書名 :千円札は拾うな
著者名 :安田佳生
出版社 :サンマーク出版
刊行年 :2006/01/25
日付 :2006/03/28
定価 :1,200円
入手法 :図書館
読書ペース/分:3.53P
評価:◎
今月 23冊目 今年 52冊目
【書抜き】
*なぜ千円札を拾ってはいけないか。
それは、千円札を拾うと目線が下がり、他のものが見えなくなるから。
*常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。
*「頑張らないで成果を上げる」やり方を見つける努力をしなければならない。
*勤勉の対極にあるのは、「怠惰」ではなく「不変」なのだ。
*仕事のやり方を劇的に変える方法を見つけることが、成長である。
*「本郷猛」を鍛えてはいけない。
*成長できる人間は、間違った階段を上がらなかった人ではない。間違えたと気づいた瞬間に、躊躇せずに今いる階段から飛び降りることができた人なのだ。
*ビジネスは、頑張って努力して百メートルを9.5秒で走るより、まったく別の方法で百メートルを5秒で移動したものが勝つ世界なのだ。
*何十倍、何百倍という投資効率を生み出す可能性があるのは、人材と情報、そしてブランドだけだ。
*今や「オシャレ」は、「流行や価値観の変化を敏感に察知し、自分をよりよく変えていく」という姿勢の現れであり、その人の「変化値」を見極めるとてもよい指標となっている。
*「捨てられるものの量」がその人の「変化値」を決めている。
*いまの自分に似合う服を着るのではなく、オシャレな服のほうに自分を合わせていく事が大事だ。
*人生においてもっとも大きなリスク。それは、周囲の人の常識に流されて、本当のリスクを自覚しないまま生きていくことだ。リスクのない人生などこの世に存在しない。
【コメント】
*㈱ワイキューブ代表、安田佳生氏の著書。
「千円札を拾うな」というインパクトのあるタイトルに目をひかれた。
なぜ、拾ってはいけないのか?それは、千円札を拾うと目線が下がり、他のものが見えなくなるからである。要するに目の前の千円を捨てること、常識を捨てるとで変化し、成長することを目指している。
*物事の本質をついたメッセージが詰まっている。「本郷猛を鍛えてはいけない」「オシャレな服に自分を合わせる」等面白い発想も多い。