書名 :ミリオネーゼの手帳術
著者名 :佐々木かおり
出版社 :ディスカバー21
刊行年 :2003/12/25
日付 :2006/03/14
定価 :1,300円
入手法 :図書館
読書ペース/分:2.17P
評価:◎
今月 11冊目 今年 40冊目
【書抜き】
*「スケジュール帳」は、夢を実現するためのツールである。
*生きているということは、自ら変化することができるかどうかである。
*私がスケジュール帳を使うのは、時間という目に見えないものを、目に見える状態に変化させるためのひとつの方法だからである。目に見えるようにした上で、時間の存在を具体的に確認し、自分がもっている時間を有効に活用していきたいからである。
*スケジュール帳とは、「人生プランを立てるための、日付時刻メモリ付きメモ用紙」なのである。
*与えられた時間を楽しんでいるか?今私は自分に満足しているのか否かは、その人の考え方ひとつで決まる。与えられている環境も、周りにいる人も、皆同じでも、それをどうとらえるのかでいくらでも変わるのだ。
*成功者というのは、成功するまでやり続けた人、成功しなかった人と言うのは、成功する前にその仕事をあきらめてしまった人。
*私は、やりたいことがいっぱいあるし、約束事もいっぱいある。だから毎日、物事をいかに簡単、シンプルにすることが大切かを考えている。
*わたしたちは全員、毎日一つが三〇分というブロックを四八個もっている。この一つ三〇分、四八個の積み木をどんな風に並べるのか。どのように名前をつけて分類して使うのか。三〇分というコマで、自分が何を考え、何を実現させ、どのようなアウトプットをつくるのかを計画する。
*バラバラな情報を自分の行動計画ノートに入れる、つまりスケジュール帳は、一元化された自分のアクションプラン表であることを、もう一度カラダにしみ込ませてほしい。
*書くときのルール
・最初と最後の時間を決めて、始まりの時刻など記憶しておくべき時刻はマルで囲む。
・その案件で必要な時間帯すべてには縦線を、はじめと終わりには横線を引く。
*スケジュール帳のよいところは、実は、メモ欄の少ないところ。メモ欄が大きいと、そこについつい書いてしまって、行動計画に入ってこない。
*頭の中で何かを考え、結論づけたときに、「何を、誰が、いつまでにやるのか」ということを明確にして、考えたことと具体的な行動や日程とを結び付けて考える習慣をつける。そんな訓練の場が、スケジュール帳ともいえる。
*一秒を粗末にする人は時間に恵まれない。何が時間の無駄遣いかといえば、同じことを考える時間なのである。
*相手のあるものは、時間の最初と最後をしっかり書き、自分がやるべきことは、すべてチェックボックス付きで書き入れておこう。
*決めて、書き、実行する。スケジュール帳が、あなたのコーチなのだ。
*信頼をつくる方法は、自分で約束をつくり、自分で約束を守ること。そして必ず守るために、プランナーに書く。なんとシンプルなのだろうか。
*手帳を使いこなす「簡単な10のノウハウ」
①約束したら、その場で、日時を決めて書き込む
②書き込むときに、時間の初めを○で囲む。
③時間の最後は、横線を引いて、終了時間を明確にする
④自分がやると決めたことはすべて、やる時間を決めて書く
⑤やることリストの頭には□をつけて、チェックする
⑥考える時間も、スケジュールに組み込む
⑦できなかったことは、やる日に移動させて書く
⑧提出日や発表日を確保したら、そこからさかのぼり、やることリストを時間表に埋めていく
⑨すべての行動計画を一冊にまとめる
⑩いつも持ち歩く
【コメント】
*イー・ウーマン社長、佐々木かをりさんの手帳術。
「時間管理で一番大切なのは、自分自身がハッピーになること。」という信念をもった佐々木さんらしい手帳活用術がシンプルに具体的にわかりやすく書かれている。
*「スケジュール帳とは、人生プランを立てるための、日付時刻メモリ付きメモ用紙なのである」というのはいい表現である。
*「決めて、書き、実行する」これがいちばんシンプルな手帳術である。
*この本の中で「わたしは自分で、佐々木のノウハウを終結したオリジナルスケジュール帳を作りたい!という強い願望がある。」と書いているが、その後その通りオリジナルスケジュール表を販売している。夢を確実に実現している彼女の行動力には感心する。
*この本を契機に、PDAから手帳への回帰をした。
能率手帳のキャレルを購入。佐々木式手帳術を参考にしつつ、ハッピーになるための時間管理をしていきたい。