詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

台湾海峡と東京オリンピック

2021-06-14 07:55:28 | 自民党憲法改正草案を読む

G7閉幕 首脳宣言 “台湾海峡”に初の言及 五輪開催への支持も

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210613/k10013083281000.html?fbclid=IwAR2IOY1pl3NDFF1FQEg1xoTaTcpvQt3ydnKS2bs5H3cou4CXEpzUUjCxSXE

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NHKがこんなニュースをネットにアップしている。

最後に、新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴として、安全・安心な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催することを改めて支持すると表明しています。
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「改めて支持すると表明しています」とあるけれど、これ以前に、いつG7は東京オリンピック開催の支持を「表明した」のか。
「改めて」の根拠がわからない。
バイデンは4月の会談で、菅の五輪開催へ向けての姿勢を支持したが、これは米大統領個人であってG7ではない。
さらに、このNHKニュースでは「拉致問題」については触れられていない。
先日の読売新聞の報道では、「拉致問題」に関する日本の姿勢、要求に全員が賛同を示した、五輪開催については一人が(バイデンが)支持を示したと書いてあった。
G7なので、7か国(地域)の報道を付き合わせてみないと、実際に何が「合意」されたのかよくわからないかもしれない。
「外交」は、それぞれの国の主張の調整だから。
それにしても。
「“台湾海峡”に初の言及」というのは不気味だ。
台湾との関係は各国によって違うだろうけれど、どの国も中国はひとつ(台湾は地域)というのが基本的な立場ではないのか。
国連には中国が加盟している。台湾は、中国が加盟した段階で、中国代表であることをやめている。
新疆ウイグル自治区や香港とも状況が違う。
台湾問題と言わずに「台湾海峡」という言い方自体が「アメリカの戦略のうさんくささ」をあらわしている。
つい先日、台湾に弁軍が一時駐留したことが暴露されたが、アメリカは台湾を「沖縄化」したいのだろう。
その前段階として「台湾海峡」をテーマにしている。
「台湾海峡」というよりも、太平洋(公海)への進出をどうするか(どうとらえるか)ということだろう。
そのとき、ふたたび台湾の「沖縄化」がクローズアップされるだろう。
ああ、
なんだか「外電」ニュースはまだるっこしい。
菅側近が、「リーク」できないからなのか、「本音」が見えてこない。
 

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