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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

「人生は皮肉」

2005-01-30 08:16:18 | ショートショート
ひとりの男がいた。年は25,6。背が高く、ハンサムで、スポーツ万能で、頭も良くて、しかも人間ができているときてる。一流大学を出て、これまた一流企業でバリバリ働いている。少々気が小さいのが難点であるが、そのほかは完璧。つまりは、おムコさんにしたい男性ナンバーワンなのである。
きょうこそは、と思い、男は意中のOLに胸の内を打ち明けた。するとOLは答えた。「あら、そんなのダメよ。彼女に悪いわよ。彼女いるんでしょ?」
またか、と男はあえなく引き下がった。学生の時も、高校の時もこうだった。いや、その前もそうだったような気がする。

ひとりの男がいる。年は47,8。背が高く、ハンサムで、スポーツ万能で、頭も良くて、しかも人間ができているときてる。一流大学を出て、これまた一流企業でバリバリ働いている。
きょうこそは、と思い、男は意中のホステスに……。
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ケータイ

2005-01-23 11:44:12 | エッセイ
例えば電車の中、人のケータイが煩わしいのは、会話の半分しか聞けないため、その相手の話を推測しなくてはならないからだ。疲れている時など、いや疲れていなくても、そんなことに頭を煩わされたくない、というのが、周りで聞かされている人間の本音だろう。
もう一方では、話を聞いていないフリをしなくてはならないということ。電話というのは、仕事の話であっても当事者間のものであるから、他の人は基本的には聞いてはいけない。それを聞かせておきながら聞いていないフリをさせるのだから、やはり必要性があるものであっても、早々に切り上げる方がいいだろう。
まあ中には聞いててほほ笑ましい話もあるのだが、「今電車の中だから」と言ってケータイを切った人に出会ったのは、今までで確か1回しかない。

さて、カメラにテレビにナビ付きにと、ケータイもずいぶんと進化してきた(ラジオ付きもあったかな?)。髭剃りや、缶切りなどの七つ道具を付ける、というような案もあるそうだが、さてさてどこまで行くのやら。
ますます便利になっていくケータイではあるが、昔の人類が持っていた「野生の勘」みたいなものが衰退していくとすれば、それはそれで危険なことなのかも知れない。
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「愛の語らい」

2005-01-16 09:50:46 | ショートショート
F「ねえ、私のこと好き?」
M「いや……大好きさ」
Fはクスッと笑った。

F「ねえ、私のこと大好き?」
M「いや……大々好きさ」
Fはまたクスッと笑った。


F「ねえ、私のこと大々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々
  々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々々
と、ここで<OMエラー>が出た。

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ご挨拶

2005-01-09 17:38:55 | エッセイ
紀貫之の『土佐日記』ではないけれども、他人(ひと)もすなるブログというものを、我もしてみん…というわけで、ちょっと始めてみることにしました。
ブログといってもいろいろあるようで、どれがいいやら悪いやらよくわからなかったのですが、とりあえず目に入ったので、このgooにしてみました。
エッセイとショートショートとを交互に載せていく予定ですが、ネタ切れになると困るので週1回、おそらく日曜日にしか更新できないと思います。こう書いている時点では、世の中で誰も期待はしていないはずなのですが、もし途中で目に止めてくれた人のために、ここに書いておきます。

ところで挨拶と言えば、この時期は年賀状ですが、印刷だけ、というのも結構見受けられます。それでも、写真やら文章に何か工夫があればいいのですが、ありきたりの絵にありきたりの文だけだと、この人には主張というものがないのか、とも思うし、あるいは、こちらのことどうでもいいと思っているんじゃないかと勘繰ったりもします。
せめて手書きでひと言添えてあると、正月早々、寂しい気分にならずに済みます。このところ台風やら地震やら続いており、どこでどう命を落とすかわかりません。伝えたいことがあれば、それができるうちにやっておいた方がいいのではないでしょうか。まあこれは、年賀状に限りませんが。

初回にしてはちと長くなりました。どこまで続くかわかりませんが、よろしくお願い致します。
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