Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

ひさしぶりの高級おやつ

2013-07-05 21:58:02 | 
ドクター桜井さんが座間の部屋のジャズサウンドを聞かせてほしいということで、先週の週末にやってきた。そのときの手土産が赤坂「とらや」の最中だった。「とらや」といえば羊羹も最中も伝統の高級品で通っている。氏が伊勢原へ遊びに来た時は小田急電鉄の子会社が経営している「HOKUOU」というパン店で売っている特製ラスクのお土産が定番だった。それも美味いもので参集した皆さんのおやつとしてはいつも好評だった。佐々木トーシロさんが持参してくる自宅に近い横浜駅界隈デパ地下名物として名高い「ござ候」の今川焼と双璧の我が家における人気おやつである。しかし今回のお土産はなんだか高級すぎて恐縮してしまう。「とらや」の羊羹も葛きりも最中も都内を離れてからは、しばらく口にする機会がなかった。有り難く頂戴してその練成した餡子のアートを堪能させてもらうことにする。

一人で全てというわけにも行かないから、友人諸氏へ少しづつお裾分けする前に色違いの味を楽しんでみた。茶色の生地が小豆粒入り餡、ピンク生地が白餡、しろ生地がコシ餡である。さすがに各々の味は優劣がつけ辛いくらいに濃厚で丁寧に練りこんだ豊かな餡の味がする。自分の嗜好では「梅ケ香」という名前のついた白生地最中が好きである。今週にかけて在宅時のおやつは一日おきのペースでこの最中を一個づつ煎茶の友とすることができた。無論、最中を乗せる小皿の質感にも気を使う。ある日は美濃地方のプロの手になった織部の角皿、次の日は唐津のアマチュア陶芸家の板皿、そして翌日は金沢・大桶焼の中村長阿弥作飴釉菓子皿等を持ち出す。皿を意識するようなレベルを持ったお菓子が登場したせいか、沈静気味だった陶磁器漁色衝動が湧き上がったような気がしている。

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