へなちょこかいご

アルツハイマー型認知症・80代の母との暮らしで思う事。
母は2021年秋に亡くなりました。父の事も少し。

靴も新しくしたけれど

2016年10月20日 | 日記
先日、汚れた母のバッグを、新しい、似たタイプに替えておいたら

気づかず使っていた話を記しました。

新しいバッグ探しの時、同時に母の靴も探していました。

何年かはいた靴(合成皮革)の外側、小指の付け根が当たる辺りに亀裂が入って来たと

気にしていたので、新しいのを買おうと、

一緒に買い物に出た際、靴売り場で試し履きして、これにする? ときくと、

「何? いらないよ」

ほらここに亀裂が入って来たから、新しいの買う事にしたんだよ。

「いらないいらない。これ死ぬまで履くから」



いつもこう。

「穴開いた」「壊れた」「何もない」

と言うから、じゃあ見に行こう、となり、いざとなると

「そんな事言ってない」「買わなくていい」

となります。

でもまた

「穴開いた」「壊れてた」「何もない」

の繰り返しで、着たり履いたりする事はない。

面倒なので、母がデイの日に1人で見て回って買う事が多くなりました。

靴もそうする事に。

亀裂が入った靴は、メーカーの古いタイプのようで、店頭にはありませんでした。

新作は、あまり母の好みではない…。

バッグ同様、何店か見て、これというのがなかったため、ネットに変更。

すると、今迄のと同じ物がありました。

これでいいや。

購入。

数日後、届いたので、古い靴と置き換えておきました。

そして買い物に出る時、その靴を履いた母。

「あれっ」



お?! 新しいと気づいた?! と思ったら

「きつい。私の靴どれ?」

それだよ。

「ああそうか」



新しいので履きにくかったのでしょう。

ですが、そのまま出発。

何のコメントもなく。

途中、歩きながら、

その靴きつくない? ときいてみました。

「きつくないよ」



それなら良かったです。

何も言いますまい。