もともと体はそう丈夫じゃないので、健康には気を付けているし、医療関係の番組はよく見るほうだ。
先日も、NHKスペシャルで新型インフルエンザを扱った『シリーズ 最強ウイルス』というのをやっていた。3連休でのんびりしていたのだが、ぞっとするような内容だった。
ちなみに「パンデミック」とは、一つの感染症の世界的大流行のことである。
トリ同士でしか伝染しなかった高病原性のインフルエンザウイルスが変異を起こし、ヒトへも伝染した場合、世界で最悪1億人が死亡してしまうのではないか、というもの。もちろんこれには地域差はあるものの、日本でも死者200万人、とも言われているそうだ。
いつ起きるのかは不明ながら、起きるのは確実とのこと(東海大地震みたいだ)。
予防にはワクチンが有効ながら、いざ起きてしまえばパニックみたいになってしまって、接種どころじゃなくなってしまうかもしれない。われ先に、と押し寄せるだろうけど、テレビでも言っていたように、子供を優先すべきだろうと思う。ある程度生きた人間には、諦めてもらうしかない。
それと、タミフルもいいけれど、これまた取り合いみたいになってしまうかもしれない。医療用医薬品だから、病院で処方箋をもらわないと入手できないのだが、いざとなったら超法規的措置がとられるのかも。
そこで覚えておくといいのは、漢方薬の麻黄湯(まおうとう)というのが、初期のインフルエンザにはタミフルと同程度に有効だということ。薬局で普通に買えるので、常備薬としておいてもいいかもしれない。
とはいっても、温かくして寝ているのが一番。前にも言ったように、ひき始めに出る熱は、ウイルスを殺すために必要なものだから、よほどだるくない限り、無理に下げてはいけない。
それから、当たり前の話だけど、セキやクシャミが出る場合はマスクを。これは礼儀の問題。
ウイルスは宇宙からやって来たものだ、という説があるらしい。生物と無生物の中間の性質を持っているから、そう考えられているようだ。
この真偽はともかく、ウイルスというのはDNAあるいはRNAのみからなっている。つまり体自体がプログラムみたいなもんだ。ひょっとしたら、この星・地球が熱くなりかけた時、変異を起こし、原因となっている生物(今回の場合、人間)に感染してその個体数を減らし、地球の状態を元に戻すよう〈プログラム〉されているのかもしれない。暴走する生物に対する〈お目付け役〉みたいな…またまたSFみたいな話だが。
ただ、人類が進化をし宇宙を目指すのも、体の中のDNAの仕業、という説明もあるようだし、あながちデタラメでもないのかも。
ともあれ、ウイルスだって自分の棲み家(宿主)を失うことは避けたいはず。だから、ヒトあるいはトリを全滅させることはしないだろうと思う。まあ、いざという時は、運を天に任せるしかないのだが。
そして何度も言うけれど、やることはやれるうちにやっておいた方がいいのだろう、と。
…内容が内容だけに、ちょっと深刻になってしまいました。
しかしああいう番組見ると、NHKもまだまだ大丈夫だって思える。