シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

2005年シノワ再発アワードへの道 ~第四章・謎の大観衆

2005年12月27日 | 米サイケ・ガレージ
 さあ、アーニー・ジョセフのアカルマからリリースされているもう一方のアルバムは『SOUTH EAST TOUR』である。
 ジャケット裏をみると、そこには、ウッドストックか?GLAYのコンサートか?・・・・何万人(?)もの大観衆の写真が載せられているのだ!
 そして、「そこで演奏している」というようにジャケットからは推測できる、アーニー・ジョセフの写真も載せられている。
 
 何かのスーパーロックフェスティバルに、アーニー・ジョセフが出演したライブ盤だと思った。このタイトルとこのジャケットからは誰もが当然そう思うだろう。

 だが・・・・・・内容は全然ライブちゃうやん。完全スタジオ録音。
 ややこしいアルバムやなー。

 そういえば、中学のころ「死ね死ね団」のアルバムに『LIVE AT BIG EGG』というのがあるのを知り「インディーで東京ドームでライブやってるなんて、すごいバンドに違いない」と、通販で購入して聴くまで騙されていたことがあった。あれ以来の出来事だ。

 ちなみに音の感じは『confusion』とほぼ変わりない。
 しかし明らかに異質な曲が二曲ある。だが、これはこの物語の核心に迫るところなので、後に詳述することとしよう。

 さて、このアルバムのスペシャルサンクスとして、実はある重要な人間の名が裏ジャケに記されている。
 「Greg Munford」
 この人物名だけでピンときたあなたは、かなりのsac通です・・・・・
 
 ちなみに、このアルバムでのアーチスト名は「Big Brother Ernie Joseph」となっている(前作では「Big Brother feat. Ernie Joseph」)。「内山田洋とクールファイブ」が、「クールファイブ内山田洋」に変わったようなもんなのだが、アーニーにとっては何か深い意味があったのかもしれない。

(続く)



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