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詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

新型肺炎と受験

2020-02-23 22:19:40 | 自民党憲法改正草案を読む
新型肺炎と受験
             自民党憲法改正草案を読む/番外313(情報の読み方)

 新型肺炎問題について、いろいろな報道がある。私は、いま一番心配しているのは、入試である。大学入試、高校入試があるが、とくに気になるのが高校入試だ。大学入試と違って、ほとんどの中学生は、公立と私立の併願、つまり多くて2校しか受験しない。公立だけ受験という中学生も多いと思う。新型肺炎のピークと受験が重なったら、どうなるのか。発症していなくても感染している可能性のある中学生が、一斉にあつまり受験する。感染拡大に拍車がかかるだろう。
 高校受験は、「経済活動」にはあまり影響がない。そのため、新聞報道などを見ても、そんなに大きな扱い(問題)にはなっていないが、「15歳の進路決定」は、その後の人生を左右する。車の生産・販売というような大きな金が動く問題は、そのときの影響は大きくても「取り返し」がきく。しかし、「15歳の進路決定」は、「取り返し」がむずかしい。入試が実施される前に、しっかりと対応を決めておかないと中学生の今後がめちゃくちゃになる。
 私には中学生の子どもも、高校生の子どももいないが、ほんとうに心配だ。連休明けのあす、24日すぐにでも、中学校の「学校閉鎖」が何校の場合どうするかというような、具体的な数字を出して、方針を決定しないことには中学生は不安に突き落とされるだろう。場合によっては、今回にかぎり、「志望校に全員合格」というような大胆な決定が求められると思う。
 3月に入ってからでは、絶対に遅い。
 それでなくても、安倍の対応は「後手後手」である。きっと中学生の受験問題など、安倍の頭の中には入っていないだろう。厚労省も考えていないだろう。文科省は、どうか。安倍の「洗脳教育」のための学校はどうあるかは考えても、中学生の将来など気にしていないのではないか。

 中学三年生を抱えている家庭は、全国民からみれば、絶対的に多いわけではない。けれど、中学三年生は、絶対といっていいほど高校を受験する。ほぼ100%受験する。こんなに大きい「世代横断的」な仕組みというか、催しというものはない。
 これをおろそかにすると、ほんとうにたいへんなことが起きる。
 私には、気が気でならない。




#安倍を許さない #憲法改正 #天皇退位 
 


*

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