朝、娘を幼稚園に送りに行く時に凄い豪雨だった。その途中、本日は休園との連絡が入ったので、引き返した。
一旦帰宅ののち、せっかく休みになったので、娘の中耳炎の通院に耳鼻科に行こうと車で再度出発した。しかし、なんともすごい渋滞。。。
ちなみにこの時点で、市内を流れる椹野川(結構大きい)がだいぶ増水してて、河川敷がだいぶ増水し水没しかけ。
なんか不安になって、娘もこの雰囲気がイヤなんだろうか、おいおい泣き出した。
なので、あきらめてまたうちに引き返すことにした。
帰宅後しばらくして、近所の若奥さんから電話があった。
「うちの駐車場の車が水没しかけてる!」とのことだったので、急いで行ってみると、なんとすでに小さな川が決壊。あたり一面がひざくらいの水で冠水、驚愕した。
もはや川と冠水面の境もわからないキケンな状態だったが、ジャブジャブ進んでお宅までたどり着いた。
いわゆるテレビなどで見る水害の風景そのものだ。
ちなみに状況をわからずに来てしまった業者の車などが立ち往生していて、ちょっと騒然とした感じになってる。
とりあえず、車は高いところに動かせたようでなんとか車は助かったそうで、一安心。トランクから乗り込んだそう。
我が家は前述の椹野川のそばにあって、昔から川がよく決壊してたらしく、古くからの住宅はすべて石垣の上に建っている。
それだけ低い土地にある、いわば水害が起こる可能性の高い地域なのだが、実はこの地域に10年前にショッピングモールがオープンし今に至っている。
この低い土地の水はけをさらに悪くしかねない、いわば広大なコンクリートで覆われたショッピングモール・・・・その危険性は従来から指摘されていたのだが、案の定モール造成に伴って改修した川がすべて決壊するという、いわば都市型の水害となった。
★
若奥さんの家ののち、気がついたらどんどん水かさが増して行ってる。
一応地域の福祉委員なので、急いで一人暮らしのおばあちゃんのところを尋ねてみた。
すでにこのおばあちゃんの家の周りの道路も冠水して、すでに流れの速い川と化していた。すっかり孤島状態になってる。
なんとか水につかりながら家まで行って、少し話をして引き返したが、またさらに水が増してさらに流れも速くなってた。
結局、このおばあちゃん宅には自分が帰ったあとに一気に水が増したということで、おばあちゃんはレスキュー部隊のボートで救出されることとなったようだ。
うちは古い住人なので、家の建物自体は前述のごとく高いところにあって大丈夫なのだが、みるみるうちに周りの道はすべて冠水して、そして孤島化してしまった。
あのまま娘と耳鼻科に行っていたら帰れなかったとこだ。
そしてこの段階でようやく避難勧告が出た。
とりあえず高いとこによけておいた一台の車で、妻や娘や父母が近くの高校の体育館に避難。
数年前にも台風による大雨で避難したが、今回は前回と比べものにならない緊張感があった。
それにしても避難勧告が出たときには孤島化して避難できない状態になってるって、ちょっとなあ・・と。。
災害時ってその全貌を行政がすべてをカバーできるわけではないし、ほとんどは自己判断、地域連帯が重要なんだと痛感する。
また、やはり当事者にとっては、災害の情報が欲しいもの。
しかし、テレビは通常の番組の横に緊急災害用のウィンドウが出てテロップが流れる程度だ。
これは今まで気づかなかったが、番組を打ち切ってでもこういう時はローカルテレビでもが緊急特番をすべきだろうと思った。
★
さて、うちのうしろを流れる椹野川がもう決壊寸前まで来てた。椹野川の流れのうち、決壊するのは、わりと下流に近いうちの後の地点だとずっと言われてきてるのだ。
正直これはアウトだろうと思った。決壊すればちょっとシャレにならない。だがギリギリのとこで水が引いた。
しかし、決壊はしなくともうちのあたり一面は完全冠水。
