Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

葉山・夏散歩

2014-08-02 21:34:17 | その他

今日も熱帯性気候の一日になる。大船に住むDさんを葉山の一色海岸の近くにある家で整体を受けないかと誘ってみた。整体を受ける前に「日陰茶屋」付近にある「しなそば 小浜」でお昼を一緒にと思ったが、Dさんは午前の仕事が尾をひいていて間に合わなかった。Dさんとは診療する家で直接合流する約束をして、合間を「しなそば 小浜」「三條屋小池陶器店」海辺の小さい社「須賀神社」でプチ・葉山旅を楽しむ。

「しなそば 小浜」では「ワンタン麺」を注文する。家系以前には正統だったあっさり味の昔風中華麺をモットーとしている店らしく近頃は人気が上昇している。「日陰茶屋」というセレブな名所の近くにある上品な庶民食堂としての地位は高まっているようだ。肝心のお味だがこの店はスープの出来にバラつきがあるようで、今回は醤油のもっさりとした単一外皮に覆われていてスープの中にある成分が生き生きと勇躍していない印象を受けた。

この「小浜」の脇には小さい氏神様の社がある。8月の声を聞いて急にコーラスが高まっている蝉達には、この放置感の色濃い社の到るところが脱皮を繰り返す為の最適場所だ。アブラ蝉の抜け殻をいくつも見かける。

「小池陶器店」ではしばし主人との雑談、陶芸界の古い話題で盛り上がる。店の欄間に飾ってあるあの乞食(こつじき)歌人山崎方代の書などは湘南の「日陰茶屋」御用達らしい小池陶器店らしい宝物である。先代の主人が方代の酒代の代わりに等価交換したものと笑って語っている。雑談料の対価としてここでは魯山人の蟹絵写しらしい飯茶碗を買う。葉山らしい寄り道の後はDさんと合流する。

整体は各々一時間とする。指圧ともマッサージとも少し異質な関節技がミックスしたユニークな整体術を受けると持病の脱腸がおなかの方へ戻ってくれるからしばしの快適感をまっとうできる。Dさんも左半身の骨盤がずれているとの指摘を受けて重点的に整体したら治療後は元へ戻ったようで喜色満面の様子だ。

整体後の脱力状態を抜け出して夕暮れの散歩は「ギャラリー蓮」の蓮畑を見学。ここは相鉄ローゼンの横にある地主の所有地の一角だ。蓮は真夏の早朝が花時!という言葉どおりで蓮如的壮観には程遠い時間帯だが、その一端くらいは楽しむこともできた。Dさんとは次回、梅の枝を剪定でもするときにまた整体を受けようということで一致する。


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