シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

人間のもろさと強さ

2011年03月13日 | 告知!
 地震から2度目の朝を迎えた秋田市は、昨晩の電力復旧もあり一見普通の状態に近づいたように見えるが、外に出ると、道路は渋滞、スタンドには行列、スーパーも混雑を極めた状態。

 ワンセグを使って何となく映像を見ることは出来ていたものの、テレビの画面で改めて地震の状況を見て絶句した。

まさに地獄絵巻だ。

 金曜のあの時間、自らも大きな揺れを感じ、この世の終わりかと思ったと表現したけど、画面には本当にその世界が広がっていた。

歴史ある街や港が、一瞬にして火や波に飲み込まれ壊滅状態となる。

そして多くの人が犠牲となった。

 港町の人々の生活を支える、恩恵を受けるべきはずの海によって、その町の人が飲み込まれる。

こんな理不尽なことがあっていい訳がない。

災害が起き、犠牲者がでる度に俺は必ず思う。

当たり前で差し障りのないコメントをする気はない。

 こういう事が起こる度、人間の命の重さに重いも軽いも無いなんて、あまりにも無情すぎて思えないんだ。

 何の罪もない、一生懸命日々を生きる人々が突然災害や事件事故によって命を奪われる現実。

 そして、人を欺き、人の痛みを知らず、人の命を軽んじる犯罪者や殺人鬼らがのうのうとこの世にはばかる。

100歩譲っても、俺にはどちらも同じ重さの命だとは思えない。

胸が痛くてたまらない。


時間を追う事に犠牲者、行方不明者の数が増え続けている。

そんな中、世界中から救助隊が日本へ向けて出発している。

救出作業も、まだ危険な状況の中ぎりぎりの所で行われている。

残された人々のため賢明な活動が続いている。

そしてなによりも、被災された地域の人達が自ら復旧のために全力を挙げている。

一人でも多くの人命が救助されるようがんばって欲しい。


スーパーに行けば、日頃災害の準備などしていない人達が、慌てて食料や燃料を買い込む人で溢れている。

残念ながら俺もその一人で。

人間というのは、どうしても大きな代償を払わないと事の重要性に気がつかない生き物だ。

 秋田はほとんど外傷のない被災地であり、東北への物資の流通はそういった地域が後回しになるため、一時的に物不足になる可能性があるという噂を聞いた。

 しかし、それが事実かどうかはわからず憶測の域でありながら、そういう情報に戸惑うのもたしか。

 だからこそ今、これ以上災害が広がらないよう個々に対処するだけでなく、地域との連携で、情報交換や高齢者などのケアに務める努力をしなければならない。

 これだけ大きな災害があったとき、最も大事なのは、ライフラインが復旧した後だと言うことを忘れてはいけない。