前述のモール全体が床上浸水で、洋服のはるやまとかモスバーガーとかラーメン屋も床上浸水。
さらに近くにあるラブホテルも半分水没しで、それぞれ全部が広大な湖の中に浮かんでいるような感じだ。
利用客がボートで救出!なんて一般的にはネタ話にもなるんだろうけど、やっぱ当事者になると笑えないものだ。
そして対岸の方もどうしようもない一面の海状態で、車も浮かんでいるようだ。
実は対岸の方はどうも決壊したようで、立地している山口市に水道水を供給する浄水センターに水が流れ込んで冠水した。
だから、タンクの洗浄などで今現在(22日昼過ぎ)も山口市の多くで水道がストップしている。うちはセンターから近くのせいか?非常に水圧が弱いながらも供給されて、恵まれている方だ。
しかし、電話は今だストップしたままだ。
ちなみにとても驚いたのは、うちのあたり一面が冠水しててもちゃんと宅急便や郵便局が配達に来たことだ。
これにはちょっとびっくりした。プロの仕事だと恐れ入りました。
★
夜の9時くらいにはようやく一面の水が引いて、車も通れる感じになり、避難所からうちの家族も帰宅してきた。
しかし、となりの防府市の大災害による通行止めの関係で、山口市から防府に行ける道がうちの前の道だけになったらしく、超大渋滞になってしまった。救援物資(パン)の到着も大幅に遅れたらしいし。
今回防府市で土砂崩れで被害があった場所は自分もよく通るところで、死者も出てしまったとのこと。
全国ではやはり甚大な被害が出た防府市を中心に被災の報道がなされてるが、山口市ではうちの周辺が最もひどいようだ。
テレビでは実はあまり報道されていないが、山口市のうちの周辺では相当戸数が床上浸水している。
一夜明けていろいろわかって来たけど、思ったよりひどい状況で、この付近でも土砂が流れ込んだりしてるとこが結構あるようだ。今日の夕方くらいからは山口市の状況の報道が始まるかもしれない。
★
こういう災害になると川に流され行方不明になる方が必ず出てしまうが、なんでそういうことがおきるのか、今回ようやくそれがわかったような気がした。
冠水部分と川の境ってよくわからないし、そもそも冠水した水って結構なスピードで流れてるし。
そして、こういう冠水は短時間に一気に来る。自然の怖さをまざまざと思い知らされた経験となった。
一旦帰宅ののち、せっかく休みになったので、娘の中耳炎の通院に耳鼻科に行こうと車で再度出発した。しかし、なんともすごい渋滞。。。
ちなみにこの時点で、市内を流れる椹野川(結構大きい)がだいぶ増水してて、河川敷がだいぶ増水し水没しかけ。
なんか不安になって、娘もこの雰囲気がイヤなんだろうか、おいおい泣き出した。
なので、あきらめてまたうちに引き返すことにした。
帰宅後しばらくして、近所の若奥さんから電話があった。
「うちの駐車場の車が水没しかけてる!」とのことだったので、急いで行ってみると、なんとすでに小さな川が決壊。あたり一面がひざくらいの水で冠水、驚愕した。
もはや川と冠水面の境もわからないキケンな状態だったが、ジャブジャブ進んでお宅までたどり着いた。
いわゆるテレビなどで見る水害の風景そのものだ。
ちなみに状況をわからずに来てしまった業者の車などが立ち往生していて、ちょっと騒然とした感じになってる。
とりあえず、車は高いところに動かせたようでなんとか車は助かったそうで、一安心。トランクから乗り込んだそう。
我が家は前述の椹野川のそばにあって、昔から川がよく決壊してたらしく、古くからの住宅はすべて石垣の上に建っている。
それだけ低い土地にある、いわば水害が起こる可能性の高い地域なのだが、実はこの地域に10年前にショッピングモールがオープンし今に至っている。
この低い土地の水はけをさらに悪くしかねない、いわば広大なコンクリートで覆われたショッピングモール・・・・その危険性は従来から指摘されていたのだが、案の定モール造成に伴って改修した川がすべて決壊するという、いわば都市型の水害となった。
