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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

アルジェリアからの報に接して

2013-01-27 18:51:55 | 時事
 皆さんの所ではどうか知りませんが、電車の中や街中での仕事の話には注意するよう、ウチの会社からは御達しが出ています。社内事情や秘密情報が漏れてはいけない、というのが趣旨。

 アフリカ・アルジェリアの石油プラントで、日本人10名が犠牲になりました。残念ながら理不尽な死に方をする人はこの世にたくさんいると思いますが、今回もその一つ。ただ表に出てこない理不尽の方が、断然多いことでしょう。
 日揮という会社は一般の人にはあまり馴染みがないのですが、犠牲者の中には、知り合いの知り合いのそのまた知り合いくらいはいるかもしれません。
 だから、内輪の話ではあっても、日揮の話をする際には気を付けないといけないだろうと思います。聞いている人の中には、被害者と関係ある人もいるかもしれないのだから。

 今回の件に限らず、噂話は慎むべし。どこで誰が聞いているか、どこをどう回って本人の耳に届くか分からないから。
 だから、会社の衆と出張する際、新幹線の席などできるだけ離れていたい。どうしても仕事の話になって誰に聞かれるか知れないし、何より面白くないから。

 犠牲になった方々、そのご家族・お知り合いも気の毒である一方、生き残った方々も精神的に辛かろうと思います。
 おそらく新政権の対応も、試されるところ。
 

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Sometimes miss you.

2013-01-20 13:54:35 | 女の子
 たまには柔らかい話題も。中国でちょっとだけモテたという、半分は自慢話。

 北京を何回か訪問していると、接待の流れで何人かしてスナックに行くことがある。(もちろん仕事は仕事でちゃんと)
 初めて入ったとある店で、そこのママさん(おそらく40前後)からえらく気に入られて、店にいる間ずーっと寄っ掛かられることがあった。卓球の福原愛ちゃんに似たかわいらしい人だったので悪い気はしなかったが、僕ら帰る際にはなぜか泣き出されて、こちら少々困ってしまった…というのが数年前のこと。

 去年は去年で、秋に別のスナックで一人の女の子(ハタチ過ぎ)にこれまた気に入られてしばらく話をし、どうしてもと言うんで電話番号やメルアドを交換することになった。どうも他の同行メンバーには、そんなことなかったよう。いい人に見られたか。
 南方系のぽっちゃりした子でなかなかかわいらしく、中国語はもちろん日本語も英語も達者ななかなかのインテリ。日本帰ってきてからもクリスマスや新年の時など英語あるいは日本語でメールのやりとりをしていた。(僕としては英語の勉強にもなる)
 12月には再会し、一緒に和食食べたあとその子の店へ。ちょっと散財してしまったのは事実。

 その子から先日夜、「元気ですか? 時々恋しく/会いたくなります」という意味の英語メールが来てこれまた困った。どちらかというと男勝りのような子だったし、表情見えないんで判断難しいながら、仕方ないから国際電話掛けて少し話をし、数日悩んで合気道姿の写真を送ってあげた。
 そしたら「カクイね! 好きです!」(原文ママ)と今度は日本語で返事。どの程度で言っているのか不明ながら、50も過ぎて若い子から「好き」と言われるのも悪くはない、と思っていた。
 そのあとまたメールのやりとりしていて、僕が「まだまだ寒いのでカゼひかないようにね」と入れたら「○○さんて本当にいいね! いい父ね!」と来た。30も離れているんだ、父親みたいなものかもしれない。

 …人がモテた話聞いても、面白くも何ともないかもしれない。
 ただ、中国人だからといって、若い女の子だからといって、見下したりしないのがいいのだろうと思っている。参考まで。
 マジメな話をしつつ、時々冗談を言う、そんな感じ。ちょっと口説きめいたこと口にすると、笑いながら「これがあるからダメでしょ!」と薬指に指輪の付いた僕の左手を取る、そういう関係。
 あるいは、無精ヒゲもないしパリッと背広着ているしているし、日本人ということで尊敬されているのかもしれない。
 あと日本の女の子の話もあるんだけど、長くなるのでまた改めて。

