ミスタッチが多いのは仕方ないとして、出だしからやり直すわ、おまけに勘違いして余計にリフレインするわ(爆)、結構色々ありました。
でもまあ、それでも、破綻せずにどうにか最後まで弾き切ることはできました。
お恥ずかしい限りですが、演奏動画をアップしてみますので、よろしければどうぞ。。
(2016.6.19 Audio ReMIX)
(2016.6.23 Audio Re-ReMIX:すみません、前回、途中で音が途切れてしまっていたのを修正しました。)
余計にリフレインした場所・・わかりましたか?(笑)
師匠曰く、「そういえば、確かに長かったですねぇ」と。。。(爆)
でも、ライトハンドなんかは、それなりに聞こえるとは思いませんか?こういう曲はイキオイも大事ですね。(^^)
さて、、、
先ほど、昨年と同じ緊張緩和策を実践した、と書いたのですが・・・
実は、ひとつだけ失策があったんです。。。
それは、前述の(4)の「自分が弾けるテンポで弾く決心をした。」というところ。。。
昨年もこれが「一番の成功要因」だったハズなんですが、、、血迷いました。。。。
振り返ってみると・・・・・
いえね、「自分が弾けるテンポで弾く決心」はしていたんですよ。前日までは。。。
ところが、発表会前日の夜、ムクムクっと余計なことを考え始めちゃったんです。。
それは、以前の記事(Moontanへの道~テーマ部の軽快感)でも書いていたことなんですが、「出だし」の難しさ、なんです。
この曲、軽快なノリのテーマが、「出だし」から、いきなりスタートするので、まさに「出だし」が肝心だと。。。
だからこそ、「自分のテンポ」で弾くことが大事と理解し、そして「そう決心した」ハズなのに、、、
前日になって、「この軽快なノリのテーマをゆっくり弾いたら、カッコ悪い・・」と、つい考えちゃったんですね。
で、「ゆっくり弾くぐらいなら、最初から超スローのイントロとしてアレンジしちゃおう」と。。。
つまり、イントロを設けて、超スローで始めて、心を落ち着かせてから、テンポアップしていこうと考えちゃった訳です。前日に!(笑)
更には、「でも待てよ、それはステージで着座した時に指が震えていたら・・・でいいじゃんか。指が震えていなかったら、いつも通りで行けばいいや!」と、考えてしまった。
練習室で出番を待つクラギ1号(クリックで拡大)
つまり、ステージに立ち、弾く瞬間まで、ずーっと迷っていた訳です。
で、この迷いが出だしでいきなりの失敗を誘い、ハッとして(失敗して超スローのイントロの選択肢は無くなり)、「自分が弾けるテンポで」弾き始めたってわけです。
指はやはり震えた、、指が震えたら、震えても弾けるテンポで弾く。。カッコ悪かろうが何だろうが、結局、これしかない、ということ。これはココロの持ち様だ!
いきなり前日にアレンジしたことがうまくいく筈ないし、これまで積み上げたことを「自分の弾けるテンポで弾く」しかないことを再認識した次第です。
まあ、でも今回も、兎にも角にも最後まで止まらずに弾けたので、ホッとしました。とりあえず細かいことは気にしない!(笑)
これも成功体験にカウントして、自信に繋がればいいな、と思います。
正直なところを申しますと、このMoontan(ムーンタン)という曲、演奏してみれば、やはり昨年のサンバーストの方が難易度が高い、と感じました。
できることなら、これを弾き続けて忘れないようにして、自分の定番にしていきたい、とも思いますが、無理でしょうねぇ。。。
だって、懲りない私はまた調子に乗って、無謀な難曲を選び始めるので。。
「さて、次回はどんな曲にチャレンジしようか。」と。。(笑)
Toshi
【DATA】
・Guitar :KOHNO GUITAR MODEL NO.10(クラギ1号)
・Strings:SAVAREZ ALLIANCE CANTIGA SET(510AR)
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■エンディングのラスゲアード ~Moontanへの道~(2016-05-06)
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■指で速弾き ~Moontanへの道~(2016-05-01)
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■ノイズ・・・思いがけない壁 ~Moontanへの道~(2015-12-20)
■譜読みの顛末? ~Moontan~(2015-12-06)
■Moontan (2015-11-1)
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