愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論PHP研究所このアイテムの詳細を見る |
書名 :愚直に実行せよ
著者名 :中谷巖
出版社 :PHPビジネス新書
刊行年 :2006/05/08
日付 :2006/08/08
定価 :800円
入手法 :図書館
評価:◎
今月 2冊目 今年 151冊目
【書抜き】
*一番重要なのは、リーダーたるべき人が「え~。そこまでやるの?それは凄い!う~ん」と周りの人々を唸らせることだ。
*現実に人を動かし、世の中を変えることのできるリーダーは、自分の信念を「愚直に」「地道に」「執拗に」実行に移す人である。
*すぐれたリーダーになるための4つの資質
①「志」がある。
②ビジョンと説明能力がある。
③愚直な実行力がある。
④「身をもって示す」姿勢がある。
*日本の強み---それは「現場の当事者意識」である。現場に当事者意識を持たせ、現場の力をうまく結集できれば、信じられないくらいの力が出るのが日本人だ。
*自分の「修行」によってどれだけの「壁」を乗り越えることができたのか。「自信に満ちたリーダー」は、おそらくはこのプロセスを経ずしては生まれてこないのではなかろうか。
*深い「人間理解」に到達する方法は一様ではないだろうが、「試練に満ちた人生経験」と「個人的体験を昇華し、普遍化するための知的作業」が役に立つ。
【コメント】
*中谷巖氏のリーダーシップ論を説いた本。
*リーダーシップの基本は、①高い「志」があること、②明確なビジョンや戦略を持ち、③変革実現に向けて愚直に実行する粘りがあること、④リーダーが理想現実のために「身をもって示す」ことである。
*そのなかでも、どんな素晴らしい「志」があり、どんなすばらしいビジョンや戦略があったとしても、最後の最後に効いてくるのは、「愚直な実行力」である。
これには同感だ。ただし行なうは難しだが・・・