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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

いよいよ音声(iBooks Author制作日記37)

2013-07-13 18:08:36 | iPad版制作日記

電子コミック【ナナのかぼちゃパン】の制作は、やっと音声のオーサリングにとりかかろうという段階。

今回、音声はいつものようにFLASHのタイムラインに沿って配置すればオーケーというわけにはいかなくて、アニメと音声の同期の微調整に悪戦苦闘することになりそうです。

【ナナのかぼちゃパン】の制作に取り掛かる前に、「iBooks Author」では音のファイルはAACオーディオ(.m4a)を使うことは確認済みでした。2012年5月8日のブログ「続々・iBooks Authorを試す」で、そのあたりのことを実際に動作チェックしながら試したことを書きました。

あれから1年以上経ってしまった...( ̄▽ ̄;)。

ご存知のように、「iBooks Author」にHTMLウィジェットを配置してFLASHアニメを動かしているわけです。
ところがFLASHでライブラリにm4aファイルを読み込むことができなかったので、音声・サウンドだけは後で(HTML5に書き出し後)、JavaScriptで追加することにしました。

【ナナのかぼちゃパン】の1ページ目のように、ベーカリーの画像があってその上にポッポッとふきだしが表示され、それと共に音声再生するくらいの簡単なシーンだけなら上記のやり方で楽勝なんですけどね。

でも雄作がナナに説き聞かせるシーンのように2000フレームを超えるようになり、さらに雄作とナナが交互にしゃべるようになると、後からJavaScriptで音声を同期させるというのはかなり困難な気がしてきました。

そんなわけでこの最終段階にきて、かなり細かくて時間のかかる作業を強いられることになりそうです。

さきほどトイレで考えていたら、『これで何とかいけるんじゃないか!?』というアイデアが閃きました。


 1.まず音声をMP3ファイルでFLASHに読み込み、口パクと同期させる。これで音声再生と口パクアニメのスタートが合ってさえいれば、喋り始めてからはぴったり合うはず。

 2.次に、FLASHでふきだしが表示されるフレームナンバーとフレームレートから、音声スタートの時間(秒数)の目星をつけ、HTML5に書き出し後、JavaScriptのsetTimeout関数でAACオーディオファイルを再生する。


実際にやってみたらずれてしまったり、やはり時間のかかる微調整が必要になるでしょうけど、あとは気力で同期させるのみ。

『よし、これでいこう!』




いま、「続々・iBooks Authorを試す」にリンクを貼ろうと去年のブログを見ていたら、9月20日のブログ「iBooks Author制作日記8」に、さきほどトイレで閃いたアイデアが書かれていました。

う~ん、だいぶ頭がボケちゃったかなぁ...(´・_ゝ・`)。





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2 コメント

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なるほど (ゆーせー)
2013-07-14 10:33:12
やっぱりストーリーボードがあると全体が見えますね。

自分もストーリーボードを作ってから製作したほうがいいんでしょうけど、そこまで考えれないんですよね。

ふ~ん、勉強になりますね。
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いつもは雑ですが (Shig)
2013-07-15 15:27:42
自分がストーリーボードを使うようになったのは、他のIT関連の仕事の影響なんですよ。

もともとマンガを描くときにはめちゃめちゃ雑なネームで済ましてたんですけど、いろいろな仕事の提案時にストーリーボードを描くようになって自分のマンガにも取り入れるようになりました。

でも基本は怠け者なので、iPad縦向き用コンテンツとして掲載するのでなければ手を抜くかも(=^_^=)。
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