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Rainy or Shiny 横濱ラジオ亭日乗

モダンジャズ、ボーカルを流しています。営業日水木金土祝の13時〜19時
横浜市中区麦田町1-5

大井競馬場フリマに行く

2013-04-13 16:58:40 | その他
大井競馬場の駐車場でフリマの開催があることを新聞記事で知った。土日の連続開催らしい。好き者のトーシローさんにも早速連絡して同行を約束したのだが、横浜駅での待ち合わせする改札口の解釈がお互いの間で違っていたようだ。残念ながらけっきょくすれ違いになって単独行になる。京急線の立会川駅を降りたのは久しぶりだ。母親の兄が戦後ずっと付近の大井町に住んでいた。叔母さんもこの付近で小料理屋を開いていたから、まんざら無縁の場所ではない。自分にとっては叔父さんにあたる人だが、その叔父さんのお通夜が立会川であった時だから、既に10年以上経っている。競馬場の外周に駐車場があって、無味乾燥な荒涼感を消す計らいで付近には良い雰囲気の隣接公園もあったりする。

肝心のフリマを訪れた印象だが、ここも川崎競馬場のフリマと並んで漁場に例えるならば場荒れ感が酷い。売り手も買い手も共にすれている。アマチュアが素朴に家庭の処分品をもって来ているかっての雰囲気は希薄である。引越しや倒産の余波で出た新ものジャンク風を抜け目なく運びこんでいるセミプロ風業者が多くを占めている。重ねて在日アジア人向けの古着マーケットにもなっているみたいで、こちらは時の勢いというものに援護されて安物衣料品が活発に売れている気配だ。1枚300円均一古着への人だかりが結構多い。そうした隙間で狙いの趣味的希少品を掘り出すことは、場所とのマッチングが悪いせいか不利な形勢である。本日のゲット対象は二分野と決めてやってきた。一つはガーデンの鉢植えをセットする鋳物系の古めなフラワースタンドである。もう一つは音楽部屋の古風照明に関連したステイとか真鍮のバラ売り金具類だ。こういうものは投売りの幸運に出会うこともあるので、丁寧に物色して歩くことにする。

少し寒いくらいの天候だが、日差しもあってフリマ散歩には格好の土曜日である。どこか家屋の解体時に引き取ったものだろうか。ステンドグラスに銅金具を骨組みにしたゴツイ照明具にも目を奪われる。しかしステンドグラスのカッティングと色合いが自分好みではない。

ここにはいくつか、解体時流出と思われる壁取り付け用の真鍮製照明具などもあるが、どれも重くていかついものばかりだ。その中に金具の塗装色がターコイズブルー、色ガラスはアンバーというのがやや気にいった。大山照明製の昭和期のものだ。ドイツ料理屋だろうか?ラブホテルだろうか?前使用の場を想像するが判断できない。しかし無骨感にも係わらず色調の対比が気にいった。値段を確認したら、3000円との答えだ。一声負けろと言ったら2500円に下げて妥結する。目的とは少しずれてしまったが、これは屋外に面した庇の中でアームでも支柱に添えて照らしてみたら中々良い照明になるかもしれない。これがかなりの重さになって、帰りの川崎寄り道散歩など、全てが億劫になって中止することになってしまった。