Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

GRAND STREET STOMPERSの画像・続き

2012-03-07 21:39:20 | JAZZ
恵比寿駅の近くに「ホワッツ・ディッケンズ」というアイリッシュ・パブがあった。有名な英国の小説家ディッケンズのお化け屋敷を模したキッチュなインテリアのお店ながら、チャージも取らずに注文するドリンク類、おつまみ類も全てカウンターへ出向いてキャッシュ交換というドライなシステムがさりげなく地についていたせいか、付近の代官山あたりにあるお澄まししたカフェバーなどの間隙をついて繁盛していた記憶が残っている。
都内での仕事が終焉してかなりの時間が経っているせいもあって、その店が未だ営業しているか否かその消息はわからない。この店が今も続いていれば毎月一回のある日の晩にトラッドジャズの楽しいライブが行われているはずで、また寄ってみたい気持になっている。プロとセミプロのトラッド系ジャズメンが入り乱れて演奏していると先陣をきってダンスを始めるカップルの常連客が登場する。そこへ在日外資企業へ勤めているグループ客も輪に加わって老若男女が明朗なスイングジャズの名曲(例えば「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」みたいな超有名曲)に合わせて即興ダンスを繰り広げる。これを眺めながらおしゃべりしたり、演奏者のソロプレイに耳を傾けるのは、いつもハッピーなよい後味を残してくれたものである。先日のブログで紹介したYOU TUBEの画像への感動を反芻している時に想いだしたのが、「ホワッツ・ディッケンズ」で味わった同質の感情である。
あとで調べて分ったことだが、小柄な東洋系アメリカ人をリーダーとする「GRAND STREET STOMPERS」バンドは路上派だ。駅ホーム、街路、ビルのエントランス、どこでも彼等の音楽は雑踏の恍惚を生み出す。日本でもこうしたバンドがどんどん生まれるとよいと思って、続きの画像を紹介してみたい。


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