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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

映画の楽しみ

2012-02-26 10:15:30 | エッセイ
 
 もともと見るのは大好きだが、たまにはひとり映画で非日常を味わうのもいいかと思い、去年の夏から毎月1本は見るようにしている。好みがバレバレになってしまうが、今日はその話をば。
 曜日によって、あるいはドライバー割引で1000円で見られるというのもあるし、新聞の夕刊に佐藤尚之という人の「映画館へ行こう」てなコラム広告が載ったこともある。
 なお、土日は混むんで、行くのは基本的に平日の夕方。それから、いくら迫力があるとはいっても、3Dは目が疲れるんでやめている。
 
 見たのは、『SUPER 8』『神様のカルテ』『まぼろしの邪馬台国』『ステキな金縛り』『タンタンの冒険』『リアル・スティール』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『ALWAYS 三丁目の夕日'64』。

 お金と時間と使って見に行くわけだから厳選するのはもちろんながら、中でも良かったのは、三谷幸喜『ステキな金縛り』と山崎貴『ALWAYS 三丁目の夕日'64』。
 今度の金曜日に日本アカデミー賞の発表があるようだが、前者は優秀賞の一つになっているようだし、最優秀とってもいいくらい。(他の4本は見ていないんだけど)
 『ALWAYS』は相変わらずいい。茶川家や鈴木家はもう親戚みたいなものだし、何かあるたび、泣けて仕方なかった。まだ2月だけど、来年のアカデミー賞の有力候補にはなるだろう。

 劇場ではないけど先日テレビで『アバター』をやっていて、都合いいことに一人で楽しむことができた。内容・映像ともにうまく出来ていると思ったし、基本は開拓者と先住民(アメリカやオーストラリア)の話であり、「ナウシカ」や「ラピュタ」を思わせる箇所も見られたのは皆さんもご存知のとおり。
 ついでながら、先週は「NHKアーカイブス・新八犬伝」というのも懐かしく見ていた。残念ながら最後は地震速報になってしまったが、8つの珠を巡る話にしろ怨霊が出てくると空が暗くなるという場面にしろ、「ドラゴンボール」の下敷きになっているかも、と思った次第。

 そうそう、その昔「けんみん映画祭」というのを静岡・七間町の映画街でやっていて、3000円ほどで名作を何本も見ることができた。
 土曜の夜はオールナイトになっていて、頑張って見ていたものだが、いやー、今じゃとても無理。
 

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麻黄湯で何とか

2012-02-19 08:20:39 | 実用
 
 ここ静岡はほとんど雪は降らないものの、この冬は特に寒さが厳しいらしい。そのせいか、今年に入って2回もカゼをひいてしまった。(高熱は出ないので、一般のカゼだと思う)。
 今年の花粉症が始まったか、木曜なんかくしゃみと鼻水とが出て仕方なかった。カゼも抜け切っていなかったんで、もうヘロヘロ。(カゼの時は花粉症は出ないもんだと思っていただけに、これは意外だった)

 背中ゾクゾクするようなひき始めは葛根湯がいいのだが、いつまでも抜けきらず、胸やらのどの奥やら上腕やらが、何かばい菌に侵されたようにイヤな感じの残ることがある。つい先日までそういう状態だった。
 仕事休んで温かくして寝ていればいいのだが、なかなかそうも行かず、薬飲んで何とかすることになる。で、経験的にそういう時は「麻黄湯」という漢方薬が、僕の場合よく効く。1,2回飲めばかなり良くなる。

 症状も体調も人それぞれだから一概には言えないけれど、僕と同じような体質であれば、麻黄湯はいいかも。なお、前にも書いたように、麻黄湯はインフルエンザ初期にも有効らしいから、常備しておくと何かと安心。
 カゼにしろしろ何にしろ、こういう時はこの薬と、だんだん自分で分かってくるもの。年の功、というか。ただ言えるのは、飲んでみておいしいと感じられるか、おなかゆるくなったりしないか、というのはポイントになる。(まずく感じられたり下痢したりすれば、その漢方は合っていないと考えていいようだ)
 ともあれ、カゼやインフルエンザ、嘔吐下痢症、あるいは花粉症の方、お大事に。

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『デザインあ』も面白い

2012-02-12 09:29:27 | エッセイ
 
 何か他の番組を見るはずが偶然目にして、家族でハマっている。土曜の朝7時から15分間、Eテレでやっている『デザインあ』。

 いろんな形の椅子やコップが出てきたり、シャツや家具を分解してみたり、はたまた、押しボタン式信号機や、電車に乗るためのホームの白線などの機能を愛でたりと、8つほどのコーナーで次々見せてくれる。おそらく一流のデザイナーやクリエイターが手掛けているのだろう。
 『美の壺』や、最近見ていないけど『シャキーン!』とはまた違った面白さで、普段使わない頭の部分が刺激されてとてもいい。(こういう番組、NHKならでは)
 まあ実際に見てもらうのが一番なのだが、番組HPでもある程度楽しめるので良かったらどうぞ。

 ところで、どこかの知事が「画面汚い」とか言っている大河ドラマ『平清盛』。どろどろした宮中の様子と対比しての清盛の出世物語として、僕は楽しんでいる。
 

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島田市のがれき受入れ

2012-02-05 10:13:02 | 時事
 
 全国的にどの程度のニュースになっているのか知らないが、静岡県の島田市で、去年の大震災時の津波により生じたがれきを処分するという話が進んでいる。そのうち試験焼却が始まるそうだ。
 放射能汚染のない岩手県のがれきだそうで、被災地の復興に役立つのなら、進めた方がいいと考えている。ただ賛否両論あるようで、ちょっと整理しておきたい。
 なお「がれき」と言っても、現地で手のひらに乗るほどの小さなチップにまで破砕されてから運送されるようだ。

 まずは放射能。津波の被害により発生したがれきとのことであるから、きちんと校正された測定器により複数回測定され、確かな基準値以下であれば、何ら問題はなかろうと思う。
 単純な「放射能怖い」は論外のこと、「見えないから怖い」も、ちゃんと測定器があるのだから。ヒステリックに騒ぐのは大人げないこと。

 やっかいなのが風評被害。こればかりは数値がいくらクリアされても防ぐことはなかなか難しかろう。農家の人たちにとっては死活問題かも。
 5年ほど前だったか、宮崎県で鶏インフルエンザが発生したことがある。当時の東国原知事がきちんと対応したおかげで、地鶏は今でも当地の名産品として売れているようだ。
 このように対応次第で、あるいは放射能が測定管理されているということで、さらには「がれき処理に協力しているあの島田の産だ」ということで、島田のお茶や静岡のお米の評判が逆に高まる可能性も、充分あるんじゃないかという気はしている。

 静岡であれば大地震が危惧されているわけだし、1000年に一度の豪雨で大井川が大氾濫することだってあるかもしれない。そこまで考えめぐらせば「お互いさま」なのではないか、と。
 いずれにせよ、想いの詰まった家屋や家具が元であることには違いない。「処分してやる」ではなく、神社やお寺のように「供養してあげる」という態度の方が、きっと望ましいのだろうとも思っているところ。

 〔写真は島田市のHPより〕

コメント (2)
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