★
若奥さんの家ののち、気がついたらどんどん水かさが増して行ってる。
一応地域の福祉委員なので、急いで一人暮らしのおばあちゃんのところを尋ねてみた。
すでにこのおばあちゃんの家の周りの道路も冠水して、すでに流れの速い川と化していた。すっかり孤島状態になってる。
なんとか水につかりながら家まで行って、少し話をして引き返したが、またさらに水が増してさらに流れも速くなってた。
結局、このおばあちゃん宅には自分が帰ったあとに一気に水が増したということで、おばあちゃんはレスキュー部隊のボートで救出されることとなったようだ。
うちは古い住人なので、家の建物自体は前述のごとく高いところにあって大丈夫なのだが、みるみるうちに周りの道はすべて冠水して、そして孤島化してしまった。
あのまま娘と耳鼻科に行っていたら帰れなかったとこだ。
そしてこの段階でようやく避難勧告が出た。
とりあえず高いとこによけておいた一台の車で、妻や娘や父母が近くの高校の体育館に避難。
数年前にも台風による大雨で避難したが、今回は前回と比べものにならない緊張感があった。
それにしても避難勧告が出たときには孤島化して避難できない状態になってるって、ちょっとなあ・・と。。
災害時ってその全貌を行政がすべてをカバーできるわけではないし、ほとんどは自己判断、地域連帯が重要なんだと痛感する。
また、やはり当事者にとっては、災害の情報が欲しいもの。
しかし、テレビは通常の番組の横に緊急災害用のウィンドウが出てテロップが流れる程度だ。
これは今まで気づかなかったが、番組を打ち切ってでもこういう時はローカルテレビでもが緊急特番をすべきだろうと思った。
★
さて、うちのうしろを流れる椹野川がもう決壊寸前まで来てた。椹野川の流れのうち、決壊するのは、わりと下流に近いうちの後の地点だとずっと言われてきてるのだ。
正直これはアウトだろうと思った。決壊すればちょっとシャレにならない。だがギリギリのとこで水が引いた。
しかし、決壊はしなくともうちのあたり一面は完全冠水。
前述のモール全体が床上浸水で、洋服のはるやまとかモスバーガーとかラーメン屋も床上浸水。
さらに近くにあるラブホテルも半分水没しで、それぞれ全部が広大な湖の中に浮かんでいるような感じだ。
利用客がボートで救出!なんて一般的にはネタ話にもなるんだろうけど、やっぱ当事者になると笑えないものだ。
そして対岸の方もどうしようもない一面の海状態で、車も浮かんでいるようだ。
実は対岸の方はどうも決壊したようで、立地している山口市に水道水を供給する浄水センターに水が流れ込んで冠水した。
だから、タンクの洗浄などで今現在(22日昼過ぎ)も山口市の多くで水道がストップしている。うちはセンターから近くのせいか?非常に水圧が弱いながらも供給されて、恵まれている方だ。
しかし、電話は今だストップしたままだ。
ちなみにとても驚いたのは、うちのあたり一面が冠水しててもちゃんと宅急便や郵便局が配達に来たことだ。
これにはちょっとびっくりした。プロの仕事だと恐れ入りました。
★
夜の9時くらいにはようやく一面の水が引いて、車も通れる感じになり、避難所からうちの家族も帰宅してきた。
しかし、となりの防府市の大災害による通行止めの関係で、山口市から防府に行ける道がうちの前の道だけになったらしく、超大渋滞になってしまった。救援物資(パン)の到着も大幅に遅れたらしいし。
今回防府市で土砂崩れで被害があった場所は自分もよく通るところで、死者も出てしまったとのこと。
全国ではやはり甚大な被害が出た防府市を中心に被災の報道がなされてるが、山口市ではうちの周辺が最もひどいようだ。
テレビでは実はあまり報道されていないが、山口市のうちの周辺では相当戸数が床上浸水している。
