![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/a9/ac3bba7523b0cab593946674a3a69f28.jpg)
たまにラジオ亭に来てくれる都内からのお客さんがいる。Fさんもその一人だ。Fさんは大森付近にお住まいで都心のジャズを流すカフェをよく巡っている。映画とライブハウスの最新動向はこのFさんから教わることが多い。そのFさんが面白いお土産を持って来てくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/44/cc3df9dc8d64e8cd0a6656a258c7efb5.jpg)
一つは新宿のジャズカフェの草分け的有名人DUGオーナーの中平穂積さんの写真展が11月11日から西荻窪の二軒のライブハウスと居酒屋で開かれるという案内のポストカードだ。ポストカードの写真はモノクロでかのジャズ史の巨匠セロニアス・モンクが店をバックに佇んでいる珍しいもの。オーナーの中平さんは1960年代に渋谷の道玄坂の中腹を右に上った百軒店という飲食街の中で「DIG」をオープンしている。この店は暫く渋谷にあったが新宿駅東口の二幸ビルの裏手に引越ししている。今でもロールキャベツを名物としている洋食店「アカシア」の入ったビルの二階にかっての「DIG」はあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/8d/fecaf52b760299567eb6e34e036f9e1d.jpg)
ポストカードの写真に写ってる店が見覚えのある新宿「DIG」じゃないと思っていて眺めていたら気がついた。これが伝説的な「DIG」の渋谷店ということに。残念ながら私のジャズ喫茶徘徊は既にスタートしていたが地元の横浜がやっとで、新宿、中央沿線はもう少し後のことになる。表記によると1963年という写真でセロニアス・モンクカルテットが来日した時のものらしい。左の背後のサングラス黒人がテナーサックスで当時、モンクのアーティスティック且つ間合いの深い破調なピアノとの同調で苦労させられた形跡のあるチャーリー・ラウズその人だ。私が渋谷徘徊を始めた時期には二人の背後に見える「DIG」はロックジャンルの音楽喫茶「オスカー」の店舗に変身していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/ce/ce6353e5b27fc498adc8fb6d6e94a212.jpg)
今は亡き妻が大学の仏文科で同級な上、とても仲良しが女学校の幼少時から死ぬ迄続いていたSさんが妻にプレゼントしてくれたレコードがあった。セロニアス・モンクカルテットの赤いジャケットのCBS盤のLPである。これを聴いて少し掠れたざらつきのあるテナーサウンドを発するチャーリー・ラウズという魅力のテナーマンを知ったことは、今振り返るととても意義深いプレゼントであったことに感謝しなければならないと思う次第である。中平穂積さんの写真展は一度、新宿駅前で拝見しているが、西荻窪の大衆酒場「サレカマネ」というオノマトペ風な珍名の店で、特に1960年代の空気や既視感を味わってきたいなと思っている。
営業日のご案内 10月20(金)21(土)22(日) 平常営業 但し21日のみ3時開店 になります。
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一つは新宿のジャズカフェの草分け的有名人DUGオーナーの中平穂積さんの写真展が11月11日から西荻窪の二軒のライブハウスと居酒屋で開かれるという案内のポストカードだ。ポストカードの写真はモノクロでかのジャズ史の巨匠セロニアス・モンクが店をバックに佇んでいる珍しいもの。オーナーの中平さんは1960年代に渋谷の道玄坂の中腹を右に上った百軒店という飲食街の中で「DIG」をオープンしている。この店は暫く渋谷にあったが新宿駅東口の二幸ビルの裏手に引越ししている。今でもロールキャベツを名物としている洋食店「アカシア」の入ったビルの二階にかっての「DIG」はあった。
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ポストカードの写真に写ってる店が見覚えのある新宿「DIG」じゃないと思っていて眺めていたら気がついた。これが伝説的な「DIG」の渋谷店ということに。残念ながら私のジャズ喫茶徘徊は既にスタートしていたが地元の横浜がやっとで、新宿、中央沿線はもう少し後のことになる。表記によると1963年という写真でセロニアス・モンクカルテットが来日した時のものらしい。左の背後のサングラス黒人がテナーサックスで当時、モンクのアーティスティック且つ間合いの深い破調なピアノとの同調で苦労させられた形跡のあるチャーリー・ラウズその人だ。私が渋谷徘徊を始めた時期には二人の背後に見える「DIG」はロックジャンルの音楽喫茶「オスカー」の店舗に変身していた。
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今は亡き妻が大学の仏文科で同級な上、とても仲良しが女学校の幼少時から死ぬ迄続いていたSさんが妻にプレゼントしてくれたレコードがあった。セロニアス・モンクカルテットの赤いジャケットのCBS盤のLPである。これを聴いて少し掠れたざらつきのあるテナーサウンドを発するチャーリー・ラウズという魅力のテナーマンを知ったことは、今振り返るととても意義深いプレゼントであったことに感謝しなければならないと思う次第である。中平穂積さんの写真展は一度、新宿駅前で拝見しているが、西荻窪の大衆酒場「サレカマネ」というオノマトペ風な珍名の店で、特に1960年代の空気や既視感を味わってきたいなと思っている。
営業日のご案内 10月20(金)21(土)22(日) 平常営業 但し21日のみ3時開店 になります。
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