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甘鹹苦酸旨

2013-01-13 10:29:18 | 科学/考察
 年末の大掃除で、賞味期限をとっくに過ぎた古ーい非常食(ビスケット)が出てきた。家族を代表して毒見したところ、食べられないことはなかったが微妙に味がくすんでいたので捨てることにした。
 ビスケットは比較的乾燥しているから腐ることはないにしても、経時変化と言うのか、やはり劣化はするものであるらしい。

 普通、食べ物が腐ると酸っぱくなる。これはいわゆる腐敗菌の活動により、物が酸性化するため。酸味自体はフルーツやヨーグルトなどのようにおいしく感じられる場合もあるが、腐敗しているかどうかの目安にはなる。
 フルーツでも甘い場合、それは栄養となる糖分であるから、体は拒否することはない。人口甘味料という、栄養にならない甘味というのもあるけれど、ウマいと感じるのはそのせい。動物に食べてもらって種を遠くへ運んでもらうための、当該植物としての戦略ではある。
 逆に毒物は苦いことが多い。アルカロイド等の毒物自体が苦いのか、あるいは苦く(不快に)感じるよう動物の舌が進化したのだとも言える。子供は特に苦いの苦手だが、それはまだ健康であるから。大きくなってバランス崩れてくると心地よくなるものらしい。
 塩辛いもの(鹹味)については体液の濃度調整に必要な塩分であるから、体の状態によってはおいしく感じるようになっている。酒をたくさん飲んでおしっこたくさん出した後のラーメンがおいしいのは、その一種。
 旨味については言うまでもない。体に必要なアミノ酸であるから、ウマく感じるのは当たり前。(「甘い」と「旨い」は同じ語源じゃないかな)

 まとめるとこうなる。
  甘・・・栄養となる糖分。快
  鹹・・・体液調整用。時に快
  苦・・・基本的に毒であるが薬にも。大人になると快
  酸・・・基本的に腐敗のサイン。場合によっては快
  旨・・・栄養となるアミノ酸。快

 食べたことはないけれど、タデ食う虫も好き好き、と言う。その虫はきっとタデをおいしく感じていることだろう。
 結局、動物の体ってのはうまく出来ているものだと思う。病気とかで、あれ食べちゃダメこれ飲んじゃダメってのがあるけれど、体が欲しているものであれば、それは体にとっていいものであるんじゃないかという気はしている。もちろん、食べ過ぎ飲み過ぎは禁物だけれど。
 ちなみにもう一つ「辛味」というのがあるが、これは痛みの一種であり、味蕾というより痛点が感じるているものであるらしい。

 さて冒頭の毒見であるが、おなか壊さずに済んだのは良かった。ヘタすりゃ正月を棒に振るところだった。例えば9月の「防災の日」にでも非常食の点検でもするか、と思っているところ。
 

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休日の過ごし方

2013-01-06 10:23:05 | エッセイ
 
 9連休も今日まで。年末年始の特別行事(年賀状、大掃除、初詣)のほか、普段の休日は新聞読んだりテレビ見たりしている。

 学生の頃から、新聞は丹念に読むことにしている。経済や国際などもちろん苦手な分野はあれど、いろんなことが分かるというのはいい。特に下の部分の書籍や雑誌の広告を眺めるだけでも、いい“勉強”になる。それから知らない言葉をあとで調べるというのも楽しいもの。
 年末年始はまた面白そうな特番が多かった。その中でも元日の『徹子の部屋』と『ほこ×たて』は良かった。前者では在りし日の石原裕次郎や美空ひばりの姿が見られ、遠い存在ではあるがすごく身近に感じられた。
 後者は吉田式鉄球が強化ガラスと引き分け、中河内君の超合金がまたしてもドリルを破った。しかし敗れた㈱不二越の堀さんて人には“哲学”が感じられ、倉科カナがぞっこんだったのも理解できる。
 とは言っても新聞とテレビだけでは人生もったいない。それら読む/見るのは早めに切り上げて、何かもっと有意義なことしたい、というのが今年の目標。
 
 それと昔から、休みの間はヒゲ剃らないことにしている。だから正月だっていうのに無精ひげ(白い方が多いんだよね)。仕方ないけど明日の朝にはサッパリと剃ってまた仕事。
 余談ながら、定年になって仕事やめたらヒゲ伸ばし放題にしたいと思っている。その頃にゃ真っ白になっているだろうけど。

〔冒頭の写真はEテレ『0655』の「たなくじ」。この場にておすそわけしておきます〕

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