一夜明けていろいろわかって来たけど、思ったよりひどい状況で、この付近でも土砂が流れ込んだりしてるとこが結構あるようだ。今日の夕方くらいからは山口市の状況の報道が始まるかもしれない。
★
こういう災害になると川に流され行方不明になる方が必ず出てしまうが、なんでそういうことがおきるのか、今回ようやくそれがわかったような気がした。
冠水部分と川の境ってよくわからないし、そもそも冠水した水って結構なスピードで流れてるし。
そして、こういう冠水は短時間に一気に来る。自然の怖さをまざまざと思い知らされた経験となった。
下松の方も道路が川になったりと大変だったけど、そっちはもっと凄かったんですね・・。
R262崩壊もショックだったけど、この写真も地元民としては衝撃です。
こうした事は今まで他人事だったんで、ニュースとか見ても正直「大変だな~」くらいの感覚だったけど、これからはその認識も変わりそうです。
とりあえず無事でなによりです。落ち着いたら久々にお会いしたいですね。
萩市内は、一部道路が冠水して通行止めになったり、一部が停電したぐらいでしょうか?
旧町村部の被害が(床上浸水とか)あるようです。
自然災害って人間の無力さを感じずにはいられません。
私もR262崩壊はかなりショックです。
以前も避難してたし、今回も…って心配してました。
チビちゃんもまだ小さいしねぇ。
怪我がなく何よりでしたね。
しかし… 明日からまた豪雨になりそうです。
ご用心を。
気がついたらすっかり秋らしくなりましたねえ。
サイケさま
北国はすっかり秋の気配かと存じます。
留守にしていたせいもあって、最後に送っていただいた放送分を逃してしまいました。すみません。。
またの機会に再送いただければ幸いです。
そういえば、最近は何か北海道で地震が多くありませんか?
昔は北海道は台風がないという話でしたが、最近はそうでもないですものね。
5 Forさま
もうやや前の話になってしまったけど、このへんは本当にすごかったですよ。
5 Forさんも知ってると思われる、うちの近くの新しく架かった橋のたもとの集落が本当に甚大で、2メートル以上は冠水したようです。それぞれのお宅も本当に気の毒な感じでした。
ちなみにうちの近くの冠水した水は、車から漏れてたのか、すごい油の臭いが充満してました。
今度お会いした時には詳細にお話しします。近々連絡しますです!
ぢゆん様
大雨の当日も仕事が複数入ってまして、さすがに取りやめになりましたよ。その後も遠方から来られる方が来れなくなったとかで、いろいろ取りやめになったりとかちょっとした混乱がありました。
ちなみにうちはS京高校に避難でしたが、娘は友達もいて大喜びの様子でした。
その後、ボランティアで防府に行かれた方から聞いたんですが、予想以上にひどい状況だったそうです。
ああ、でも今度はインフルエンザですねえ。。。
私の職場はこのすぐ近くにあり、同じく駐車場が冠水しました・・・。
椹野川の決壊(自転車道の決壊)も目の当たりにしたのですが、本当に怖かったです。
とりあえず、お互い無事でよかったですね^^
こんばんは。はじめまして。ご近所さんですね!
局地的なローカルネタもあるブログですので、またよろしくおねがいします。
もう半年前の出来事になりましたよね。
実はこれも御存知かと思うのですが、川沿いの道路の拡張工事が始まってまして、工事にはあの大雨のことの教訓なんかも考慮に入れてるみたいです。
あのあと、このあたりもとある雑誌の取材を受けたりしまして、自分の写真が掲載されたりもしたんですよ。
まあ最前線でしたし、そういう写真も撮れたんです。
ちなみにあの日、この付近でお仕事の方々は本当に大変な目に逢われましたよね。車が水没された方も多かったようですし。
あれ以来、自分もなんかの時にはすぐに逃げられるようにはしてあります(苦笑)